<ひまわり通信49> 2022年6月 病気の予防の話



今日は、本題に入る前に、びっくりしたお話を少々。

本当に何歳になっても知らないことは多いのだな〜と感動しました。

というのは、私たちの地区で活動している「しもふなかコンパス」という団体の通帳をいよいよ作ろうということになり、
銀行に手続きに行きました。記入すべき書類が渡されて、上から順々に記載していきました。
すると代表者名:小林博子
と書き込んだ下には

「実質的支配者名」を記す欄があるのです。

『なんだこれは?実質的支配者とは?代表者とは違うのか?誰のこと?』と考えているうちにこの漢字のオンパレードに圧倒され、
笑いが止まらなくなってしまいました。ハートをがっしりとわしづかみにされた気分。
すごいネーミング!!実質的支配者!!なんか悪の帝王とかゲームのラスボスをほうふつとさせる迫力がありました。

でも、あとで調べてみたら、銀行などで法人や団体が通帳を作るときの普通の用語みたいなんですね。知らなかったな〜。
面白いですね。

さて、本題です。

病気の予防を論じるときは、医学的な厳密な意味で用いる場合と一般的にお話しするときの場合と少し違いがあるので
注意したほうがいいのでは?と、先日しもふなかコンパス定例会で皆さんと討議をしていて改めてそう思いました。

病気の予防は医学では3段階に分けられます。

一次予防:絶対に病気にかからないようにする
二次予防:病気になるのを遅らせるようにする
三次予防:病気になってしまっても進行を遅らせるようにする

特にほとんどのタイプの認知症は、一次予防は現代の医学では極めて難しいと思います。
ですので、特に二次、三次予防に力を入れていくことになります。
そして、(予防の範疇かわかりませんが)認知症になっても明るい気持ちで生活する社会をみんなで作ることが出来たら
それを四次予防と呼びたいな、とか考えています。

偏見なく、困った人や事にすっと手を差し伸べる、そして差し伸べられた手を感謝してさっとつかむ、みたいな感じ。

まだまだやるべきことがいっぱいありそうです!