2006年 劇場映画 10本               

最近観た映画から紹介しています。今年も100本を目指している。

 観て良い感じ、多いほど素晴らしい。
 観て今一つ、多いほど悪い。

2006年2月4日   フライトプラン 98分 アメリカ 2005年 丸の内ピカデリー 

             出演者  ジュディ・フォスター、ピーター・サースガード
             監督      ロベルト・シュヴェンケ

             
    
評価       2本続けて見た感じではこの映画はやはり無理がありすぎ。こんなでかい飛行機は無いだろう。
         あれほどフォスター演じる女性が頑張るのもすこし現実離れれしている。フィクションとしてみると
         まあまあとは思うが。終わって何か虚しい、少しも心に暖かさが残らない、余りにもクール過ぎ。
         それにつけても満員とは宣伝に弱い人々が多くいるのが少し虚しい、俺を含めてである。
         脚本の無理が見え見え良く考えて書いてほしい。

2006年2月4日   単騎、千里を走る。 108分 中国/日本 2005年 日劇 2 

             出演者  高倉健
             監督      チャン・イーモウ

             
    
評価       久しぶりに感動した映画、素直に観る事が出来画面に吸いこまれた。なぜか中国の素晴らしい
         自然、特に岩の景観そして中国の田舎の人々又風景どれも見たことがないものなのだ。
         そのなかに高倉健がいる、そしてまったく演技していなく素そのままのようで気持ちがいい。
         なんと中国側は全て素人だがこれが又素晴らしいし子役も自然でいかにも中国の感じでいい。
         親子の関係を男親を中心に撮ってる。
         こちらの映画観客数ガラガラ、こちらの方が心が温まるのに。

2006年1月30日   オリバー・ツイスト 129分 イギリス/チェコ/イタリア 2005年 日比谷スカラ座 

             出演者  バーニー・クラーク、ベン・キングズレー
             監督      ロマン・ポランスキー

             
    
評価       劇場が素晴らしい、これのみ。映画自体面白くない。子供の映画だ、画面は結構楽しめた。
         美しいイギリスの田園風景が続くので。貧乏とはいかに辛いかが分るだけ、世の中金だといって
         いる様だ。テレビの宣伝なんて信用しない方がいい、人様の口コミの方がよっぽどあてになる。
         途中で飽きてしまった。

2006年1月30日   白バラの祈り 121分 ドイツ 2005年 日比谷シャンテ 1 

             出演者  ユリア・イェンチ、アレクダンダー・ヘルト
             監督      マルク・ローテムント

             
    
評価       ベルリン国際映画祭で最優秀監督賞と最優秀女優賞を受賞した。史実に基づく。
         女性の主人公たった6日目で死刑を執行されたのだ。反ナチでたったビラをまいたという事だけで。    
         時代を感じる戦争反対でも今ではインターネットで出来るものを。外国においても昔には
         戻りたくないであろう。ヒトラー最後の12日間と会わせて観るといいかも。トップがもうだめだ
         負けると分っているのに下っ端はまだと信じているところから悲劇が待っている。これって運命?         
         

2006年1月23日   レジェンド・オブ・ゾロ 126分 アメリカ 2005年 新宿ピカデリー 3 

             出演者 アントニオ・バンデラス 、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
             監督      マーティン・キャンベル

             
     
評価        いいね、正月にスカットする映画を観るって最高!!絶対期待を裏切らないのは素晴らしい。
         昔の日本映画の鞍馬天狗にそっくり、あらかんと美空ひばりらが出演している映画だ。善人が
         苦しめられていると何処からともなく現れ悪者を退治してくれる、もう昔に戻って懐かしい。
         日本ではチャンバラ、アメリカでは剣の戦いこれが又好きだ、そして今回素晴らししのはキャサリンと
         子役の男の子が結構剣を使えるのだ、胸がすっきりするぞ。CGも一部使って素晴らしいアクションに
         なってはらはらどきどき、ユーモアところどころにちりばめられていて笑える。馬がパイプを吸ったり、
         酒を飲んだり。         
         

2006年1月19日   ホテルルアンダ 122分 イギリス/イタリア/南アフリカ 2004年  シアターN渋谷

             出演者 ドン・チードル
             監督     テリー・ジョージ

             
        
評価       どうも感情移入でない映画となってしまった。評判がいいので観てみたがちっとも泣けない。
         やはり映画は個人的な経験が影響していて感じる場面がまったく違っているようだ。
         アフリカの大量虐殺100万人の現実を追った映画、しかしそこには家庭の愛も描かれていた。
         それがあまりにも前面に出てしまいしらける。それと日本に生まれてもうこれは仕合わせのきわみ。
         この虐殺を他人事としないで考えようとしても無理がある。
         

2006年1月16日   プライドと偏見 127分 イギリス 2005年  有楽座

             出演者 キーラ・ナイトレイ 、マシュー・マクファディンプライドと偏見
             監督     ジョー・ラジョー・ライト イト

             
        
評価       イギリスの映画って英語の発音が好きだ。なんとなく米国英語よりはずっといい。
         この映画18世紀末頃を描いている。ラブストーリーであるが女って凄い、感覚が鋭い事を描い
         ていて感動するし、姉妹でも性格が違う、同じ環境で生活していても、5人も女の子がいると
         まったく違うものになる。女って社会的には弱いがしかし男を引きつける点で強いのだ。
         今日2本観たがいざとなると女の子の男親ってやるときはやるもんだと分る。
         2本ともある場面になると泣けたぞ。キーラの気の強い役がはまっていていい。しかし個人的には
         姉の内気な女性のほうが好みか。
         

2006年1月16日   スタンドアップ 124分 アメリカ 2005年 サロンパスルーブ丸の内

             出演者 シャーリーズ・セロン 、フランシス・マクドーマンドスタンドアップ
             監督     ニキ・カーロ

             
         
評価       セクハラ問題を描いた映画、鉱山で働く女性のセクハラ問題を裁判を通して描いている。
         アメリカではすざましい女性への差別があったのだ、鉱山での男性の職場を奪うという事で
         女性を差別し続けていたのだ。
         アメリカって相当女性と男性との間に溝があったのだ、信じられないほどだ。実話に基づいている。
         じっくり観させてもらった映画、CGとかまったく関係ない映画であり、内容で観せる。
         実に女性は弱い、これほどに性で圧迫を受けるのだ、そして女性一人で生きるのってかなり
         難しいのか。
         主演のシャーリーズ・セロンはアカデミー賞女優で美人でもありながらもつらい演技が冴えている。
         男にとてこれは辛い映画こうも女性を苦しめているんだとは思わないが、現実は相当ひどい事に
         なっているぞ。

2006年1月12日   愛より強い旅 103分 フランス 2004年 渋谷シネ・アミューズイースト/ウエスト

             出演者 ロマン・デュリス、ルブナ・アザバル
             監督    トニー・ガトリフ 

             
         2004年カンヌ国際映画祭監督賞を取った。
評価        初めて入ったがなんと小さな劇場平日で空いていた、それと女性の一人が目立った
          こうゆう映画が好きなのか?また渋谷という場所のせい?
          フランス人の恋人同士であるが、なにせ故郷がアフリカアルジェそこに自分の原点を感じに
          歩いて旅するお話し、まったくの貧乏旅行、今の現実とは思われないほど貧しい。
          2本続けて同じような映画を観ると若い者って金がないことが世界でも当たりまえのようだ。
          スペインのフラメンコといいアフリカのアルジェリアといい音楽が濃い、洗練されてない分
          訴える力があって聞き応えがある。もう一度スペインと初めてのアフリカへ行ってみたい感じ。
          今の日本にはまったく無い社会がそこにあって現実を知りたいなぁと。

2006年1月12日   ある子供 95分 ベルギー/フランス 2005年 恵比寿ガーデンシネマ

             出演者 ジェレミー・レニエ、 デボラ・フランソワ
             監督    ジャンピエール・ダルデンヌ 

             
          カンヌ国際映画祭でバルム・ドールを取った。
評価       大人になり切れない18才と20才の男女で子供が出来てしまってからのストーリー、
         金が無い、仕事がないそこで引ったくりをして生活費を稼ぐ男の物語。
         最後は何故か涙が出てしまったが。人ってどうしようも無くなった男と女でも触れ合えば
         そこにはなにかが戻ってくる?ことを描いているようだ。
         このようなどうしようもない子供が出来るのはやはり親が悪い、映画でも少し描かれてえいるが、
         親を教育しなおさないとこんな子供を量産してしまう、早くしないと益々社会が彼らによって
         足を引っ張られる事になる。
         それと全体的には仕事が全世界的に少ないのではないか、どの国も人口が多すぎて対応
         しきれていないのではと心配。