この4月から富士市にいます。身延線沿線です。身延線の正しい乗り方
駅に着いたら、乗り方を駅員に尋ねようとしてはいけません。何故なら駅員が いないからです。乗り方や運賃は自分で確かめましょう。時刻表を見て来なかっ たあなたにとってそれを確認する時間はたっぷりとあるはずです。もしかすると、 近く(歩いて数十分)のコンビニに行って飲み物を買って来て喉を潤すことも出 来るかもしれません。 そうこうするうちに電車(電車!)が接近します。電車が近づき過ぎるとホー ムに上がれなくなってしまいます。何故ならホームへ上がる階段のところには遮 断機があって通行止めとなってしまうからです。 さあ電車が接近しました。駅のアナウンスに注意しなくてはなりません。それ が何両編成で乗務員が何人かを把握する必要があるからです。乗る口は一つであ る場合が多く、電車が止まるまでにその乗車口に到達していなくてはなりません。 もし編成が200両くらいであったなら、多分乗客の大部分はその列車には乗れ ず見送ることになるでしょう。それが、皆(と言ってもせいぜい数名だが)が乗 れるのは編成が一両か2両かが多いからです。 さて、電車(!)が止まりました。あなたは、そこでじっと待っていてはいけ ません。ドアのランプが着いたなら「開」のボタンを押さなければ開きません。 (おお、これはパリのメトロと同じですねぇ、進んでいます^^;;)そして、車内 に入ったら、すかさず「閉」のボタンを押してドアを閉めてしまうのがおしゃれ です。乗ったらドアが閉まる前に「整理券」を忘れずに取ることは皆さんワンマ ン運転の常識ですのでご存じでしょう。時として地元の正しくない若者が整理券 発券機の前に寄りかかっていて券が取りにくい場合がありますので、その際は、 「済みません」とコミュニケーションを大事に整理券だけは確保しましょう。下 手すると「券無し」の料金として甲府から乗ったこととされてしまいます。乗っ てからすぐ近くの座席に座るのはこの地方では「ダサイ」ことだとされています。 それは降りる際は一番前の扉しか降りられません(理由は後述)から、慌てずに 電車から降りるためにはなるべく前の席を確保する必要があります。ですから、 後ろに空席があっても意味なく前の方で立っている乗客を良く見かけます。これ らは正しい地元の方々です。 電車が降りる駅に近づきました。車掌さんに降りる旨伝える必要はありません。 車掌さんは乗っていないからです。また、バスと違って降車ボタンもありません から平然と電車がホームに止まるのを待ちましょう。でも、ここでまたじっと待 っていてはいけません。そうです。「開」のボタンを押します。で、料金はどう するのかって言うと。それまで電車を停止するのに集中していた運転手が運転席 のブラインドをすかさず上げて料金を回収しますので、ちゃんと整理券の番号と 合った料金を支払いましょう。駅員のいる大きな駅で降りる場合はどのドアから も降りられて、通常通り改札口で整理券(!)を示して精算しましょう。 これであなたも明日から胸を張って身延線が利用出来ます。身延線の正しい乗り方−2
身延線というのは、1,2,3両で編成されているものらしい。それ以上 の連結を見たことが無いので正しいのかどうかは不明。時折、ブルートレイ ン風貸し切り列車が通るが、あれはどうやら大石寺の総本山に行く**学会 の方々らしい。あとの列車は白が基調の1両、東海道風ステンレスにオレン ジライン風2両、旧東海道線風オレンジ/グリーン塗り分け2〜3両、が基 本であると見た(ここで威張ってどうする^^)。 で、本題の乗り方であるが、その後、更に細かい注意点があることに気づ いた。2両編成のワンマン電車の場合である。1両であれば後ろ乗り前降り で簡単(?)であるが、2両で来た場合(無人駅でも、ワンマンである旨は、 ちゃんとアナウンスで流れる)にも乗り口はどこか?で迷ってはいけない。 ちゃんとホームにワンマン入り口と書いてあるではないか。そこの近くが乗 り口です。さて2両編成だとどこから乗るか、ですが、それは例によってボ タンを押してドアを開けてみて整理券発券機のあるところです^^;;←これだ と、開けてびっくり玉手箱。整理券発券機が無ければ「残念でした、またど うぞ」でその次の電車(最悪30分ほど後)を待つ、さてその次が1両で、 その次が2両で・・・で、永遠乗れなくなってしまう^^。 ま、こんなことは無いんですが、乗る場所は1両目の後部ドアになります。 ここに発券機があるんですが、よく学生さんなんかがたむろしていて隠れて いますからご注意(定期券や切符買って乗っている人には無縁の機械です)。 私はドアに近く立っていて、線路周辺の情報収集に努めていた(大げさ)ら、 非番の乗務員から「そこは整理券を取るお客様がいらっしゃいますから、も うちょっと奥へ行って頂けますか?」と注意を受けたほどだ。で、私は、と 言うとその整理券を持っていない。なぜか? それは乗ったときに入り口付 近の発券機に気づかず反対側のドアの近くの発券機付近まで歩いて覗いたら、 券が出てこない^^;、仕方なくその付近にいたというのが正解。あとで分かっ たのは、私の乗った側のドア横の発券機にはおねえちゃんが、しっかり寄り かかっており、全く視野から外れていたのでした。 さて、整理券を持たずに乗車した場合の運賃はどうやって支払うべきか? 整理券無しは甲府からの運賃(2時間半くらいかかるからなぁ、いったいい くらになるんだろう?)を支払わされるのか・・・どきどきの下車です。答 は簡単、自己申告制です「***から」と正直に言えば200円で降ろして くれます。 さあ、あなたもドキドキワクワクの身延線の旅、試してみませんか?
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