午前中チョット足を伸ばして砂漠へ
この頃30度近くあり暑い。
それにも増して走らせると難しくて
汗ばっかりかく。
さぁこれで最後の走り、ウランバートルまで120キロほど
キャンプ地を後ろ髪引かれる思いで走りだす。

途中休憩しているところ。

まったく素晴らしい情景が次から次へ、アップダウン、日本の林道のような道もあり、これでもかってでてくる。
走っている道って写せないよなぁ、これが本当は最高なんだが。

我やっと手応えあって、道とバイクに合ってきたぞぅ〜
でももうラストラン。でも体力ガタガタ。
草つき凸凹野っぱらバリバリ走りまくり、
オフ車って素晴らしい。
帰って来てしまった、ウランバートル、感激ひとしを。
もっと走りた〜い。これ我一人の気持ちか、でもでも気が抜けない走りで疲れている。

一緒に走ってくれた皆さん面倒をおかけしました。
皆さんがいたので走れました感謝。

最後までお読み頂き、有難うございます。

我又戻りたい気持ちがフツフツです。
キャンプ最後の晩餐、羊の肉ガシガシ食らう。

その後焚き火をしながら、酔いに任せ皆さんビシバシ歌う。
独特の歌いまわしで、うまいのかどうか分らない。

俺ってここで守屋浩と布施明を歌う、ゲロゲロ。

4日目 6月14日 ここは何処なんだろう。
            走りの最終日。
よぉぉビバーン。
民族衣装のお2人さん
よく似合っています。
まったく突然お邪魔したゲルとのこと。
ここの住人3人いらっしゃった。

ここで昼飯と民族衣装と乗馬を楽しむ。
又 羊の解体も【マグロと違って今まで生きていた動物を内臓からすべて取り出してしまう。】

トラックの運転手さんがいとも平然とやってのけるなんて考えてもいなかった。
川に沿って走るなおちゃん。風景広すぎビヨーン。
これ我の晴れ姿ジャンジャン。
しばし休憩の時。
やはり緊張して走らないと、穴あり凸凹ありブッシュありで吹っ飛ばされる為、休みと水分補給は必要、さもないと大怪我するぞ、、、。

でもお2人の女性感心しかり、上手過ぎます。
けっして楽な道ではありませんよ。でもセローよく走るっておっしゃっていました。若くてバイクに慣れるのも早い。
我の前に走っている彼、ヒョイヒョイ障害物を避けて
余裕の走り。
我砂には弱い、ハッキリ言ってまったく出来ていない。
エンストはするし、転倒もするピロピロピー。
朝食をユックリと、素晴らしい気分だ。
自分を開放できる。
周りに人工的なもの何も無し、まったく何も何もないのだ。自然のみ。
日本の山にも自然はあるが、ここのスケールは山とは違った広さと自然を感じる。
これじゃ気持ちも広くなるってもんだ。
狭い所にいると人間考え方変になるからなぁ。
【これって我のこと、自戒をこめて。】

そこをただただ走る、よくも道?があるものだ。
遥か遠くに見える山に向かってひたすら走ると、いつのまにかそこに近づいている。
この感じ、ユックリ走行で感じてはみたいが、我が侭言ってはつまらない。
草原の真っ只中、何処でもテントOKとは
スケールが違いすぎ。

ふんわりとした草の上に寝るって最高。
実にのびのびとしたテントサイトとテントのなか。
くもりで少々寒くでも丁度良い感じ。
草原こうでなくちゃ。

テント張った直後雨が降る、タイミング良すぎ。
夕食の支度中、彼女通訳、子供2人、今も勉強中。

今日は凄い経験、轍とか、凸凹草原、ガレ場など
時速5、60キロで走る。
俺としては信じられないスピード。

道の概念ぶっ壊れた、何処をどう走るかその時の気分。
アドリブ走行、これぞ地図無き道とはこれか。
およそ140キロ程走る。途中我転倒あり。
酒盛り中。
トラックの運転手さん、それと
先導バイクの人。しっかりした人達だ。

進められるまま飲んで二日酔い。

3日目 6月13日 何処だか分らない。
今日と明日晴れの予報。
晴れてバイクと体面。
まぁこんなものか。
触ってみて期待も幻滅も感じず。

今回の仲間達、私を入れて4人。

これから先のことが頭をよぎる。
寒さ少し感じる。

イントロダクション

モンゴル行を決めたのは、
束の間、日常の生活から離れ、
あるいは日常に決別し、旅人となり何かを感じたいと思ったから。


モンゴルはバイク雑誌のイメージだけで、
開高健、椎名誠、他の知識まったく無し。
肩肘張らずにいけそう〜と、、、、
これって良いかも、
何もかも新鮮にみえるぞ〜と。

しかし
モンゴルのオフロードなんとなく不安
バイクでの走り情報だけは仕入れないと、
インターネットで詳しい情報をみてみた、

それによると、
オフの走り緊張するようだ、
モンゴルって楽そうではないなぁ、、、、
自信満々の人には関係ないだろうが。

今回、テーマを決めていた。

気楽ではあってもストイックに。
走っても思考停止してはいけない。
一生懸命走ってみよう。
前日はホテル泊まり。
翌日対面したのがこれ、
サポートトラック
ロシア製 
こんなのが後からついてくるなんて
心強い。

         

我、モンゴルへ行く。

 
By Cruise International 『モンゴル ダイジェスト』 2005年

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       2日目 6月12日 ウランバートル 
    時差無し(夏時間) 曇り後雨。