292 セラウェシの旅(15)ケテ・ケスの家

ランテパオの町から南東へ車で10分足らずの場所に、ケテ・ケス( Ke'te   Kesu )村があります。高床式で屋根が船型の家がずらっと並んでいます。

 

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広場の両側に、合わせると30棟くらいが並んでいます。住居と穀倉ですが、壁面にはきれいな絵(呪術的な意味がある)描かれ、また、水牛の角も飾られたのもあります。一番の特徴は屋根で、両棟がそり上がって、実用というよりは芸術的な、まるで船の形をしています。

 

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地元ではトンコナンと呼ばれている建物で、トラジャのどこでも見られ、トラジャの象徴ということで、トンコンナン型商店、ホテル、ついには道路案内標識にもなっていました。
これに似た建物が同じインドネシアのスマトラ島北部でも見られます。トラジャ人がスマトラに渡り作ったかもしれないのですが、謎となっています。

トラジャという言葉は 「山の人」という意味ですが、実はトラジャ人は東南アジアの海を航海していた海洋民族であったと言われています。かなり昔にセラウェシ島に到達し、最初は海辺に住んでいました。しかし、やがて後から来たマレー人に追われ山間に移り住みました。
トンコナンの船型の屋根は、海洋民族としての想いが込められているのかもしれません。そして、故郷の方角を向いたトンコナンは故郷へ向けて船出する姿なのかもしれません。

 

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トンコナンのある広場から振り返ると、田圃が拡がっています。丁度田植えの時期で(年に何度か稲作をします)、写真には写ってないのですが、人や水牛が働いていました。
水と緑に恵まれたトラジャの長閑な風景です。

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