1601 夏の使者、ウスバキトンボ

 

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7月初めの雨上がりの庭で、ウスバキトンボが羽を休めていました。ウスバキトンボは熱帯から温帯までの、コスモポリタンなトンボです。

が、熱帯が本拠地で、インドネシアでも、カンボジアでも、ラオスでも、フィリピンでもふと見上げると群れ飛ぶウスバキトンボ・・・そして夏が来ると、日本でもオ−ストラリアにも、たぶんヨ−ロッパにも。

熱帯が本拠地ですが、太平洋高気圧が日本列島に近づいて南風が吹き始めると風に乗って、現れます。南風が吹き始めたぞ、夏が近づいてきたぞ、を教えてくれる夏の使者です。今年は7月の第一週に急に数が増えてきました。

 

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田んぼの上を、道路の上を、高く低く、群れ飛んでいます。ちょっと似ていますがアカトンボ(ナツアカネ、アキアカネ)ではありません。日本生まれもいますが、太平洋を飛び越えて日本に到着、その後日本列島を北上していきます。

今は、科学の時代なんだそうですが、マンガチック・テレビチックな自然観が横行、嘆かわしいことです。例えばアサギマダラが旅するとかで大騒ぎ。ところが、「大移動する昆虫がいる」のはむか〜しからみんな知っていました。

アフリカのトビバッタ、アジアのイナゴ・・・パ−ルバックの小説『大地』はイナゴの話し。なお、東京の浅草でイナゴの佃煮が名産品として、売られてました。「ほ〜江戸ではまだ食べるか 日本産?」「大きな声では言えませんが中国産です」

江戸時代には大きな飢饉が何度もあり、イナゴやウンカの大発生と連動しているようで、飢饉時には虫塚(イナゴ塚、ウンカ塚)が建てられたそうです。が、あの小さなウンカも太平洋を飛び越えて日本やってきます。

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と、大きくでましたが、どのくらいの数のウスバキトンボが太平洋を飛び越えてるかは確かでなく・・・・が、山口も夏の空になりました。

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