<ひまわり通信 62> WOW! 予期せぬことが起こるとき
毎年毎年、夏が暑くなっている気がします。
そして、「線状降水帯」なるあまり聞きなじみのなかった言葉がTVで繰り返され、
そのせいで、大雨の被害がたくさんの土地で起こっています。
被害を受けられた方々はご苦労も多いと思いますが、心からお見舞い申し上げます。
どうぞ、復旧作業で熱中症などになりませんようにご自愛ください。
人間の人生には、時に予期せぬことが起こりますよね。
天災もそうですが、病気やケガも
「思っても見ない時」に起こります。
私の97歳の叔母が最近いっていました。
「みんな『転ばないように注意してね!!』というけど、好き好んで転ぼうとする人はいないのよ!!」と。
そりゃそうだよね。
でも、何かの前触れもなく、困難な出来事が起こってしまったときは、
難しいけれど、
その状況を、まず受け止めていくことが第一歩のような気がします。
受け止めることができて、そして解決策を考え始めることができるのではないか・・・と。
そうして考えることで、可能な限りの良い解決策が思いつくのかもしれません。
そのためには、事実を受け止め、相談したりして情報を集めるのも大切だと思います。
ついでに言うと、『相談する』というのは、一旦頭でまとめたことを人に伝達するという作業なので、
相談された人がすごくいいアドバイスをしてくれる、というより、話しているうちに自分の中で整理ができ、
自分で良い解答に気づくことができる!!メリットがあるのです。
ですので、相談や情報収集の過程を経て、事実を受け入れて前を向けるまでの時間をできるだけ短くできるといいな、というのが精神科医の願いでもあります。
暑い夏、それぞれの夏、乗り切っていきましょう。
もちろん、悪いことばかりでなく、絶対に!!いいことも起こっていると思いますので、
良いことも忘れないように覚えておいてくださいね。(どこかにメモしたりして・・・)
なんだか、とかく人は悪い印象の方が強烈で脳に残しがちなのです。
良いことは、特に頑張って、記憶にとどまれ〜!!って感じで。
PS: すご〜く暑いので、バックナンバー ひまわり通信51「脱水予防」のところもお時間あったら参考にしてくださいね。