1546 ウメバチソウ

10月も中頃になると、秋吉台の草丈が低い笹原や道端の、あっちでも、こっちでも、白いウメバチソウの花が、点、点、点、点・・・・・・と咲いてきます。

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蕾も可愛いウメバチソウですが

 

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咲いたばかりのウメバチソウでは、5本の雄しべが、真ん中にある雌しべにペッタリと張り付いています。そして、まず、1本目の雄しべが(花糸が)伸び、先端から成熟した花粉を出し、そして、伸びきった雄しべはだんだんと花びらの上に倒れ込みます。

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そして、翌日には2本目の雄しべが・・・・を順々に繰り返し、10日くらいの間に?、次々伸びた5本の雄しべは 役目を終えて消えて?いきます。(↓ 花びらの上に倒れた5本の花糸)

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その頃になって、やっと雌しべが出動。雌しべの先が開いて、受粉可能状態に。

一つの花の中に雄しべも雌しべもあるのに、家庭内別居状態です。雄しべにも雌しべに責任がありますが、植物ではありがちな事実となっています。

「あくまで別の個体と受粉してやろう」 は動物のように動けない、植物の、姑息というか陰険というか巧みな生き残り戦略です。

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というところが、面白いウメバチソウです。が、

 

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昔〜し、イタリアに行った時、お土産に小さな2000円くらいの図鑑を買ってかえりました。2000円くらいでも表紙も、装丁も、挿絵も印刷もきれい、日本では2000円ではこんな本は無い。さすが、本を大切にするヨ−ロッパ(イタリア)文化と感心しました。

そして、この 「イタリアの野生植物」をパラパラとめくっていくと、ウメバチソウが載っています。いかにも日本人好みの花ですが、ヨ−ロッパから日本列島まで、ユ−ラシア大陸に広く分布していて、そこらも面白いウメバチソウです。

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