東ティモールの地理
面積 18,900平方キロメートル(ポルトガル時代の数値)
14,615平方キロメートル(インドネシア時代の数値)
*最近では下の方の数字を使っている。
地形 中部に3000mにもなろうかという山をもつ山岳地帯があり、これによって北部と南部がわかれている。
北部は比較的乾燥しているが、南部は雨も多く豊かな農業地域となっている。
季節 乾季(4月から9月)と雨季(10月から3月)の2つ
雨季に入ると道路などが洪水で寸断され、いろいろなことが滞るので注意。
人口 1975年(侵略当時)推計約69万人
1999年(住民投票前)推計約90万人(そのうちインドネシアからの移民が10万人程度はいたと推測される。)
インドネシア中央統計局は東ティモールについて以下の人口統計を発表している。
1980年 555,350
1990年 747,750
1995年 839,719
2001年の人口は約75万人で、西ティモールにまだ6-7万人の難民がいると考えられている。
人種 メラネシア系が中心。その他パプア系、マレー系、中国系、インド系、アフリカ系、ヨーロッパ系など。
言語 テトゥン語(ディリ・テトゥン語)が一般に普及。
公用語はポルトガル語とテトゥン語。
インドネシア語と英語も実務言語として組織によっては使用している。
年輩の教養層を中心にポルトガル語が一定程度、また若年層を中心にインドネシア語が相当程度普及。
その他地域により13-16程度の言語があるとされるが、主な言語は以下のようなもの。
ブナク語(ボボナロ地域)
ケマク語(ボボナロ地域)
トゥクデデ語(リキサ地域)
マンバエ語(アイナロ、サメ、エルメラ地域)
ガロレン語(マナトゥトゥ地域)
マカサイ語(バウカウ地域)
ファタルク語(ロスパロス地域)
宗教 大半がカトリック教徒。プロテスタント、イスラムも若干いる。
カトリックの司教区はディリとバウカウの2つでいずれもバチカンの直轄。
ディリ教区の司教は不在。カルロス・フィリペ・シメネス・ベロ司教は辞任している。
バウカウ教区の司教はバジリオ・ド・ナシメント司教。
行政区 ポルトガル時代・インドネシア時代、現在を通じて以下の13県に分割されている。
ディリ(Dili)
バウカウ(Baucau)
マナトゥトゥ(Manatuto)
ラオテン(Lautem)
ビケケ(Viqueque)
アイナロ(Ainaro)
マヌファヒ(Manufahi)
コバリマ(Covalima)
オイクシ(Oecussi)<飛び地>
ボボナロ(Bobonaro)
リキサ(Liquica)
エルメラ(Ermera)
アイレウ(Aileu)
産業 コーヒー、大理石、石油(南海域の海底油田)