カルト被害を考える会 会報 2004年7月・第45号
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3月に勉強会を開きました

 3月13日に勉強会を開催しました。参加者は10名でした。
 高山牧師から、全国弁連福岡集会の報告と、カルトの現況について次のような話を聞きました。
 「摂理」 サークル感覚で若い女性の参加が多い。岡山の地も開拓中とか。要注意!
 「釈尊会」「親鸞会」「顕正会」など仏教系カルトも健在。
 統一協会関連では、3000万円の聖本購入を含め7000万円の献金をした人の相談があり、弁護士に依頼した。
 岡山CARPの人数は30名くらいか?増えてはないようだ。
 その後、意見交換をして終了しました。

(次回勉強会のご案内)
 つぎのとおり勉強会を開催します。
 関心のある方をお誘いあわせの上、ご参加ください。

日時: 7月17日(土)  午後6時〜8時
場所: 岡山めぐみ教会     岡山市東古松2−7 Tel086−233−3666
内容: 全国弁連福岡集会の報告や最新のカルト情報など


総会並びに講演会のお知らせ

 2004年度総会ならびに講演会を下記ように開催いたします。
 昨年度以上の参加者を集まっていただきたいと思っておりますので、早目にご案内いたします。
日時: 10月23日(土) 2時〜5時
会場: 岡山国際交流センター(岡山市奉還町2−2−1)
     JR岡山駅西口から徒歩5分
参加費: 無料
第1部 講演会(ご自身の体験から、カルト問題を語っていただきます)
 講師 清水与志雄牧師(日本キリスト教団所属。元統一原理研究会会員)
第2部 カルト被害を考える会2004年度総会


CARP予防ビラの配布報告

 4月某日、昨年に引き続き、今年も岡山の大学周辺の学生アパートにCARP予防ビラを配布しました。前回の様子や意見を聞くことができて、そのことが、今回のビラ作りの上で大いに参考になったように思います。
 また、この準備期間中に、岡山大学の学内(自転車置き場等)に「GO」(ジオ=岡山CARPの現在の偽装サークル名)のビラが張ってあることが分かりました。しかし、新歓期という時期であることから、他のサークルのビラに紛れている上、ボランティアを全面的にピーアールしている為、普通に見ると正体が分かりません。ビラには担当者の名前と連絡先が明記されています。もし、ボランティアに関心のある新入生が、たまたま目にして連絡した場合、知らず知らずのうちにGOに入ってしまう可能性もあります。今までのアンケート方式の勧誘の他に、新しい方法でもって、アプローチを計っているようです。
 今年は、A4版のカラー用紙で、昨年の約2倍の5千枚を配布しました。
 元メンバーの証言によると、昨年下宿アンケートの際、下宿のドアの内側に、私たちが配布した予防ビラを貼り付けていた学生もいたそうです。今年もそういう現象が起こってくれ、一人でも被害者が減ることを願うばかりです。   (K.A)


脱会者の手記−K.F−

 僕の体験が、これを読まれる家族の方々の励ましにすこしでもなればと思います。
 僕が統一協会を脱会することができたのは、家族の助けなしにはありえませんでした。組織や教義の問題については、脱会カウンセラー(僕にとっては牧師)との話し合いと僕自身がそのことに向き合うことで、解決に至ったのだと思います。
 このことについて家族は、牧師や僕に委ねてくれているようでした。僕にとっては、それが良かったと思います。組織や教義のことを十分に理解することは大変です。もちろん理解して欲しい部分もありますが、僕にとっては、そのことを家族からいろいろ言われることより、家では親として今までと変わらずに、普通に接してくれたことが良かったと思います。
 脱会後、しばらく実家から大学に通うことになりましたが、入学後ずっと一人暮らしだったことや、統一協会での活動の疲れからか、実家に帰ると少しほっとしました。そしてしばらくして、再び一人暮らしをしたい、と言った時、それを認めてくれたことも親に感謝しています。脱会するまでも、脱会してからもそうなのですが、親が自分を信頼してくれていると感じることが何度かありました。最初は休学させると言っていた大学を、そのまま行かせてくれたこと。携帯電話を返してくれたこと。再び一人暮らしをすることを許してくれたこと。少しずつですが、僕のやることを信頼し、委ねてくれたことが親に心を開く大きなきっかけになったように思います。
 僕は統一協会に入って初めて、家族を救いたいという思いや、家族を救えるという希望をもつようになりました。それだけに、一番救いたいと願っている家族からの反対や非難が最もこたえました。家族の、組織や教組・信者に対する批判には反射的に心を閉ざしましたが、逆に、家族の理解や共感には、すっと心が開いたように思います。
 組織や教義について向き合うのは、僕自身の問題でした。ですが、じっくり向き合う環境を与えてくれたのは家族です。特に長く組織にいると、信仰の名のもとに、社会の常識、人間としてあたり前のことをあたり前にすることが失われていることがあります。脱会のきっかけのためにも、脱会後に社会に出て行くためにも、家族が普通に接してくれることが助けになりました。それらのすべてのことが、脱会へとつながったのだと思います。

(次号からも脱会者の手記を随時掲載していきます。)


最 近 の ニ ュ ー ス

2月25日 独自の理念で財産共有の農業共同体作りを目指す「ヤマギシズム生活実顕地調正機関」(ヤマギシ、津市)の活動に参加し、脱退した元参加者6人が、違法な勧誘や契約で全財産を奪われたとして、ヤマギシなどに財産の返還などを求めた訴訟の判決が東京地裁でありました。前田順司裁判長は「脱退する場合に出資財産を一切返還しない契約は公序良俗に反する」と述べ、ヤマギシに計約3620万円の支払いを命じました。

2月26日 世界基督教統一神霊協会に違法な勧誘で入信させられ、合同結婚式への参加を強要されたとして、元信者3人が統一協会に賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は統一協会側の上告を棄却する決定を出しました。920万円の支払いを命じた1、2審判決が確定しました。東京高裁判決(昨年8月)は、合同結婚式への参加強要を「婚姻の自由を侵害しており違法」と認定していました。

2月27日 全国霊感商法対策弁護士連絡会が福岡で全国集会を開きました。集会では、昨年の統一協会による霊感商法の被害が、前年より十億円増えていることが報告されました。集会に出席した元統一協会幹部で韓国の朴俊哲牧師は「ワシントン・タイムズ、UPI、世界日報など関連企業は、日本からの送金が数カ月滞れば破産する」と語りました。

5月13日 霊感商法の実態を隠した入信の勧誘や献金の強要などは違法として、元信者7人が統一協会に計約7千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で東京高裁は、約1千5百万円の支払いを命じた1審新潟地裁判決を支持、控訴を棄却しました。
 協会側は「組織としての関与はない」と主張しましたが、判決理由で横山匡輝裁判長は「勧誘や入信後の経済活動への指揮命令は組織的に行われており、教義からの離脱が困難な精神的状況に追い込むなど元信者の自由意思を阻害し、違法だ」と述べました。
 判決によると、7人は印鑑や多宝塔を販売する霊感商法などの実態を知らされずに入信。違法販売や布教活動を強制された上、女性は集団結婚させられ、献金強要で経済的損害も受けました。

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