スペイン ソロ ツーリング 六日目(最終日)

  

 シウダッドレアルの朝、ホテルでカフェコンレチェとドーナツで朝飯。さぁ今日はコンスエグラとトレドによって、マドリッドへ戻るのであるが、時間には余裕がある。最後はバイクを返してマドリッドのホテルで乾杯とするか。

 ラ マンチャ地方のコンスエゲラは、ブドウ畑の広がる平原から突き出た丘の上にある、人口8000人ほどの小さな町。風車と城が丘の尾根に沿ってきれいににならんでいる。赤土の大地にブドウ畑が広がり、青い空に白い風車、スペインらしいと感激、この町全体もそうだ。サンドイッチとジュースを買ってきていたので、ゆっくりと景色を眺めながら日陰を捜して食べてみた、するとご機嫌になってゆくのが分った。以外とスッキリしてこじんまりとしていて、人影も少ないのがいい、ここはそれほど長居するほどのところではないのであろう、そこがいい。

 いよいよツーリング最後の町へ、トレドだ、観光に精をだそう。しかし気温は常に35度はさしている。


  ここではインフォーメイションに寄りコーラを飲んで休憩   カテドラルを振りかえったところ                              

 トレドはかってはスペインの首都として繁栄したが、1561年に今のマドリッドに遷都された。街中は車がやっと一台通れるような細い道が迷路のようにあり、やっと駐車場を見つけ、ゴシックやムデハルの様式で立てられた巨大なカテドラルに入ってみた。ここでは入り口の前のお土産屋でチケットを買って入る。入ってみると、工事が全体の半分も作業中で少し興ざめ。中は涼しいのでここで休養。
 街をぶらつくと何故か店やに甲冑や剣などが多く展示されていて欲しくなる。買って家に飾って置きたい、無理というものだが考えるだけはタダだ。石造りで、外から美味そうに食べているのが見えるレストランがそこここにある、気軽に入れたらとも思うが、もう一つ敷居が高い。薄汚れた格好では無理無理。
 迷路を歩いて、街外れにくるとバルがあり中年の叔父さん達がたむろしている、俺にピッタリ、喉が乾いていたのでアイスコーヒーを注文。

 いろいろあって思いは残すが、これが旅というもの、次なる旅を思いトレドを後にした。改めてバイクっていいなぁ、、自分の思いを素直に出せる、というところで、マドリッドへ戻ろう。 
 Happy Ridersのホセさんと高速道路を出た所で会うことにしている。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。