679 ジュンサイ

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古事記や日本書紀にもでてくる、古くから日本人に親しまれたきたシュンサイ(奴奈波=ぬなは)です。万葉集にも歌われています。

   
『わが情 ゆたにたゆたに 浮ぬなは 辺にも奥にも よりかつましじ』

ジュンサイはスイレンの1種で、水中にある茎で全体が繋がっていて、こちらに引き寄せても、もとに戻っていきます。
「私の心はジュンサイのようです。岸にも寄らず、沖にもいかず、ゆらゆらとして定まりません。私をつなぎ止めてみたら!」
ジュンサイの性質を鋭く観察しつつの、激しい恋の歌。万葉人には負けます。


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お吸い物に、酢の物に、とジュンサイは高級食材となっています。
水中に沈んでいる若い葉を食べます。丸いのは花の蕾です。しかし、ものすごい寒天質に包まれています。

水を打った石畳を歩いて、格子戸を開けて『おこしやす』と迎えられて、はんなりの京都の料亭で食べる。に憧れています。しかし、高級、料亭とは全く無縁なので、仕方なく、自分で採ってきて、ポン酢で食べて、季節を味わっています。が、特に味はしません。高級料亭で食べないと味が分からないのでしょうか。やはり。 

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