236 タイ、チェンマイの旅(9)お寺

チェンマイはかつて城壁と堀に囲まれた城塞都市、今もターペ門や堀が残って往時が偲ばれます。さて、タイは仏教の国で、この旧市街の中だけでも60以上もお寺があり、仏教国の面目躍如です。
日本のお寺とは建築様式も違いますが、一番違うのは、日本のお寺がだんだん、わびさび風に古びていくのに(日本人の好みなのでしょうが)、タイのお寺は絶えざる修復などによって、非常にきらびやかに保たれています。見方をかえれば、そのためのお金と人が集まるから可能な事で、宗教が生活の中に根ざしている証拠なのでしょう。

 

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ワット・プラ・シン(Wat Phra Sing)です。旧市街の中で、最も落ち着いて格調あるにお寺に見えました。このお寺には非常に大きな青と金色をちりばめた本堂と、写真にある地味な建物がいくつか並んでいました。奥に見える塔(塔はたいてい白に金色か黄色です)には仏像が納められています。

あれこれ眺めていると、お坊さんに日本語で話しかけられました。本だけで、3年間で勉強したそうですが、非常に流暢な日本語で、話してみると相当の知識人で、頭のよさに感心しました。しかし、肩からかけたカワイイ袋がミスマッチでいいでしょう。


余談ですが、一人旅のよいところは必要に迫られて、誰かと話さないといけないし、逆に一人だと気軽に声をかけて貰えるので、交流がすすむ事です。困るのは、一人で食べる落ち着かない食事です。

お寺を案内して、一緒にお茶でも飲んで、かわりに日本語の宿題をみてあげる事になりました。いい人に会えたと喜んでいたら、Excuse me! とスリランカから来た、おばさんが現れて、『ここの仏像はどうなっている?』と割り込まれてしまいました。実は寺の名前のプラ・シンはプラ・シン像に由来しています。タイでは非常に珍しい、スリランカで造られた仏像です。それを知っていて、わざわざ訪ねてきたし、時間もかかりそうだし、じゃーまたで別れました。敵はおばさんですから仕方ありません。せっかく悟りの入り口へたどり着けるチャンスだったのですが。

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お寺をあとにして、まっすぐターペ門の方へ歩いてみました。大小さまざまなお寺がありました。大きな講堂がある、豪華絢爛の  Wat Bupparum の境内の隅には、お線香もたくさんあげられて、なかなか人気がありそうな派手な仏様がありました。日本人の感覚では、セクシーすぎる仏様ですが、お賽銭もあがっているので、これでいいのでしょう。
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