<ひまわり通信 31> 「か〜さん」のお話



寒暖の差が激しいこの頃ですが、いかがお過ごしですか?
一雨ごとに暖かくなってきてくれるのでしょうね。

花粉症の方も、もうひと踏ん張りです。
乗り越えていきましょう。
症状がひどい時には耳鼻咽喉科かかかりつけの先生にご相談くださいね。

さて、今日は3つの「か」、「かーさん」の話です。

何年か前に産婦人科の先生に母子保健で、「初めてお母さん、お父さんになって悩んでおられる方向け」に
お話ししてもらえないか?と宴会の席で言われて、
いいですよ、とお返事して、いつ正式に連絡来るか?と話す内容を用意して待っていました。
でも…いくらたっても、いまだにオファーはないままに…。

それはいいのですが、
この話は、親と子の関係だけでなく使える人間関係のコミュニケーションの技では?
と思いましたので、紹介してみたいと思います。

一つ目の「か」: からだと目線を子供に向ける
二つ目の「か」: かたりかける
三つ目の「か」: かわるがわる話す(交互に話す=会話する)

一つ目のか・・・スマホを見ながら、とか、忙しく何かをやりながら…ではなく、話すときは体を話す人に向け、目を見てはなす。
        (医療でも医者がコンピューターに打ち込みばかりして患者さんの顔を見てくれない…とか)
        
二つ目のか・・・こちらから、語り掛ける。「あなたに関心がありますよ」というアピール。

三つ目のか・・・一方的に注意する、ガミガミいうばかり、とかではなく、相手の話も聞く、かわるがわるキャッチボールする。
        教えてやる、とか、あんたのために言ってやるんだから、というばかりでなく、相手の気持ちにも耳を傾ける。

いかがですか?
何これ?当たり前じゃん?といわれるかもしれませんが、基本で大切なことだと思います。

親が子供に、という時には愛情に裏打ちされたものとなるでしょうけど、
他者との人間関係を築く技術として(例えば接客業、窓口業務、医療・福祉関係、お隣さんとのトラブル回避…など)使えるのではないかと思いました。
コミュニケーションの技を知っていると、冷静に落ち着いて対処できるようになると思います。

ぜひ、なにか、ピンときた方は使ってみてください。
どんな人間関係にも使えそうですよ。