フランス


  バイクで南フランスを駆け抜ける
2日目
3日目
4日目
1日目
仲間の2人にオリピエールからSISTERONまで車で送ってもらい、その駅から電車に乗りバイクツアーの待ち合わせ場所AIX EN-PROVENCEまで行く。一日にたった3本の電車しかない
ちょっと不安だった電車での旅だがなんとかプロバンスで降りる事ができた。
そのプロバンス駅で待ち合わせしていた2人に無事会う事ができた、これがうまくいかないと全くぶち壊しだったので一安心だった。1時間ほど待った時には少し不安がよぎったが。
昼現地の気温はどちらかというと暑い。25度以上ある。

7月2日 AIX-EN-PROVENCE〜SILLANAS-LA-CASCADE〜PARC NATUREL

REGIONA DU VERDON
  〜CASTELLANE〜BARCELONNETTE(stay)
  3日 PARC NATIONAL DU MERCANTOUR〜ST MARTIN VESUBIE(stay)

  4日 MENTON〜MONACO〜NICE〜CANNES〜LE TRAYAS(stay)

  5日 FREUSUS〜LE MUY〜LORGUES〜 LE VAL〜AIX-EN-PROVENCE

日程   2007年

<杉山淳/Atsushi Sugiyama>パリ市内ガイド、ブルゴーニュ通訳、受入れ予約手配担当。パリ・モト・クラブ、パリ事務局長。
<職業>ホテル営業部、日本アジア担当支配人 フォーシーズンズ・ジョルジュサンク
<ジル・ゴワン/Gilles Goin>ブルゴーニュ先導ガイド。パリ・モト・クラブ、ブルゴーニュ事務局長。
職業>空港管制塔コントローラー(現リヨン空港)
メンバー (現地でのツーリングメンバー)

 フランス南部のオリピエールに6月27日から7月18日まで滞在の予定があった。そこでせっかくだからバイクでツーリングできたらいいなぁ、なんとかならないかなぁと。
そこで思いついてクルーズさんにお話しをしてみたところ以下のようになった次第。

クルーズインターナショナルさんとフランス在中の杉山さんの強い進めによりぜひフランスに来ているのならもったいないということで、、、それとフランスサイド(杉山さん、ジルさん)でも丁度日程的にもマッチしたこともあって多少紆余曲折あったが、実現したツーリング。
考えればとても一人でやろうとしても出来ないものでバイクの手配からして不可能に近かったと思う。それが実現したのは杉山さんクルーズさんのおかげで、本当に皆さんに感謝している。

    レンタルバイクはBMW650GS、はじめて乗るバイクだ。最初数キロはいつものバイクとは違和感があり調子が出なかったが、慣れるに従いギアーチェンジに無理な操作がなくなり、チェンジがスムースになってきた。セカンドが相当延ばせるのが分かり、ヘアーピンなどこのギアーで回れた。なにしろ憧れのフランスを好きなバイクで走るという夢がかなっている。走っていてなんとも言えない嬉しさがこみ上げてくるのであった。今回は仲間がいて、言葉も、案内も全て心配のないパーフェクトなツーリングなのだ、こんな経験めったにあるはずも無く無性に嬉しい

初日に泊まったホテル 着いてのビールもう美味いのなんの!

 いい夢をみたあと、今日は2日目だ。前日一日でバイクにも慣れた、だが道はけっこうハードで楽をさせてくれなかったのだ。
そしてこれがウォームになって2日目に良い結果がでた。

今日はアルプス越え、まず驚いたのは長い距離に信号が全くない、これが非常に感動できた。また凄いのは急坂でヘアーピン、これらがこれでもかと続く本当に続くのだ。感動するほど次から次に出てきて、ヘアーピンも。標高2700メートルまで登る。
途中昼に寄った街

夕食を食べに寄ったレストラン

2日目の泊まったホテル

  2日目も天気は晴れ気温は多少暑いが走っているときは感じない。これでもかとフランスアルプスの道を走りに走りもう最高のツーリングと感じた。バイクをやっていて良かったと、車ではとても感じれれない道との一体感が、身体中に満ちていた。
今日の宿泊はどうしようと、走っているときに杉山さんがいろいろ考えて、時間との折り合いで決めたが、丁度小さい町に入りここなら泊まる処があるかもと決めても何もない町もあり、そうこうするうちやっとそれらしき建物があるのでバイクを止めホテルとの交渉に入るがなかなか空き室がない。でもそこで交渉力のある杉山さん空いていそうなホテルを紹介され行ってみたところOKであった。2人で70ユーロ。

  3日目の朝が明けホテルでの朝食、パンとオレンジジュースとカフェオレで簡単に済ませ、すぐに仕度して出発。今日はなんと行ってもモナコ、ニース、カンヌの海岸線を突っ走るのだ。しかしここは大都会だし、観光地として超有名、渋滞があると知らされた。

  60数年生きていて、ここには生涯行くことなど出来ないと思っていた、それも「好きなバイクでその街を走っている」のだ、そう思うと、それはもう奇跡だとしか思えない、本当に憧れていたモナコ、ニース、カンヌにいるのだ。もうこれで思い残すことはないと感じるほどバイクで走っているのだ。まさに夢のようだ。自分ではない、本当にここにいるのが俺なのかと信じられない気持ちで胸が一杯になっていた。泊まったホテルがこれはもう最高、夢でしか見たことのない建物なのであった。けして豪華ではない、質素でヨーロッパらしいところなのだ。

やっと見つけたホテル俺達2人だけだった

  きょうが最終日朝はいつものオレンジジュース、クロワッサン、カフェオレこれで充分、これ以上何を求めるのだ。
バイクにも愛着がもてるほど乗りこなせ、事故もなく過ごせ大満足。
何処を走っても楽しかった、最終日これで終わりと思うと悲しい思いが交差し複雑。そんな中湖の湖畔にしゃれたレストランで食事が出来たのが最高の思い出。

  別れはプロバンスの駅。レンタルバイクを返し、そこからすぐの駅まで送ってもらいここで別れるのだ。彼はここからバイクでパリまで帰る、そして俺の方は電車で仲間のいる所へと。素晴らしい時をバイクと共に又最高の友と過ごせたのはまさに夢のようであった。

ここにこのツーリングを実現させてくれたお2人に感謝しても感謝しきれないほど感謝しています。クルーズ・インターナショナルさんとパリ在住の杉山さん本当に有難う御座いました。