<ひまわり通信 47> 2022 4月 新学期



皆さん、こんにちは!
気温の乱高下が激しいこの頃ですが、お元気でお過ごしですか?

世界中のいろいろな困難があるなかでも、近くにある何でもない日常の日々を、
なるべく大事に生活していきたいと思っています。

そんな中で、クリニックで患者さんとお話しさせてもらっていると、
ハッとさせられることも多いです。

ここではとあるH先生についてお話ししましょう。


「先生は悩みはありますか?」
今日、H先生は唐突に尋ねられました。
鋭く切り込んでくるquestion…

「はい、それは、いろいろありますよ。」
と答えるH先生。本当の事です。「い〜ろいろあります。胃がいたくなるほど。」

「へー、先生はどうやって乗り越えていますか?」
またまたストレートな質問に戸惑うH先生。

「うーん・・・一生懸命考えることですかね・・・」ゴニョゴニョ・・・。
『考えても、考えても、答えの見つからないこともたくさんありますが。』という言葉はごくんと飲み込んだのでした。

彼女とH先生は知り合ってもう20年近く。
彼女は本当に大きな病気をいくつも乗り越えているのに明るくて、正直で、H先生の方が元気をもらっている様子なのです。
最近は料理や掃除も上手に段取りができるようになって・・・素晴らしいです。

H先生はそこでふと考えたというのです。
『私は、何かを、本当に頑張っているのか?』

私もH先生と同じように、ぐるぐる悩むのでした。

また、別の患者さんはこんなことをつぶやいたのです。
「ひまわりの種をまいてみようかな〜って思っています。」

「まぁ!素敵ですね。ひまわり、お好きなんですか?」

「はい。それに、ウクライナの応援、何もしてあげられないけど、せめてひまわりを植えて花を咲かせてあげたいな!」と。

ブラボー!!人生は、素敵です。


時に人間は自分の言っていることが1番正しいなんて勘違いして横柄になったり尊大に構えたりしてしまうことがあります。
でも、(自分の反省も込めて)それは違います。
自分の知らないところも含めて、いつだって誰かに助けられたり、力を貸してもらったりしているのです。
できるだけ謙虚に、感謝を忘れないように・・・と願う今日この頃です。


皆様、お体を冷やさないようにご自愛してお過ごしくださいね〜!!