2007年劇場映画              

                             10本

最近観た映画から紹介しています。今年も100本を目指している

 多いほど素晴らしい
 多いほど悪い

2007年4月21日 土曜日 クィーン


評価   

感想     やはりアカデミー賞主演女優賞を取っただけある
       フィクション性がなさそう、たぶん現実をよく精査したのであろう
       まぁよくイギリスで許可したもんだと思う。日本で皇室の映画など
       作れるはずない。エリザベス女王の苦悩する姿が人間的で親しみ
      を持てるし、その感情がなんかよく分る気がする。
      家族の葛藤ってどの家族でも同じで、意見がそれぞれ違うのだ。


上映時間 104分   製作年度 2006年   製作国 イギリス、フランス、イタリア  

出演者  メレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル

監督      スティーヴン・フリアーズ

シャンテシネ
    小さい映画館。4Fにある。座席の背もたれが低いので頭が疲れる。
   スクリーが小さい。

 

2007年4月19日 木曜日 ラストキング・オブ・
           スコットランド



評価   

感想     いやぁ重い映画となってしまった チョット感情移入が出来ないなぁ。
      あまりの権威の凄さと、あまりにも無知で脳天気な若者しか出ないので。
     スリルはあるし、はらはらもする そして残酷さも相当であるので気が重く
     なるのではないかなぁ。


上映時間 125分   製作年度 2006年   製作国 アメリカ、イギリス  

出演者  フォレスト・ウィツテカー、ジェームズ・マカヴォイ

監督      ケヴィン・マクドナルド

銀座シネパトス
    銀座で一番小さくて、しょぼい映画館。標準に満たない映画館、チョットうら寂しい。
   ここでのロードショウはちょっと情けない気がする。あまりおすすめの映画館ではない。
   シートは良いのだが、なにせ狭い、何処かの教室のようでやだなぁ。
 

2007年4月16日 月曜日 敬愛なるベートーベン


評価   

感想     時間がちょっと短いと思う。もっと音楽を聴きたいが、
      女性写譜師の登場だが、どうもフィクションのようだ。
      あまり感動的な場面はない、人間の天才とはこういうものだと
      理解するのに役立つがもう一つ描き足りない感じ。
      もっと悲劇的だと思ったが、普通の音楽家としてしか感じられない。 

上映時間 104分   製作年度 2006年   製作国 イギリス、ハンガリー  

出演者  エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、マッシー・グード

監督      アニエスカ・ホランド

早稲田松竹
    2本立ての映画館。評価は下記を参考に。

 

2007年4月16日 月曜日 フランキー・ワイルドの
      素晴らしき世界



評価   

感想     筋としては聴力を失って、自暴自棄になり、そこから自立して行く
      ドラマなのだ。それもDJという職業なので、半端な落ち込みではない
      処をドラマ化している。
      クラブの音が印象的、要するに音楽で踊るのだが、その音といったら
      聞いていて踊りだしかくなる。
      筋で音が聞こえないというのは、それはショックとして出している。
      人間落ち込む時はとことん落ち込まないと、上昇気流に乗れないのが
      よく分る。中途半端に落ち込むと、たいした上昇は出来ないと判断出来る。
      聞こえなくても、DJにカンバックできるのだ。その後は平凡な生活になるが
      それもなっとくがゆく。

上映時間 92分   製作年度 2004年   製作国 イギリス、カナダ  

出演者  ポール・ケイ、ベアトリス・バタルダ

監督      マイケル・ドース

早稲田松竹9
    まぁここ場末といっていいだろう、座席がスクリーンのはるか下にある、そして
   臭いと空調の音といい、よくない。最近の映画館は座席がスクリーンを見下ろす
   形式になっているのに、ここはスクリーンを見上げるのであるから、見にくい。
   まあ及第点は上げられない。最低ランクの中といったところ。座席の座りごごち
   がまあまあなのだ。

 

007年4月9日 月曜日 ブラッド・ダイアモンド


評価   

感想     いやいや素晴らしい映画だ。どっちかというと西部劇だなぁ。インディアンと
      騎兵隊の戦いに似ているかも。すざましい殺し合いなど似ている感じ。
      
      需要があるから売れるのだが、希少価値を商売的に作り出してダイアモンドの
      価値を作り出している事もわかる。アフリカでの実際起こった事らしい。
      主演の2人、好演している。ディカプリオとコネリーがいい。
      あと感じたのが家族ってものは後進国ほどその絆が強いこと。
      と言っているようだ。
      アフリカの内戦って映画の題材にうってつけのようだなぁ。

上映時間 143分   製作年度 2006年   製作国 アメリカ  

出演者  レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・コネリー

監督      エドワード・ズウイック

新宿バルト9
    小さい劇場。しかし観やすいことではいい。前の人が気にならない。
   新しい劇場で座席も空間ゆとりがあり、背もたれも頭を持たれかけやすくなっている。
   全体にゆとりがあって良いし、スクリーンも観やすい。

 

2007年4月5日 木曜日 今宵、フィッツジェラルド劇場で


評価   

感想     ミュージカルとは違う音楽満載のもの。
      ラジオで30年あまり続いた音楽バラエティショーが放送を終了する
      最後の夜の様子を描いている。
      感心するのはまずギャリソン・キーラーの卓越した名司会ぶりとコーラス。
      あんなに簡単に歌が歌えたらいいなぁと思わせるほど、さりげなくそれも
      うまく、コーラスではハモッている、実に羨ましい。これはまねしたい。
      出ている俳優全てリラックスしていきいきしている。実にあのような関係
      羨ましい。歌手とミュージシャンのプロとはいいものだ。

上映時間 105分   製作年度 2006年   製作国 アメリカ  

出演者  ウディ・ハレルソン 、トミー・リー・ジョーンズ 、ギャリソン・キーラー

監督      ロバート・アルトマン

銀座テアトルシネマ
    小さい劇場。しかし観やすいことではいい。前の人が気にならない。

 

2007年4月2日 月曜日       素粒子 


評価   

感想     題名と内容が一致しない。結構面白かった と言うのは
     精神分析的な内容で俺好みの筋となっていた。
     父親が違う兄弟で、母親にはまったく見放されて生きた
     2人の生活がセックスがらみで、男ってこうなのかと分る。
     男と女って仲はセックスがらみでしか、仲良くなれない感じ。
     それが男にとって精神的にダメージを相当受けるし、人生を
     誤る事にもなる という事が分る。外国でもそうなのだ。

       
上映時間 113分   製作年度 2006年   製作国 ドイツ、  

出演者  モーリッツ・ブライブトロイ 、クリスティアン・ウルメン

監督      オスカー・レーラー

渋谷ユーロスペース
    小さいがいい劇場。気に入った。ゆったり出来る。

 

2007年3月28日 水曜日   ブラックブック     


評価   

感想     近来まれに見る、ハリウッド以外の映画の最高峰ではないか。
      はらはらどきどき、まったく先が読めない映画素晴らしい。
      戦争映画、ドイツ占領下のオランダ、レジスタンス運動の激しい戦い
      そこに家族を殺されたユダヤ人歌手の女性がスパイとして潜入。
      後半にかけどんどん盛り上りで、あっと思う場面も多くあり素晴らしい。
      それに色っぽい場面もあり、大人の映画といえる。

       
上映時間 144分   製作年度 2006年   製作国 オランダ、ドイツ、イギリス、ベルギー  

出演者  カリス・ファン・ハウテン、トム・ホフマン

監督      ポール・ヴァーホーヴェン

新宿テアトルタイムズスクエア
    観やすい劇場といえる。前の人が気にならない、これは当然なのだが、
   気になって嫌な劇場が多い。ここはその点最高にいい。

 

2007年3月22日 木曜日   デジャヴ     


評価   

感想     素晴らしい映画だ、感覚が新しいし、どきどきする。
       過去に戻って、テロを阻止するのだが、想定どうりにいかない
      予期せぬ出来事がつぎから次へ起き、はらはら どきどき映画の楽しみ
      はこれだ、素人がいくら考えても、予想できっこないのだ。
      所詮映画ではあるが、人間の考える事柄は無限ではあるが、こればっかしは
      才能ある監督か脚本家がいないとどうしようもない。
      この映画全てにおいて 近未来的いずれ世の中こうなるであろう

       
上映時間 127分   製作年度 2006年   製作国 アメリカ  

出演者  デンゼル・ワシントン、ポーラ・バットン

監督      トニー・スコット

新宿バルト9
    新しい映画館。全てよし、スクリーン、音響、シート。
   しかしゆとりがない、どちらかとゆうと若者向き映画館か。
   待合室の椅子がない、これは困る、時間ぎりぎりではいかない
   ゆえ、待ち時間が多いため椅子又はソファが必要。

 

2007年3月16日 金曜日   サン・ジャックへの道     


評価   

感想     やはりフランス的映画といえる。観念的な描写があって何これと
       思ってしまい、話しの腰を折る感じがして、ユックリ楽しめない。
       風景もいいのだが、そこにいる人間がよくないとまったく、美しくない。
       喜劇だが、少しも笑えない、劇場でも笑っている人もいたぞ。
       フランスからスペインへ聖地サンティアゴへの旅の人間模様。
       少しも敬虔な気持ちにならず残念、スペインには素晴らしい寺院がある
       のに、少し馬鹿にしているかも。

上映時間 112分   製作年度 2005年   製作国 フランス  

出演者  ミュリエル・ロバン、アルチユス・ドゥ・バンゲルン

監督      コリーヌ・セロー

銀座シネスイッチ
    小さい映画館。座席なぜか膝先の空間が比較的多く開いている。座りやすい。 
   スクリーンはやはり小さい。まあ60点かなぁ。