1610 スズサイコとカマキリモドキ:夏の夜の闘い

『今度の日曜日、秋の七草を見る会があって、ガイドの出動要請がきとるよ』『えっ!絶対35度間違いなし 秋吉台なんか歩いたら死ぬよ』 『・・・・・・』 『きれいどころ入れて18名も来るし、弁当も出るらしいよ』『・・・・・・・』 『弁当がでるか』 『ボランティア!』 『ボランティア〜・・・・・』

 

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9月5日、日曜日、友人のhigeさんと出動。が、予想通り見るだけで暑い秋吉台でありました。

確かに弁当は美味かったけど、1.5リットルでは足りなかったね、と青息吐息でコ−ス終着点まであと5分、任務完了度98%、地点にさしかかった時、スズサイコが・・・・

 

161002.jpg (22738 バイト) あれっ!スズサイコに虫が。ハチ?

スズサイコは、秋吉台には点々とあります。

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ガガイモ科の面白植物で、夕方になって陽が陰ってくると、鈴型の蕾が開いてこんな花が咲き、夜明けの頃に閉じてしまう、夜の花です。

higeさんによるとこの虫はスズサイコによくいるそうで・・・しかし、どこか変!じっくり観察してみました。


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胸と、腹はハチに似ていますが・・・・、羽はハチでないし、首が長くて、顔の辺りが変!カマキリモドキ(キカマキリモドキ)という昆虫でした(ちょっと目にハチに似せているのは、「食ったら刺すぞ」という防御戦略か)。
カマキリモドキはカゲロウの仲間です。


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そして、前脚がカマキリの鎌になっていて、この脚で他の虫を捕まえて食べる。カゲロウなのにカゲロウをやめ、カマキリ生活を送る。何もカマキリ化しなくても・・・それくらいなら最初からカマキリだったらよかったのに・・・ありがちな現象ですが自然界の不思議現象です。

カマキリモドキは灯り集まってくる虫を捕まえてエサにしている夜行性の昆虫のようですが、灯りがない、夜は真っ暗な秋吉台の草原では、どうしているか

スズサイコが夜咲くことを知っている。咲いた花には蛾が集まってくる。カマキリモドキは花が咲く夜までスズサイコで待ちかまえ。そして夜やって来た蛾をエサにする。

蛾を100%食べてしまうと受粉ができてなくてスズサイコの種ができない。スズサイコが減ってしまうとカマキリモドキは困ってしまう。でしょうね。

で、今夜の闘いはどうなったか? そんなことは知らん。ス−パ−に駆けつけボトル2本で水分補給して、帰宅しました。『自然界は絶妙なバランスの上に成り立っているんだな』の暑い一日でした。

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