820 インドネシア、ラ−マヤナの旅(11)バリの舞踊−レゴン・クラトン

バリの舞踊、ラ−マヤナ舞踊だけは見たいの旅でしたが、バリ島で3つ、ジョクジャカルタで1つの、舞踊を見ました。どれも感動の連続の素晴らしさでした。見る価値ありのバリ、インドネシア舞踊です。

今夜はウブドゥの王宮(と言っても、ウブドゥは小さな田舎王国だったので、ささやかな石造りの王宮です)で、レゴン・クラトン(王宮舞踊)を見ました。
ウブドゥや近くの町にはプロ、セミ・プロ、アマチュアの舞踊団が多数。王宮の中庭では毎夜どこかの舞踊団によって、公演が行われています。*ビ−チに滞在している人も、本格的な舞踊をみるには、結局はウブドゥに来ます。

まずは、舞踊の無事を願う、ヒンドゥ−の神への祈りの儀式があって、ジャワのガムランと違って、軽快なバリ・ガムランの演奏が始まります。ガムラン音楽は、ス−パ−・マルチ・ドルビィ−サウンド?で頭の芯が痺れるような響き、奥行きがあって好きです。

踊りは、全て物語の名場面からとられ、公演は3.4の物語で、構成されています。物語ですから時に伴奏としての?歌やセリフも入ります。


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まずは若い女性の踊り(レゴン)から始まります。王宮の扉を開けて、現れるのですが・・・階段を一歩下りると停まり、また下りると留まり・・・・もう速くでてきて〜という 所作が素晴らしい。


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日本舞踊は情感的といいますが、バリの踊りに比べると、かなり負けています。足先から髪の毛まで、全身全てがしなやかに、目にも表情をつけて、腰は く の字に保たれたたま、体が流れるように・・・・。とにかく魅惑的。そんな目つきをしないで〜 の踊りです。バリ舞踊では1組(善と悪を象徴しています)が基本となっています。赤い衣装は、女官、緑二人が組です。物語は宮廷の二人の女性の恋の争いのようですが、どうなっているのかはよく分かりません。が、とにかくウットリです。


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ウットリしていると第一の物語が終わって、バリス(戦士)の踊りが始まります。二人の戦士が果てしなく闘うの踊りですが、こちらは日本の歌舞伎が寂しくなるような、所作、みえ、の連続で、躍動する踊りとなっています。それが終わると、善悪が定かで無い ス−パ−聖獣バロン(日本に渡ってきた時には獅子舞の獅子になったのでしょうね?)と魔女ランダの戦いの踊りが始まります。弓矢の象徴として、木の葉やプルメリアの花が投げられます。のもオシャレです。

戦士もバロンもおそらくヒンドゥ−教の神(=ラ−マヤナ物語の神)の象徴です。そして、どの戦いも決着がつきそうでつきません。そして、あれ?あの人はいい人じゃなかったの?本当は悪い人なの?とだんだん分からなくなってきます。???

そうなんです。「善と悪がある」「善は悪に勝つ」と思っているのは先進国の人々や日本人。インド神話から生まれたヒンドゥ−教、ラ−マヤナ物語、そしてバリ文化では、悪と善は定め難し。場合によって、善は悪であり、悪は善なり。そして、善と悪は拮抗し、この世の果てまで決着はつかない となっています。世界は混沌、白と黒に区別をつけることが間違いなのです。暮らしも考え方も多様。それを認めなくては。全く同感。これがアジアの哲学です。



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そして、最後はラ−マヤナ物語。今夜のラ−マは超美人の女性が演じています。足の指が上がっているでしょう。役によって特徴的なポ−ズが決まっています。ラ−マは動くときもこの足で。


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そして、物語は女性の乱舞によって終焉へ。どうしてバリはみんな美人なんでしょうか (-_-)゜zzz・・・
『夜は暗いから みんな美人に見えるんよ』『そうなん? (-_-)゜zzz・・・』

最後はみんな並んでのごあいさつ。拍手喝采の2時間のレゴン・クラトンは終わりました。

 

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王宮の門を出て、ホテルの車を待ちながら、バリに来てよかったと思った、夜の王宮の中庭の素晴らしい踊りの夕べでした。

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追加編 5月20日火曜日

かねてより遠距離交友中の、インドネシアはジャカルタにお住まいの gula さん(闘うビジネスマン家庭の守り手、関西出身、特技:食っちゃ寝)から 
『4度目のバリ旅行から帰ってきたとこです』 『今回も、この踊りを見てきました』
とのメ−ルを頂きました。で、

『16夜の月が王宮の間から昇り・・・・ 合間に流れ星・・・南十字星の輝も美しく・・・』
の庭でこの踊りを堪能したそうです。そして、

『王宮のホテルに泊まりました』『良かったですよ〜 すごく素敵なホテルでした』
;一番上の写真の踊り手が現れる扉の向こうは、離れ家のようになった部屋があり、ホテルとなっているそうです。さすが本物の旅ですね。また、この踊りの入場料3年前は2万ルピ−。現在は5万です。すごい値上げ。

 gulaさんお知らせありがとうございました。

次回は絶対満月の夜に行き、王宮ホテルに泊まりたい気持ちが湧いてきました。
しかし、ジャカルタからはすぐそことは言え、4度目とは多すぎるのでは (-.-;)y-~~~・・・・そして、5度目ももうすぐなのでしょうね。羨ましい。