2006年  劇場映画  10本               

最近観た映画から紹介しています。今年も100本を目指している。

 多いほど素晴らしい。
 多いほど悪い。

2006年7月4日  カサノバ 112分  2005年 アメリカ 銀座テアトルシネマ    

             出演者  ヒース・レジャー 、シエナ・ミラー
             監督      ラッセ・ハルストレム

             
    
評価      ハッキリ言って時間の無駄。人の評判をまともに受けてしまい、それが失敗。
        真面目な映画と思って観ていたが、途中でがらっと、コメディータッチになってしまい、
        白けてしまった。” 伝説のプレイボーイ、カサノバが真実の愛に目覚めるまでを描いた史劇ロマン ” 
    
     こんな批評にコロッと騙された。この映画全体が無駄使い、俳優の失業対策みたいだ。
        大勢の大部屋役者をだし、ロケーションにも凝って大分金を使ったようだし。
        又予告編においても騙された。
        このところ良い映画にぶつかっていない、選択が良くないのか、心して選ばないと失敗する。
        まあ失敗作も観ないと、良いものも分らないかも。
        ハーと二つは女優人が良かったから、これしかない。後全てがっかり。

2006年6月30日  プルートで朝食を 127分  2005年 アイルランド/イギリス 銀座シネスイッチ    

             出演者  キリアン・マーフィ 、リーアム・ニーソン
             監督      ニール・ジョーダン

             
    
評価      IRAと性同一障害と孤児が母親を探していくなどのお話し。アメリカの映画とはやはりチョット違う。
        これは男向けの映画とは言えない。金曜日のシネスイッチは女性デイでなんと900円で入れるのだ。
        開演4時20分からだったが、ほとんど女性それほど大きくない劇場だが、8割ほど女性。
        アメリカではオカマはかなり気持ち悪がれているのが普通、イギリスでも同じであった。
        映画を観ていてわかるのは、人間生きていくって大変。数多くの同朋から影響を受けて、
        1人で黙々と生きていけないのが現実。
        ハート三つの分けは、人間の生き方を真剣に描こうとしていたところだが、もう一つ感動がない。
        あまりにも自分とかけ離れた存在に感情移入できな事などである。

2006年6月23日  ジャスミンの花開く 129分  2004年 中国 銀座シネスイッチ    

             出演者  チャン・ツィイー 、ジョアン・チェン  ジャスミンの花開く
             監督      ホウ・ヨン

             
    
評価      これは女性向けの映画だ。これを観て中国の女性も日本の女性も同じ感情があると、、、、
         中国でもこんな映画を作るなんて、三世代に渡る女性の遍歴を描いている。面白かった。
         時代の流れって、人間中心ではそれほど変らないのだ、環境というか回りが進歩するだけ
         で心理面ではちっとも変らない、中国でもそうなのだ。嫉妬、心変わり、夢、生活環境の違い
         の影響は心に傷を残す、女の頑固さ、夫婦と子供の関係など。
         ハート四つは女優のファンであり、演技が迫真であり、中国の風習が垣間見られた点。
         

2006年6月15日  戦場のアリア 117分  2005年 フランス、イギリス 銀座シネスイッチ    

             出演者   ダイアン・クルーガー 、ベンノ・フユルマン
             監督      クリスチャン・カリオン

             
    
評価      やはりヨーロッパ系の映画はテンポがどうも合わない。多少感情移入はできるが、今一つ。
         女にあまいのが気になる。西部劇のように男が男らしくない点気に入らない。
         それとキリスト教の教えとか言って、父と子と精霊など出てくると、白けてしまう。
         いったい何なのだ。
         クリスマスイブに休戦とは、理解しにくいこと甚だしい。

2006年6月15日  グッドナイト&グッドラック 93分  2005年 アメリカ 日比谷シャンテ2    

             出演者   デヴィッド・ストラザーン 、ジョージ・クルーニー
             監督     
ジョージ・クルーニー
             
    
評価      俺にとっては普通、よくも悪くもないなぁ。1950年代当時の現実映像を使ったので白黒になる。
         当時の報道の真実の映画化である。アメリカってものは結構自由とは言ってもそこには葛藤
         がある事がわかった。映画は共産党狩りの話し、やはりアメリカも思考錯誤して今の自由を
         勝ち取ったのだ。テレビは娯楽と現実逃避だと思われていたのである。
         淡々と進行するので、なんと途中で寝てしまったぞ。

2006年6月2日  ジャケット 103分  2005年 アメリカ 銀座東劇    

             出演者  エイドリアン・ブロディ 、キーラ・ナイトレイ ジャケット
             監督     
ジョン・メイバリー
             
    
評価      良い映画だ、空想的でうれしい、あまり現実的な筋は敬遠したいものだ。 
        展開が早く、初め就いて行くのにやっとのありさま、しかしなんとなく分りかけて来ると
        これがなっとく出来、鳥肌がたつぐらいになってくる。
        子役がやけに可愛いことと、ナイトレが役によってこうも代わるかと思うほどなのだ。
        こんなことがあったらいいなぁと思う筋書きであり、ある面切ないし、人生を考えさせる。
        最後にあんたの人生、あと何時間あるのと問いかけてくるあたり、辛い。
        人生修正できたらいいとも思わせる。そして最後、ホットし解決したんだと感じる。

2006年5月30日  夢駆ける馬ドリーマー 106分  2005年 新宿文化シネマ3    

             出演者  カート・ラッセル 、ダコタ・ファニング
             監督     
ジョン・ゲイティンズ
             
    
評価      観終わってとてもいい気持ちになる映画、ひさしぶりスッキリした。また競馬一度
        見てみたくなるぐらい刺激的な馬の競争場面あり。
        女の子ファニングの演技大袈裟ではあるが、それが自然なので驚き。セリフが早く、ハッキリ
        していて、頭の良さが歴然。目の動き、表情一つとってもハットする。すばらしいファニング。 
        泣けてくるのは、骨折して安楽死させられそうになる競走馬が助けられた恩を競馬で恩を
        返す、動物でも恩を返すという、けなげさが涙を誘う。家族愛に満ちた物語。

2006年5月15日  ナイロビの蜂 128分  2005年 新宿分化シネマ2

             出演者  レイフ・ファインズ 、レイチェル・ワイズ ナイロビの蜂
             監督     
フェルナンド・メイレレス
             
    
評価        アフリカの悲惨な状況が手に取るように分る、でも雄大な自然には感動する。
         でもどうしてもアフリカって馴染めない、動物はいいけど、なんでこんなに悲惨なのか
         世界の不思議と言わざるをえない、もっと頑張って人類のお荷物にならないようになれと言いたい。
         筋はナイロビの上層部が貧困層を薬の実験台にと許可して、スキャンダルが発生する。
         そしてこんなことがあっていいはずがないと調査していく話し。経済的な利益を得る為には
         なんでもありという今の世界を風刺しているようだ。
         俺の故郷は君だ、というセリフが印象的。帰る故郷がある人は仕合わせだなぁ。
         最後にドンデン返しがある。

2006年5月9日  レント 135分  2005年 銀座東劇

             出演者  ロザリオ・ドーソン 、テイ・ディグス RENT/レント
             監督     
クリス・コロンバス
             
    
評価       ミュージカルという事で楽しみだった、だがしかしテーマが暗すぎる。
         麻薬、エイズ、ホモ、レズ、セックスとおよそ我々一般庶民感情には関係ないものばかり。
         なんとこれニューヨークでの話しだという。アメリカはやはり病んでいる。
         あと踊りを観たかったがあまり印象がない、それと歌がロックでうるさいばかり。
         それとどうも白人女性には感情移入できるが、そうでないとできない。何か俺に
         白人コンプレックスがあるのかどうかかもしれない。
         あと最後の場面はある映画のパクリであろう、一回死んですぐ生き返るところ。
         

2006年4月28日  Vフォー・ヴェンデッタ 132分  2005年 丸の内toei2

             出演者  ナタリー・ポートマン 、ヒューゴ・ウィーヴィング Vフォー・ヴェンデッタ
             監督      ジェームズ・マクティーグ

             
    
評価       これは掘り出し物。近未来の独裁政権へ、たった1人で抵抗する映画。政治からみで、
         結構ありうる世界と感じた。近未来でも人間の心理、恋愛感情は変らない。
         気に入ったこの映画、音楽がいい、Jazz Bocalがいい場面に使われている。それは
         ジュリー・ロンドン女性歌手。主人公が手裏剣のようなものを使うところが新鮮。