吉野直子さん
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★ ディスコグラフィー ★
Last update : 2000/08/26
★Debut Solo Album 1988年発売
『アラベスク』
SONY SRCR-9164(再発)
- C.ドビュッシー(H.ルニエ編)「アラベスク 第1番」
- C.ドビュッシー(H.ルニエ編)「アラベスク 第2番」
- C.サルツェード「古代様式の主題による変奏曲」
- F.リスト(H.ルニエ編)「愛の夢 第3番」
- A.ルニエ「いたずら小鬼の踊り」
- M.ファリャ(グランジャニー編)「スペイン舞曲 第1番」
- F.リスト(H.ルニエ編)「夜鳴ぐいす」
- M.トゥルニエ「朝に」
- A.ハチャトゥリアン「東洋的な踊り」
- A.ハチャトゥリアン「トッカータ」
- O.レスピーギ(グランジャニー編)「シチリアーナ」
- I.アルベニス(マクドナルド編)「ザラコーザ」
- C.サルツェード「つむじ風」
- F.リスト(H.ルニエ編)「ためいき」
名曲を集めた吉野直子さんのデビューCD。若々しい勢いのある演奏です。
★2nd Solo Album 1989年発売
『ハープのためのソナタ集』
SONY SRCR-9165(再発)
- ロゼッティ「ソナタ 第6番」(S.マクドナルド版)
- マヤーニ「ハープのためのソナタ」
- タイユフェール「ハープのためのソナタ」
- クシェネック「ハープのためのソナタ」
- フーディ「ハープのためのソナタ」
- C.P.E.バッハ「ソナタ ト短調」
吉野直子さんの良さは、こうした形式美を持った楽曲のほうが引き立つように思います。構成力に注目して聴き込むと味が出てきます。
★1st Duo Album 1990年10月21日発売
『フルートとハープの世界』
SONY CSCR-8291
- J.ダマーズ「"アーリーモーニング"変奏曲」
- G.フォーレ「子守歌 Op.16」
- クルンブフォルツ「フルートとハープのためのソナタ ヘ長調」
- ロッシーニ(ランパル編)「フルートとアルパのためのアンダンテと変奏曲」
- イギリス民謡「グリーン・スリーヴス」
- L.シュポア「ハープとバイオリンのためのソナタ・コンチェルタンテ ニ長調 Op.113」
- イベール「フルートとハープのための間奏曲」
- サン=サーンス「ロマンス Op.37」
- ドップラー&ザマラ「"カジルダ"幻想曲」
共演:工藤重典(fl)
フルートとハープという組合せの楽曲は、モーツァルト以来数多くの作曲家が取り組んでいます。それぞれの楽器の苦手な部分を補いあえるという側面があるせいでしょう。ただ、私はフルートはあまり好きな楽器じゃないんです(^^;。この組合わせだとどうしてもハープは伴奏的な場面が多くなっちゃいますし(フルートに伴奏しろっていうのが無理なんですけど)。
★3rd Solo Album 1992年発売
『バッハ:パルティータ第1番/他』
SONY SRCR-2066(再発)
- J.S.バッハ「パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV.825」
- J.S.バッハ「イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV.807」
- J.S.バッハ「イギリス組曲 第3番 ロ短調 BWV.814」
ハープでバッハを弾くというのは、技術的にも音楽的にも非常に難しいのですが、このアルバムはほんとうに見事です。吉野直子さんの評価を決定的なものにした1枚でしょう。クラシックファン以外には敷居が高いかもしれませんが、お薦め。
★1st Concerto Album 1993年5月21日発売
『ハープのための協奏曲集』
SONY SRCR-9163
- G.ヘンデル「ハープ協奏曲 変ロ長調 Op.4-6」
- J.ダマーズ「ハープと弦楽合奏のためのコンチェルティーノ」
- C.ドビュッシー「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」
- E.パリシ=アルヴァース「ハープと室内オーケストラのためのコンチェルティーノ Op.34」
共演:フィルハーモニック・ヴィルトゥオーゾ・ベルリン(管弦楽)
端正な演奏。前半はややおとなしめ。後半は生き生きしていてよいです。
★4th Solo Album 1995年発売
『月の光、シシリエンヌ・バリエ〜ハープ・リサイタル』
PHILIPS PHCP-1440
- L.シュポア「ハープのための幻想曲 ハ短調 Op.35」
- F.ロゼッティ(S.マクドナルド編)「ソナタ 変ホ長調」
- C.ドビュッシー「月の光」
- S.プロコフィエフ(C.サルツェード編)「前奏曲 ハ短調 Op.12-7」
- A.カゼッラ「ハープのためのソナタ Op.68」
- J.ダマーズ「シシリエンヌ・バリエ」
- H.ルニエ「黙想」
- M.トゥルニエ「ハープのためのジャズ・バンド」
- G.フォーレ「ハープのための即興曲 Op.86」
PHILIPSレーベルで世界中に売り出した名曲集。丁寧な演奏。アルバムとしてのまとまりがいまひとつかな。
★2nd Concerto Album 1995年10月4日発売
『モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲/フルート協奏曲』
東芝EMI TOCE-8757
- モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299」
- モーツァルト「フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313」
- モーツァルト「フルート協奏曲 第2番 ニ長調 K.314」
共演:サミュエル・コールズ(fl)/メニューイン指揮イギリス室内管弦楽団
吉野直子さんの参加は1曲目のみ。
★4th Solo Album 1998年10月1日発売
『グレイス〜パッヘルベルのカノン』
PHILIPS PHCP-11120
- パラディーシ(ルニエ編)「トッカータ」(チェンバロソナタ第4番より)
- クロフト「サラバンド」
- クロフト「グラウンド」
- J.S.バッハ(グランジャニー編)「プレリュード」(無伴奏バイオリンパルティータ第3番より)
- フランシスク(グランジャニー編)「オルフェの宝:パヴァーヌとブランル」
- ヘンデル(ベオン編)「パッサカリア」
- ルイレ(グランジャニー編)「トッカータ」
- J.S.バッハ(グランジャニー編)「フーガ」(無伴奏バイオリンソナタ第1番より)
- ペシェッティ(サルツェード編)「ソナタ ハ短調」
- パッヘルベル(マクドナルド&ウッド編)「カノン」
- J.S.バッハ「イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971:アンダンテ」
- コレッリ(サルツェード編)「ジーグ」
日本のハープ史上最高の傑作。世界的に見ても歴史に残る1枚となるでしょう。演奏・録音ともに優秀で、特にアルバムとしての完成度の高さが群を抜いています。ハープファンでなくても一聴の価値があります。文句なしのお薦め。
★3rd Concerto Album 2000年8月23日発売
『モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲』
ワーナー WPCS-10569
- モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(297c)」
- モーツァルト「オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314(285d)」
- モーツァルト「クラリネット協奏曲 イ長調 K.622」
共演:ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、ローベルト・ヴォルフ(フラウト・トラヴゥルソ)、ハンス=ペーター・ヴェスターマン(ob)、ヴォルフガング・マイヤー(バセット・クラリネット)
吉野直子さんの参加は1曲目のみ。18世紀のシングル・アクション・ハープのレプリカを使用。