<ひまわり通信 58> 春は三寒四温!!

 
そろそろ早い桜は小田原でもきれいに観られるようになりましたね。
お花はえらいですよね。
自分の咲く時期がわかってしまうわけですから。
昔、生物の時間に、気温の寒暖差で判断していると習いました。(懐かしい!)

今年は桜が咲くのはやいかな?と思いますが、
ただ単に「暖冬」とは言えないようです。

桜の開花に必要なのは・・・一定の「寒さ」らしいのです!(暖冬だと実は開花が遅れるとか…)

桜は、前の年の葉が茂るころ花芽を形成します。
そして暑い夏を過ぎ、秋には、花芽は「休眠」し、桜の葉は紅葉し、落葉します。

冬に入り、一定期間の寒さを経験すると、花芽は開花の準備をし始めます。
これを「休眠打破」といいます。

「休眠打破」!!なんて素敵な響きなんでしょう。

桜の花は寒さをばねとして、目覚め、開花の準備をし、見事に咲くのです。
厳しい寒さも必要なのです。

感動しました。

本当にお花はえらいです。

精神科医として、なんとなくすぐ、人間の生き方になぞられてしまいますが、
私達も寒さ(いろいろな日々のストレスかな?)に負けず、
いやいや、むしろそれがあるから目を覚まし、「打破」していけるのかな・・・
そうだといいな、と思いました。

ストレスの観点から言うと、
「ストレスは悪いもの!」という思い込みが、むしろ気持ちを苦しめるらしいのです。
あまりひどい、命に係わるくらいのストレスは、軽減していかなくてはなりませんが、
「ストレスがあったから、成し遂げられる」ことも
ありかもしれませんね。

説教くさくなってしまいました。

花を楽しむときに、「休眠打破」を思い出してくだされば嬉しいです。
お体を冷やさないようにお過ごしくださいね。

参考にさせていただいたのは:www.dk-iikurashi-navi.comでした。