2008年劇場映画
3月
  5本                                       



君のためなら千回でも   

感想
 ドラマとして実によく出来ているし、まったく長い時間飽きない。

【解説】
 アフガニスタン出身のカーレド・ホッセイニ原作ベストセラー『君のためなら千回でも』(旧題『カイト・ランナー』)を「ネバーランド」「主人公は僕だった」のマーク・フォースター監督で映画化した感動ヒューマン・ドラマ。ソ連のアフガニスタン侵攻の際にアメリカに亡命し作家になる夢を実現させた主人公が、今なお深い心の傷となっている少年時代に犯した罪と向き合い、それを償うためタリバン独裁政権下のアフガニスタンに帰郷するさまを感動的かつスリリングに綴る。
 ソ連侵攻前のまだ平和だったアフガニスタン。裕福な家庭の少年アミールと、彼の家に仕える召使いの息子ハッサンは、境遇の違いを越えて強い絆で結ばれた親友同士だった。ところが12歳の冬の日、恒例のケンカ凧大会の最中にある事件が起きる。以来、アミールは少年ゆえの潔癖さと後ろめたさからハッサンを遠ざけてしまう。そこへソ連軍が侵攻、アミールは後悔と罪の意識を抱えたままアメリカへ亡命、再びハッサンと会うことなく月日は流れてしまう。20年後、苦労の末にアメリカで念願の作家デビューを果たしたアミールのもとに、アフガニスタンの恩人から1本の電話が入る。“まだやり直す道はある”との言葉に、アミールは意を決して危険なタリバン独裁政権下の故郷へと向かうのだったが…。

     
上映時間  129分 
製作年度
  2007 
製作国
     アメリカ

映画館    恵比寿ガーデンシネマ2
鑑賞日    2008/3/11 火曜日 



パンズ・ラビリンス   

EL LABERINTO DEL FAUNOPAN'S LABYRINTH

パンズ・ラビリンス

【解説】
 「ブレイド2」「ヘルボーイ」のギレルモ・デル・トロ監督が「デビルズ・バックボーン」
に続いて再びスペイン内戦を背景に描く哀切のダーク・ファンタジー。
再婚した母に連れられ、山中でレジスタンス掃討の指揮をとる冷酷な義父のもとへ
とやって来た空想好きの少女は、やがて残酷な現実世界から逃避し森の中の
不思議な迷宮へと迷い込んでいくが…。イマジネーションあふれるヴィジュアルと
深いテーマ性が高く評価され、いわゆるジャンル映画でありながら数々の映画賞を
席巻する活躍で大きな注目を集めた話題作。
 1944年のスペイン。内戦終結後もフランコ政権の圧政に反発する人々が
ゲリラ闘争を繰り広げる山間部。内戦で父を亡くした少女オフェリアは、
臨月の母カルメンと共にこの山奥へとやって来る。この地でゲリラの鎮圧にあたる
ビダル将軍と母が再婚したのだった。冷酷で残忍な義父に恐怖と憎しみを募らせる
オフェリア。その夜、彼女は昆虫の姿をした不思議な妖精に導かれ、
謎めいた迷宮へと足を踏み入れる。そこでオフェリアを出迎えたパン<牧神>は、
彼女が地底の魔法の国のプリンセスの生まれ変わりで、
満月の夜までに3つの試練を乗り越えれば、魔法の国に帰ることが出来ると告げる。
オフェリアはその言葉を信じて、与えられた3つの試練に立ち向かう決意を固めるのだったが

感想
 
実にファンタステック、子供が可愛い。
     

上映時間  119分 
製作年度
  2007 
製作国
     メキシコ/スペイン/アメリカ

出演者   イバナ・バケロ セルジ・ロペス
監督       リドリー・スコット
映画館      飯田橋ギンレイホール
鑑賞日    2008/3/10 月曜日




この道は母へとつづく   
     
【解説】
孤児院で育った6歳の少年が実の母を求めて過酷なひとり旅を繰り広げる感動ドラマ。
ある出来事を境に実母との再会を希求した末、独学で文字を覚え、
ついには孤児院を抜け出し、追っ手を躱しながら母を探す少年の悲壮な旅路を、
現代ロシアの社会情勢を背景にリアルなタッチで綴る。
 極寒のロシア。フィンランドとの国境近くの孤児院に一組のイタリア人夫婦が
養子を求めてやって来る。裕福な家庭の養子となることは、孤児たちにとって唯一の
希望の光だった。孤児院にとっても、斡旋業者から渡される手数料は大きな魅力だった。
そして、6歳の少年ワーニャが選ばれ、正式な手続きが済み次第、
イタリアへ引き取られていくことに。そんなある日、先に養子に出された
ワーニャの親友ムーヒンの母親が、捨てた我が子を取り戻しに来て院長に
追い返されるという騒動が起こる。ワーニャは同じことが自分の母親にも
起こりはしないかと想像した途端、実の母に会いたい気持ちが抑えられなくなってしまう。
そして、独学で文字を覚えると出生記録を盗み読み、わずかな手がかりを頼りに母を見つけ出すため、
ついには孤児院を脱走するのだったが


映画館      飯田橋ギンレイホール

鑑賞日    2008/3/10 月曜日



潜水服は蝶の夢を見る   
     

【解説】 
42歳という働き盛りに突然の病に倒れ、身体の自由を奪われてしまった
ELLEの元編集長ジャン=ドミニク・ボビーが、全身の中で唯一動く左目の
瞬きだけで綴った奇跡の自伝ベストセラーを映画化した感動ドラマ。
監督は「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル。主演は「キングス&クイーン」
「ミュンヘン」のマチュー・アマルリック。
 雑誌ELLEの名編集長として人生を謳歌していたジャン=ドミニク・ボビーは、
42歳の時、ドライブ中に突然脳梗塞で倒れてしまう。その後、病室で目覚めた彼は、
身体全体の自由を奪われた“ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)”となっていた。
それはまるで重い潜水服を着せられたような状態だった。
意識は鮮明なのにそのことを伝える術がなかった。絶望にうちひしがれるジャン=ドミニクだったが、
やがて言語療法士アンリエットや理学療法士マリーらの協力で、
左目の瞬きでコミュニケーションをとる方法を会得する。また一方で、
今まで仕事にかこつけて顧みなかった家族の大切さを改めて思い知るのだった。
そしてある日、彼は自伝を書こうと決意、編集者クロードの代筆でこれまでの帰らぬ
日々や思い出をしたためていく。


上映時間  112分 
製作年度
  2007 
製作国
     フランス/アメリカ

出演者   マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ
監督       ジュリアン・シュナーベル
映画館     有楽町シネカノン2
鑑賞日    2008/3/4 火曜日



ライラの冒険 黄金の羅針盤   

感想
 
ニコール・キッドマンが出ていることで、何はなくとも観ないと、
ということで、キッドマン相変わらず素晴らしい。映っているだけで
存在感あり。内容は子供向きだろうが映像はCGが見どころ。
白熊の対決の映像など素晴らしい、こんなことどうして出
来るのか技術相当今進んでいる。続編ありそう。

     

上映時間  112分 
製作年度
  2007 
製作国
     アメリカ

出演者    ダコタ・ブルーリチャード、ニコール・キッドマン
監督        クリス・ワイツ
映画館    新宿バルト9
鑑賞日    2008/3/3 月曜日