286 セラウェシの旅(13)タナ・トラジャへA

海岸の町、パレパレからいよいよタナ・トラジャを目指して、山道に入ります。
道幅は2車線の舗装で安全、しかし標高1000m前後を登り降りするので、トヨタ・キジャンも楽ではありません。

 

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この辺りで標高は1000mくらい。セラウェシ島には3000mを越える山がいくつもあります。左の写真の方角には最高峰の Rantemario 山(3478m)があるはずですが、見えませんでした。急な山の斜面も切り開いて畑になっている場所がかなりありました。勤勉なのは日本人だけではありません。

 

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セラウェシは連日晴天、山の中でも37度の猛暑で疲れたし、タナトラジャへの最高点も過ぎた Enrekang の町はずれの喫茶店(といっても普通の家風のテラス。床は足がヒンヤリとするタイルが標準です)で休息。回りにあった家はやっぱり、すごい高床式の家です。これがセラウェシの伝統の家なのでしょう。

実はタナトラジャへは車を雇って一人で行く予定にしていたのですが、右端の運転手君もいれて4人連れになってしまいました。理由は二つ。

インドネシアでの旅はジョクジャカルタに住む、アッシさんがいろいろ手配してくれました。
理由の一つ目は、インドネシアは、人の繋がりが濃い社会だからです。アッシさんが声をかけておいてくれると、知らない土地でも 
「やあ、お待ちしていました」 とアッシさんの知人、知人の友人、友人の親戚などなど次々に出迎えて面倒を見てくれます。そして、またその逆もという、社会です。縦や横に張り巡らせた人脈があり機能します。悪くすると顔つなぎができてないと、役所ではひどい目にあうことになります。バスでも運転手、運転手の助手、助手の助手、(の助手がいるバスもありました)、が運転手の命令でシャキシャキと分業して働いていました。親分子分の関係で見ていると東映の映画のようでした。
「そこらの阿部一人では頼りない」 私アッシさんが行けないなら、姪(左端)、と姪の従姉妹をつけてあげようという訳です。

もう一つの理由はインドネアシが混乱していて危険 「そこらの阿部一人では危ない」 という事でお供をつけてくれたのです。実際は何ともなかったし、今も注意をすれば何とかなるはずですが。

実は、インドネシアは経済破綻をきっかけに長期スハルト政権が倒れた97年頃から社会情勢が悪化。99年には
東チモールが戦争状態に。スマトラは慢性的な長期ゲリラ戦が。現在はマルク諸島が戦争状態。パプアニューギニア(イリアンジャヤ)も独立運動激化、などなどです。

外務省から海外渡航情報、危険度1(注意喚起)〜危険度4(戦争)がでていますが、バリ島以外は全て危険地域に。旅行社によるバリ島以外のインドネシアへのツアーはもう数年以上ありません。
私が行った98年10月のセッラウェシ島(危険度1)は何ともなかったのですが、11月にはセラウェシ島独立運動が活発化して、飛行場が占拠されました。2000年は、イスラム教とキリスト教の対立が激化して、危険度は2。マルク諸島の紛争の難民も流入しているので、もっと危険になるかもしれません。北部の海岸はダイビングのメッカらしいのですが、ミンダナオ島からのフィリピン解放戦線ゲリラの射程距離ということで警戒中とか。悩み多き、セラウェシ島そしてインドネシアです。

と、あまり面白くない話をして休息終わり。ほんとは見張りがいない一人旅がーーー。

 

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だんだん道は下っていきますが、回りは高い、山また山が続きます。所々に小さな村やまあまあの町がありました。写真の山は急な石灰岩の山で、右端には小さな集落が写っています。というような風景を見ながらタナ・トラジャへ。

 

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朝10時に出発して、あちこち見ながら300Km、4時過ぎに着きました。タナ・トラジャで一番大きな町、ランテパオ( Rantepao )です。一番と言ってもこの辺りが一番の繁華街というような町です。中央に見えるのが市場(バザール)なのでちょっと覗いてみました。
セエラウェシ島一番の観光地ということで半分が観光客用お土産屋さんで、商売熱心でしたが、最近は観光客もお休みということで、埃をかぶったのが多くてーーーー。しかし、牛の骨や木彫りの人形や彫刻はいかにも怪しく、惹かれるものもありました。高い。

半分は日常品屋さんで、裏手にはおばさん達のお店も。
トラジャ・コーヒ!トラジャ・コーヒ!と探し回りましたが、???? 
「知らんよ〜。コーヒはお土産屋さんにあるよ」 土産屋さんにはジャカルタの飛行場で見た、普通の箱入りコーヒーしかありません。
不思議! トラジャではトラジャ・コーヒはちっとも有名ではないのが分かりました。確かにコーヒの木はよく見かけたんですがーーどうなっているんでしょうね。