730 メドハギ


『萩の花 尾花くず花 なでしこの花 女郎花 また藤ばかま あさがおの花』

山上憶良のこの歌は、七夕の日(旧暦、8月7日)に宮中で催された宴のために作られたそうです(やっと最近知りました)。そして、まずAチ−ムが

          『萩の花 尾花くず花 なでしこの花』 

と高らかに詠い、これを受けてBチ−ムが

                  『女郎花 また藤ばかま あさがおの花』

と詠んだそうです。みんなで掛け合い歌う楽しさの、拍手喝采の実に艶な趣向です。
飲んだらカラオケの創造力のない現代とは大違い。昔の遊びは活き活きとして、素晴らしい。
で、本日は萩の花の話題です。


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日当たりの良い、草原、使われなくなった広場、新しくできだ道路端などで、ひざ上から腰くらいの高さで、根本からまっすぐな茎を出して、茂っているハギがあります。気をつけて探すとすぐに見つかるメドハギです。

メドハギ???
占いに使う 筮竹(ぜいちく) の「筮」の字はメドギとも読みます。メドハギの真っ直ぐな茎は「筮」として使われて、メドギにするハギで→メドハギという名前がついたようです。その後、竹で作ったほうが簡単なので(竹は割と遅く日本に入ってきたし)、ハギの茎を止めて、竹製に=筮竹
というなかなか文化的なメドハギです。


付録:人を4種類に分けようという血液型占いはあまりにも人間を馬鹿にしているので、論評にも値しません(ABO血液型自体、数十種あるので、入り口で既にこけていますが)。二つとない人生ですから自分の運命は大切にしたい主義なので、一人づつの運命を予言しようとする、中世の占星術や中国の易は、よさそうです。惑星の運動を調べ地動説をとなえたコペルニクスも占星術のお仕事をしていました。
星の運行を知っていたからできたので、現代のインチキ星占いとは違います。


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雑草のように茂っているメドハギですが、一つ一つの花は、上品な紫のグラデ−ションで、とてもきれいです。
どこにもあるメドハギ、見つけたら、好き?嫌い?晴れ?雨?と花占いでもしてみますか

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