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★ 紹介 ★

Last update : 2001/01/07

PHOTO  まだ日本では数少ないプロのアルピスタ(アルパ奏者)の新星。
 美香さんの弾くアルパの特徴は、なんといってもその音色にあります。普通、アルパという楽器はいかにも民族楽器っぽい、もう少しバタくさい音色を出すものなのですが、美香さんのアルパは洗練されたとても美しい音色を出します。上松美香さんの演奏で初めてアルパの音を聴いた人は、こんな美しい音色の楽器があったのかとびっくりするかもしれませんが、アルパという楽器を知っている人なら、なんでアルパでこんなきれいな音が出せるのかと、別の意味でびっくりすると思います。
 アルパはインディアン・ハープとも呼ばれるハープの仲間の楽器で、西洋のハープを真似て南アメリカで作られ、独自に発展したものと考えられています。普通のハープが指の腹で弦をはじくのに対して、アルパはギターのように爪を使ってはじくところに最大の特徴があります。爪で演奏するため、楽器の弦と弦の間隔が普通のハープより狭くなっていますから、かなり細かい指先技を駆使することが可能となります。
 また、普通のハープについているレバーやペダルといった半音操作の機構が、アルパにはついていないのが普通です。アルパで半音階が必要なときは、左手の指にジャベというものをはめて、これで弦の端をさわって弦の長さを短くすることで、普通より半音高い音を出すようにします。このため、多くの半音操作が必要な曲は演奏が難しくなります。最近は半音操作のレバーが付いたアルパもあって、美香さんもクラシックの曲ではこれを使っています。
写真は2000年6月18日にヤマハ銀座店で行われたミニコンサートで撮影させて戴きました

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