553 アンコ−ル・ワットへの旅(11)タ・プロ−ムA

アンコ−ルの寺院は砂岩を積み上げて造られています。しかし、千年近い間に、次第に崩れ落ちてきます。アンコ−ル・トムのバイヨン寺院などは積み直して修復し、樹木が除去されています。しかし、タ・プロ−ムは自然のままにおかれています。
『アンコ−ル・トムは森に埋もれていた』のですが、それがどんな事だったのか、タ・プロ−ムで分かりました。


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熱帯には、ガジュマルのように、最初は他の樹木に、もたれかかるようにして育ち、やがて大きくなると中の木を締め枯らしてしまう 「締め殺しの木」 と呼ばれる樹木があります。
タ・プロ−ムにあるこれらの巨大な樹木(根だけで、2.3階の建物ほどの木もありました)は、その仲間の、スポアンという樹木です。『夜が来たら動きだしそう〜』『すごい。怖いほど』 アンコ−ルの森では、植物は穏やかで静的という考えは、間違いです。


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タ・プロ−ムの緑の苔に覆われた壁には、他の寺院と同じように、デバダ−(女神)やアプサラ(天女)の像が刻まれています。あちこちの壁に何気なくあるデバダ−は、森に埋もれて消えていくタ・プロ−ムを見守っているようでした。
そして、タプロ−ムを見物する私たちを、スポアンの木とデバダ−が見張っているようで−−−。
感動と不思議な恐怖のタ・プロ−ムでした。

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