146 ボルネオの旅(13)マルタプラのパッサール:香辛料

ヨーロッパでは、古くから香辛料(スパイス)はぜひとも欲しい品物でした。文字どおり料理のスパイスに。あまりにも美味しくないヨーロッパ肉料理に活を入れるため、薬効を期待してといろいろ理由はあるようです。しかし、スパイスはやっぱりアジア。シルクロードを経て東洋から、あるいはアラビア、イタリア経由でインド産の香辛料を必死に求めていました。やがて、大航海時代に入り、オランダ、スペイン、ポルトガルなどの船がインド洋を越えて、直接スパイスの産地、東南アジアへ。コロンブスやマゼラン、ガマの航海の目的は、香辛料を求めての大航海だったとも言われています。

余談ですがファミコンの人気ゲーム 『ドラクエ V』 では「黒こしょう」と引き替えに、ポルトガル王から船がもらえました。というほどに、こしょう など香辛料は貴重な商品だったわけです。

さて、アジアを目指したオランダはいちはやくインドネシアに進出し、1600年初めにはジャカルタ郊外のコタに東インド会社を設立し、やがて今紛争中のチモールを除いて(ポルトガル領でした)、インドネシア全島を植民地にしてしまいました。江戸時代に長崎の出島に来ていオランダ船は、インドネシアの東インド会社の船だったそうです。

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ありました。ありました。香辛料がいっぱい。しかし、香辛料に無知なので八角以外は、どれが何かさっぱり分かりませんでした。今でこそ安価になりましたが、その昔は貴重な品々だったのでしょうね。
この他に日本でもおなじみのショウガや色とりどりの辛子も山積みで売られていました。
辛子もいろいろ、中でも小指の先ほどの緑の唐辛子は
辛すぎる危険です。

話はまた跳びますが、インドネシアは香辛料だけでなく、香木の産地。例えば白檀。白檀で作った扇子はよく見かけました。扇ぐたびに、何ともよい香りで----美しい人が持つと、さらに効果的な騙しの小道具になること間違いなしです。ボルネオ島で有名なのは香木ではありませんが、黒檀、そして、ラタンです。これは現地でもとても高価でした。

ボルネオは天然資源の宝庫、まだまだ面白い物、きりがないのでこれでパサールの紹介はお終いです。
お土産に 『吹き矢』 を買ったのですが、家では評判が悪くて----。そのうち油断しているすきに紹介します。ちゃんとお土産に川真珠のネックレスも買って来たのに-------。

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