ロフィール: 本名はElizabeth Rosemond Taylor。美術商をしていた父の関係で39年に渡米し、ビバリーヒルズに住む。女優志望だった母に夢を託され、ご近所のツテを頼って42年にユニヴァーサル作品“There's One Born Every Minute”の端役で映画デビュー。翌年MGMと契約し、スタジオ内の学校に通いながら「家路」に出演。以降「緑園の天使」、「若草物語」、「陽のあたる場所」、「ジャイアンツ」等々、幼い頃から醸し出していた大人の雰囲気で映画ファンを魅了し、“リズ”の愛称で親しまれた。50年代後半からは名実共に円熟味を増し、「愛情の花咲く樹」、「熱いトタン屋根の猫」、「去年の夏突然に」と3年連続でアカデミー賞にノミネートされ、60年には「バタフィールド8」で主演賞を受賞。63年には「クレオパトラ」に出演。撮影中に大病を患ったりしたが、66年には「バージニア・ウルフなんかこわくない」で2度目のアカデミー賞を受賞。70年以降はさすがに年と共に人気にも陰りが見え始めるが、80年代からはブロードウェイへ進出。そこでも成功を収めて舞台女優として活躍し、TVにも積極的に出演。87年にレジョン・ドヌール勲章を受けるほか、香水“パッション”、“ホワイト・ダイヤモンズ”を売り出すなどした。84年からはエイズ撲滅運動に目を向け、翌年研究財団AmFARを設立。91年にはエリザベス・テイラー・エイズ財団も設立し、その功績を称えて93年にアカデミーのジーン・ハーシ賞を受賞した。さて、エリザベス・テイラーといえば結婚遍歴が付き物。15歳の頃から共演者や大富豪の息子たちとの噂は絶えることなかったが、最初の結婚は18歳の時の50年、ホテル王の息子、コンラッド・ヒルトン・ジュニアと。しかし1年と経たずに離婚。52年に撮影先で知り合ったマイケル・ワイルディングと結ばれ二人の息子が生れるが、プロデユーサーのマイケル・トッドと恋に落ちて57年に離婚。その3日後にトッドと結婚するが彼が飛行機事故で58年に死亡。落ちこんでいた彼女を(当時デビー・レイノルズと結婚していた)歌手のエディ・フィッシャーが励まし、不倫関係に発展。59年に世の非難の中結婚した。その後「クレオパトラ」で共演したリチャード・バートンといい仲になり、こちらも大スキャンダルとなったが(当時のバートンはもちろん妻子持ち)64年、リズ離婚後の9日目に再婚。リチャード・バートンとは以降多数の作品に共演するが、74年、彼のアルコール中毒がもとで離婚。翌年よりを戻して再婚するがわずか10ヶ月ではたまた破局。76年に上院議員、ジョン・ワーナー、91年にはラリー・フォーテンスキーと再婚したがいずれも離婚し、現在のところ結婚回数は7回となっている。(さすがにもう無いだろうが……)

 2006年/2007年 映画(DVD)

特集
エリザベス・テーラー




























 
 

陽のあたる場所

  

2007年2月21日 鑑賞日




  
     
                                       

製作国 製作年度 上映時間
アメリカ 1951年 122分
出演者 監督
エリザベス・テーラー モンゴメリー・クリフト ジョージ・スティーヴァンス
1932年生まれ
当時19才
1920年生まれ
当時31才
1904生まれ
当時47才

 貧しい家庭で育った青年を、工場の同僚の女性と社交界の令嬢、女性2人の出合いから
お互い好きあってゆく話し。ただ後から知り合った令嬢とは最高の恋愛関係が、、、
しかしその時もうすでに他の女性に子供ができてしまっていた。その為責められると
彼女さえいなければという、邪な思いがでてくる。男はかってだとは思うがし方がない。
この辺がサスペンスで盛り上がる、ドキドキしてくる。もっと上手くやればいいのにと。
このストーリーマッチポイントとまったく同じだ。しかしマッチポイントの方が上手く
筋では男が成功を収めた。
ここではチョット暗い筋となってしまったが。それにしても美人過ぎだリズ。

 

緑園の天使 

  

2006年12月10日 鑑賞日




     
     かわいい                  自然な演技が素晴らしい       ラストシーン馬に乗って追いかける                                  

製作国 製作年度 上映時間
アメリカ 1945年 128分
出演者 監督
エリザベス・テーラー ミッキー・ルーニー クラレンス・ブラウン
1932年生まれ
当時12才
1920年生まれ
当時25才
1890生まれ
当時55才

 彼女の役柄は単なるお嬢様でなく、肉やの娘、馬にも乗り、障害競馬にも出るという役柄
時代はイギリスの1920年代頃。
何しろ馬に乗る姿が凛々しいくて、逞しいし、天才子役といって良いくらい演技が可愛い。
それともうひとり男の子だ、まだ学校へ上がっていない設定、とぼけ方が上手すぎ、
最高におかしくていい味出している、こんな子も始めて。
この映画、俺が生まれた時に撮られている、恐るべしアメリカイコールハリウッド。
戦後の日本の映画はやくざものと時代劇だけがはやり、気持ちのいい映画など
なかった気がする。これに比べて清々しいし、内容は単なるファミリー映画を越えている。
今まで何でこの映画を見なかったのか残念、50年ぐらい前に観たかった。
それとリズ、女優の原点を見られて、そうだったのかと分り嬉しい。
これから先こんな女優出てこないであろう。子役から成功している。 
   

若草物語   

   

2006年12月12日 鑑賞日



      
                        

製作国 製作年度 上映時間
アメリカ 1949年 122分
出演者 監督
エリザベス・テーラー ジューン・アリソン、ジャネット・リー マービン・ルロイ
1932年生まれ
当時17才
1917年生まれ、1927生まれ
当時32才     当時22才
1900生まれ
当時49才

 映画って俳優の若い頃の姿が、それも最高の姿で残っている。これって本人はどう
思うのかなぁ。
ここに出てくる女優達皆成功してる。いい役者だ。生きている人はもうかなりの歳になってしまったが。
晴れやかで、暖かく、家族のよさがほのぼのとただよって、実に羨ましいファミリーの映画
となっている。 
  

   

バタフィールド 8

   

2006年11月19日 鑑賞日




      
         苦痛に満ちた表情が泣ける                  チャーミング過ぎる                          横顔がこれ以上ない

製作国 製作年度 上映時間
アメリカ 1960年 109分
出演者 監督
エリザベス・テーラー ローレンス・ハーヴェイ 、エディ・フィッシャー ダニエル・マン
1932年生まれ
当時28才
1928年生まれ
当時32才
1912生まれ
当時48才

 今から思えば私にとってこの映画は女優の美しさを知った原点のもの、当時高校生であった私にとってこれ程の衝撃を受けた映画はなかった。凄まじいまでの美しさで印象に強く残った。そして時を経て、自宅で観る事が出来るとは幸せである。
DVDがあって本当によかった、そうでもなければ今観る事が出来なかったのだから。
バタフィールド8は46年も前の映画であるが、今観ても現代との違和感少しも感じない、映画全体もそうであるが、今の女優人との差であるが、これほどの美しさを持った女優は排出していない。特に黒髪が素晴らしい、ブロンドより好きである。
もう2006年には74才でもう映画には出ないであろう、残念。
これからは彼女の映画をDVDにて全て観ることにする。リアルタイムで観たかったが、その頃は映画どころではなかった為非常に残念なことであった、後悔している。もっと真剣に観るべきであった。 

この映画を評する事など出来ない、ただりズが出ているだけで満足。内容どうのこうのではないのである。
多少、役によって感情移入が出来るかどうかが決まるが、素晴らしさは変らない。
この世の中でこれを世界遺産にしないことはまったく片手落ちのようだ。映画を世界遺産にするべき。 
  

   

熱いトタン屋根の猫
2006年11月9日 鑑賞日



      
        


 財産家の次男坊ポール・ニューマンに嫁いだりズは、夫に無視されつづけていた、それには夫として
理由があった。しかしそれにも負けずりズは夫を愛し続ける。夫の親は長男よりポール ニューマンの次男を
認めていて後継ぎにしたいと思っている。その為長男との確執があったりで、財産の取り合いもテーマとなっている。
りズは子供が欲しいのだが、夫がそれを避けている為、苦しい思いをしている。このような筋。

 もうファンにはたまりません、アップでのさまざまな演技力素晴らしい。英語の発音がわりと分り易いのがいい。
映画自身の評価は分りません、りズが出ているだけで満足、満足。

製作国 製作年度 上映時間
アメリカ 1958年 108分
出演者 監督
エリザベス・テーラー ポール・ニューマン リチャード・ブルックス
1932年生まれ
当時26才
1925年生まれ
当時33才
1912生まれ
当時46才