カルト被害を考える会 会報 2002年10月・第40号
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総会並びに講演会のお知らせ

 「カルト被害を考える会」総会、並びに講演会を下記日程で開催いたします。友人知人にも声をかけていただき、ぜひ、多数ご参集ください。

日時;  11月16日  3時〜5時
場所;  岡山市民会館 4階大会議室
     (岡山市丸の内2−1−1  223−2165)
日程;  3時 開会  主催者あいさつ
     3時05分  講演「カルト被害を考える」
          講師 ジャン・ドウゲン牧師
          (大阪河内長野 ニューライフキリスト教会)
     4時20分  休憩
     引き続いて、総会開催
     5時閉会  

・ 駐車場は、近くの有料駐車場をご利用ください。
・ 会員の方は、会費の納入をよろしくお願いします。


全国弁連岡山集会の報告

 9月6日午後から岡山市内で、全国各地から弁護士や牧師、被害者や支援者など約100人の市民が参加して全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)岡山集会がひらかれました。
 河田英正弁護士が司会者となってプログラムがすすめられ、伊藤和夫代表世話人の主催者あいさつ、渡辺博弁護士の基調報告、統一協会の現状報告(岡山から)、東京違法伝道訴訟の勝訴報告、各地の訴訟報告、山口広弁護士のアメリカ反カルト集会参加報告、ワールドメイトについての対策活動報告などがありました。
 基調報告では、若い女性協会員が訪問活動中に殺害されるという事件が起こったこと、180代前の先祖まで解怨するなどといって金集めをしていること、協会所有の不動産に付けられていた根抵当権が全国的に抹消されたことで協会の資金繰りが良くなったことが推測できること、若い人たちが被害にあっていること、MS教が関係するソフト会社が株式を上場する予定であること、正体を隠して行なうイベントなどに注意を促す活動が引き続き必要なこと、などが話されました。
 岡山からの報告では、元原理研究会(CARP)会員のAさんから、大学での活動や現在のCARPの状況などが話されました。
 また、合同結婚によって生まれた「祝福二世」の女性からは、子どものときから堕落論など恐怖心が植えつけられ、理解できない部分があっても、納得できない自分が悪いと思わされ、「神の子」というエリート意識ももたされていた、二世は、協会に矛盾を感じても、逃れて帰る場所がない、二世の力になってほしいと話されました。
 そして、高山正治牧師(写真)は、これまで150人ほどの救出を手伝ってきて、最近ではエホバや摂理などさまざまな被害相談もあること、95年から韓国清平で先祖解怨式をするということで金集めをしていること、早期発見できれば自宅に通って話し合いをすることによって脱会していること、「摂理」や「ウグループ」などの分派が、大学などで活動していること、最近ではインターネットを通じて気付く可能性もあるので、適切な情報発信も必要となっている、等と述べました。
 東京・違法伝道訴訟の地裁判決について大神弁護士は次のように述べました。統一協会の教化は離脱困難な精神構造をもたらしたとして200万円ずつ(長期献身者には250万円)の賠償を命じ、教義を悪用しての畏怖効果を認めた。合同結婚の違法性についても認め、未入籍の場合に20万円、入籍の場合に30万円、アル中相手の場合に40万円の賠償を命じた。献金100万円の返還も命じ、これらの活動を協会が明示的に許容していたと、組織的であったことを認めた。この判決は、脱会について援助がいることにつながる。
 そして、各地の情報やフロリダ州で開かれたアメリカン・ファミリー・ファウンデーション総会の情報なども交換されました。


原研の活動とCARPの現状

 はじめまして。私は大学時代CARP(原理研究会)に入り、数年間そのメンバーの一員として歩んでいました。今は脱会して社会復帰していますが、今回は私一個人の体験談というよりむしろCARPの組織や活動について説明していこうと思います。
 CARPは東京にある本部を中心として全国に7BL(北海道、東北、東京、中部、関西、中四国、九州)、そして現在約600名のメンバーがいると言われています。そして通常はこのBL単位で2days、6daysなどのセミナーや長期の万物復帰が行われます。大体各BL(一部の例外を除いて)5つ、6つの学舎と呼ばれる学生寮があり、そこを拠点としてCARPメンバーは共同生活をしています。
 普段は大学に行きながら、昼休みや放課後etc.を利用して伝道、そして長期の休みは万物復帰とまさに年中無休で活動しています。万物復帰(経済復帰)は次の伝道(人材復帰)のための条件につながるということで、その期間立てた目標に向かって皆必死だったように思います。
 万物復帰の縦断でCARPでは主に2つで、1つはマイクロに乗って野の花会でのフキン、ハンカチなどの訪問販売。そしてもう1つは新聞会での電話かけ。新聞会とは、大学のOBに一軒一軒電話をかけて、メンバーが作っている学生新聞の定期購読(1万円/年)、あるいは名刺広告(2万円)の依頼をします。新聞会そのものは全ての学舎にある訳ではないけれど、主要な大学には存在し、また学舎の運営等の貴重な資金にはなっている様です。また新聞の発行回数は各学舎によって異なり、多いところは月2回、少なければ年3、4回とまちまちです。
 CARPはいわゆるチャーチとちがってお金(経済)の基盤がない分、人材や労働力の面で貢献しているようです。
 CARPメンバーは大体2D、6D、新人研‥そのなかでも万物復帰を体験し、学舎に入寮というプロセスを経てようやく1人の機動力としてみなされていきます。今まではそうして人を育て、伝道への前線力として輩出していたのですが、最近は伝道の他にもう1つS.F.P(Service for peace)というボランティア活動もメインで加わりました。
 より具体的に社会に影響を与えていくということで、ボランティアに興味のある学生を勧誘し、障害者施設の慰問など行っているようで、東京ではこれが進んでいるようです。しかしここでのメンバーはアソシエイトメンバーといって、今までと異なり、考え方を受け入れる程度のごく浅い人達で、いわゆるイベントなどの動員要員のようです。
 実際、今の中心は2003年のW=CARP会長の文顕進の10万名大会に向けて活動しているようなので、SFPのアソシエイトメンバーの増加が注目すべき点かもしれません。
 今CARPメンバーのほとんどがW=CARP会長文顕進を慕っているようであり、またSFPなどわりと穏やかな(?)路線になってきていることもあり、これから先どうなっていくのか今後の展開に注目(?!)かもしれません。


<ホームページ「統一二世のひろば」が開設>

 合同結婚による祝福二世の人たちが、さまざまな思いを「掲示板」に書いています。一度ご覧下さい。
アドレス; http://nisei.milkcafe.to/


第三回勉強会が開催されました

 去る9月25日、岡山めぐみ教会において、9名の参加者のもと、第三回勉強会が開催されました。高山牧師を講師の下、「カルトとマインドコントロール」について学びました。
・ カルトの定義
・ 破壊的カルトの特徴とその問題点
問題点を紹介しますと、1)虚偽と欺瞞の組織 2)入会、脱会の自由剥奪 3)組織のリーダーと信者の隷属関係 4)公共の利益と福祉に反する活動 5)個人、家庭、社会を破壊 などが上げられています。
マインドコントロールについては、「ハースト事件」を例に引きながらの説明がありました。
心が奪われることの恐ろしさ、奪うことの罪の大きさを再認識させられました。


# 勉強会については、引き続いての開催を予定しておりますので、ご都合のつく方は奮ってご参加ください。次回は2月頃の開催予定です。

# 10月23日、岡山ふれあいセンターにて、統一教会関連団体の集会が開催されることが判明し、当会より貸し出し中止を求める公開質問状(別掲)を発送いたしました。
結果については、次号でご報告します。

# 会報への投稿を求めます。 カルトにかんしてのご意見、会への要望でも結構ですので、事務局までお送り下さい。

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