521 ボルネオの旅(23)sumpit

98年9月。ジャカルタの独立記念塔の下。政情不安でジャカルタは騒然。観光の人なんかだ−れも居ない。それでも、絵はがき売りのおじさんがいました。500円! 高い! それならこれは3千円!高い!

実は「これ」を落ち着いて見なかったのですが、あとでだんだん欲しくなりました。


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これです。ジャカルタでも売ってますが(先が竹製の槍できっとお土産品の偽物?)、
実はボルネオの産物です。人づてに頼んでおいたら入荷の知らせがあって、さっそくマルタプラのバザ−ルにかけつけました。何気なく新聞紙に包んであって300円。
吹き矢、sumpit。新品です。

吹き矢はボルネオやイリアンジャヤ(パプアニユ−ギニア)の武器、狩猟の道具。
ボルネオではダヤック人がつい最近まで狩猟に使っていました。マルタプラの近くにはダヤック人も住んでいるので、お金になるので作ってくれたのでしょう。
本物。サマリンダの博物館でも全く同じ物が展示してありました。

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ボルネオ北部(マレ−シア領)の吹き矢はもっと長いらしいのですが、これは全長90cm。
先に薄手の鉄製の槍(刀)が着いています。切れます。
獲物をぶら下げる?フックも着いていて、ラタンで巻いてしっかり留めてあります。

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真ん中には、大蛇の彫刻が。

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いわくありげな文様の竹製の矢筒。。
木製の蓋と、腰に下げられるよう、木製のフックも着いています。
これだけでも芸術品でしょう?

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さていよいよ 矢です。これが意外な事に、細く削った竹。18cm。
根本には 何かの植物の芯(キビガラのように超軽い)。
矢を筒に詰めると、スカスカと隙間が。ええ〜!これで飛ぶん?

ご安心ください。日本に帰って試したら、10m先のミカンに命中して深くささりました。精度も飛距離も威力も申し分ありません。
実際には、矢の先に毒を塗って使用するので、少しでも皮膚が傷つくと、おしまいです。
ボルネオではどんな毒を塗るのでしょうか? 
日本には吹き矢はありませんが、弓矢の先にはトリカブトの汁。熊もイチコロです。
トリカブトが生えている場所を知っているので、いつでも出動できます。

ほ−れ! これ買ったと家で見せたら、評判は-----でした。
ボルネオ旅行の大切なお土産で、いつでも使えるように、飾ってあります。

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