<ひまわり通信11> 池の中の鯉を数えろ!〜可視化のすすめ〜 2019年9月1日

みんな、人間ですから、悩むこともあると思います。
そんな時、どのように対処していますか?
いろいろと考えてしまって、堂々巡り・・・
もう考えるのはやめようと思っても、気が付くとまた考えていた・・・とか。
同じことばかり、出口の見えない無限ループにはまってしまうと大変ですよね。
心理の方では、それは
「池の鯉を数える」ことに例えられます。
えっ?何ですって?
これからそれをお教えしましょう。
池の鯉は自由に泳いでいますから、じっとしていて数えさせてくれません。
「いち、に〜、あっ行っちゃった・・・」とすごいことになってしまいます。
それでも数えなくてはならないとき、どうしますか?
いちばん正確な方法は、もうひとつ別の水槽を用意して、一匹一匹大切に取り出して数える、ということです。
そうすれば動き回る鯉を追いながら、見えにくい池の水に目を凝らして苦労することはないのです。
つまり、頭の中でごちゃごちゃになっている考えを整理するためには、いったん、外に取り出してみればいいということです。
それはどうすればいいのでしょうか?
紙とペンを用意して、書き出してみるのです。
すごく単純な作業ですが、とても効果的な方法です。
@ 不安や心配の場合
まず不安と心配を書き出して、名前を付けてみる。
その不安や心配は・・・いつはじまったか?
どこではじまったか?
どのようにしてはじまったか?
どうすれば解決できそうか?
何が解決の邪魔をしているのか?
誰にならそうだんできるか?
A どっちにしようか?と悩むとき
表を作ってみる

そして、比較検討してみる
いかがですか?
頭の中の鯉は、数えられましたか?
大事なのは、きちんと書き出してみる、可視化してみるということです。
そして可視化することで、客観的な判断ができるかもしれないのです。
書き出してみると、自分で悩みを読むことができる。
そうすると自分が自分のカウンセラーになれる。
もしも大切なお友達が、今紙に書いてある問題をあなたに相談してきたら、どう答えてあげられますか?
その答えこそ、今のところあなたのベストな答えかもしれません。
この方法を知り、だまされたと思って実践してみると、案外すっきりするかもしれませんよ!