まあなんと素敵なカンボジアでしょう、写真を見て思います。こんな国が数時間で訪れることができるなんて。
またいい写真ですねぇ、子供が素朴で人懐っこそうで、田園風景なんて日本では見かけないし、遺跡は彼らが素晴らしい技術などもった優秀な民族だと思わせます。
まったくこんな国で虐殺が起こっていたなんて、人間って一度間違えを起こすと歯止めがききませんよね。
Ootaさん有難うございました。
 カンボジアは、古くからインド文化圏と中国文化圏を、のちにはイスラム文化圏をも海で結ぶ交通の要衝として栄えました。オケオ遺跡からは2世紀の古代ローマ帝国金貨をはじめ、中東、インド、中国などの品々がたくさん発見されています。
12世紀、最盛期を迎えたカンボジアは、アンコールワット、アンコールトムをはじめとする多くの偉大な遺産を残しました。16世紀には、はるか日本からアンコールワットを参拝におとずれる者もいました。彼らはここを祇園精舎だと考えていたようです。
豊かな自然に恵まれ、米、果物、魚などの食糧も豊富な、飢えを知らない民族でした。
そんなカンボジアも、冷戦下アメリカの援助を受けたロン・ノルによる1970年のクーデター以来、1998年のポル・ポトの死にいたるまで、30年にわたる長い内戦に苦しめられました。国土のあらゆる場所にアメリカ製、ソ連製、中国製などの地雷が大量に埋められ、多くの子どもたちが犠牲になりました。ポルポトによってほとんどの知識人が虐殺され、官僚、技術者、医師、弁護士、教師、職人などを根こそぎ失いました。
やっと平和が訪れた現在、多くの国の援助を受けながら復興への道をさぐっていますが、その傷跡は深く、いまだにその未来は見えてきません。
そんなカンボジアを訪れました。生来ののんびりした民族性からか、その近年の悲惨な歴史にもかかわらず、明るく屈託のない子どもたちの表情が救いでした。
                                           by Ichirou Oota

 カンボジア
世界遺産アンコールワット、アンコールトム


2009年

風景


カンボジアでは牛車、ロバ車が大活躍

バイクでブタをとさつ場に運ぶ

ラテライトの真っ赤な土と緑と雲

青々と茂る稲

低地はすべて水につかっている

湿地の夕景

人と暮らし


遺跡でビーズのブレスレットを売る子供たち

雨季で庭先まで水に浸る高床式の家

屋台

川で遊ぶ少年

地雷で足を失った男性絵葉書を売る

農村の家族

遺跡

アンコールワットの壁面を飾る女神テバター

アンコールワットを飾る女神テバター

アンコールワットを飾る天女アプサラーの踊

プレアンコールの遺跡もジャングルに埋まっている

気球から見たアンコールワット

裏から見たアンコールワット