<ひまわり通信 74> 暑い夏!!!かき氷や冷たいものが恋しい季節ですが…

シャリシャリのかき氷
ぐるぐると誘うソフトクリーム
氷の入ったキンキンに冷えたアイスコーヒー
過冷却ぎりぎりの缶ビール!!!
暑いとついつい手が出そうになりますが、
ご用心ご用心!!!
人間の外側はある程度冷やしても大丈夫ですが、
内側(特に消化管の臓器たち)は冷やされるのが嫌い、なのだと思います。
人間は恒温動物で(体温を一定にしようといつも頑張っています!)、
自律神経さんたちが各器官を守っているのに、
「どうして、冷たいものを食べたり飲んだりするの?」と彼らの悲鳴が聞こえそうです。
この暑さ、わかります。
でもね、なるべくだったら、体に優しく、お願いします。
そして、脱水予防に水分摂取も必要ですが、
飲水の「量」には気をつけてください。
がぶがぶ、ゴクゴクと飲まず、ちょびちょび、適量を摂ってください。
人間の体では、ほとんどの水分が小腸から吸収されるといわれていますが、
1分間に10〜15mlしか吸収できないのです。
ですので、イメージとしては「点滴」のぽたぽたと血管に入っていく感じで、
ちょびちょび飲んでください。
高齢は方は、水分摂りすぎると心臓に負担がかかってしまうことがありますし、
お薬を服用されている方は、水分摂りすぎちゃうと薬物血中濃度が下がり、
ちゃんと忘れずにお薬を飲んでいるはずなのに、お薬が効かない事態が発生します。
また、これだけは覚えておいていただきたいのは・・・
すごーく汗をかいた、ダラダラ汗が出た、という時には、絶対!!生水だけ大量に飲まないでください!!!
命の危険があります!!!
吸収されやすい、少し塩分や糖分の含まれているものも良いでしょうが、
あまり糖分の多い甘いものだと、「高血糖」となり意識を失いこともあるので、これまた注意です。
もし、不安があれば、いつのもかかりつけの先生に相談してみてくださいね。
基本は「ゴクゴク」ではなく、あまり冷たくないものを「ちょびちょび」です!!!
適切な水分を取りながら、今年の暑い夏、乗り切っていきましょう。