<ひまわり通信 61> 6月!もう半分?あと半分?

 
光陰矢のごとし!よく言ったものですよね。
2023年ももうすぐ折り返し地点です。

そして、新型コロナウイルス自体は独自の進化を遂げている中、
5類に分類されたことで、
社会的には変わりつつあり、
先日も日本老年精神医学会が4年ぶりに横浜でリアル開催されました。

横浜は慣れ親しんだ土地だったはずなのに、
謎の都市型ロープウェイがビルの谷間にぐんぐん飛び交っていて、
「なんじゃこりゃ??」と
びっくりしました。

本当に時の流れは速いです。

ところで・・・
お腹の動きは、はやすぎず、遅すぎず、ちょうどいい!がいいですよね。

便秘のお話しの続きです。

大腸のポリープやがんや、大腸の炎症ではないと確認するのは大切と前回お話ししましたね。
そういうのじゃなかったけど、まだ便秘かなという時、。

2017年の慢性便秘のガイドラインによると

排便回数が少ないのか?
排便に困難さを感じるのか?

に分けて整理して考えていくようです。

また、生活環境の中での原因を考えていくと・・・

食事の変化 食事量が少ない(そもそも便のもととなる食事の量が少ないと出ませんよね)

      繊維質が不足している(でも、わかめとか海藻ばっかり食べると甲状腺が悪くなることも注意ですよ!!)

      水分が足りない(水分はもしかしたら制限のある方もいるかもしれないので、主治医に聞いてみよう)

運動不足(腸をいい感じにゆすってあげよう)

薬からの副作用(抗うつ剤、抗精神病薬のほか、いろいろな薬の副作用に便秘があり、飲んでいる薬の確認は必要ですね)
そして、以前、何かの病気で開腹手術を受けたことがあることも便通の通過の妨げになることがあります。

対策としては・・・

腸内フローラに良い食事(腸内細菌の栄養になる繊維質とオリゴ糖とか◎でもバランスの良い食事がやっぱり大切です)
朝食をしっかりとる(胃ー結腸反射というのがあり、胃にものが入ると結腸の蠕動運動が活発になります。)
こまめな水分補給(取りすぎにも気をつけて!)
同じ時間にトイレに行ってみよう(でも5分以内でトイレから出てね。便座は座りすぎないで)
ラジオ・テレビ体操やウォーキング、インナーマッスルを鍛える(特に腸腰筋)

出そう出そうと頑張りすぎない!(リラックスして自律神経を整えよう)

上手に下剤の力を借りよう(様々なタイプの下剤があるので、合うものを見つけよう)

最後に、ぜひ皆さんに知っていてもらいたい!のは、
 「ウォシュレットの水圧は優しく!」です。

さて、いろいろ書きましたが、便秘はいろいろな原因が組み合わさっていることも多いので、
もし主治医の先生がいれば、遠慮なく相談してみるのがベストだと思います。
便の状況はとても大切なものなので、恥ずかしがったりする必要はありません。
大半の便秘は、良くなるものですよ!!