1098 モウセンゴケ

 

金と力で競い合って正面突破で大企業を目指すか。職人技で、「あなたの会社しか出来ません」 の他人が絶対真似できない小さくてもつぶれない小型優秀会社を目指すか。そこらが戦略の分かれ目です。

湿地に生えるモウセンゴケ。日本全土にありますが、意外にも、北極に近い寒い場所まで北半球に広く分布しています。じくじくした水浸しになる湿地と極寒の地には共通点があります。何でしょう?

そうなんです。水浸しになる湿地や、低温が続く寒い場所では枯れた植物が(動物の死骸も)腐りにくいこと。植物は原型のまま。それがいっぱい積み重なって(湿地を歩くと地面がフワフワしていますね)、やがて、時間が経つと泥炭(ピ−ト・モス)に。泥炭は石炭のようなものですから燃料にも。泥炭をゆるゆる燃やして蒸留すると、スコッチ・ウイスキ−が完成〜となります。

画像が今いちなので、引き延ばし作戦を続けます。

普通は枯れた植物や動物の遺体は分解されて、腐葉土になって、次の植物を育てる素になります。が、湿地や極寒地はそれがない=植物が利用する栄養がない痩せ地。大企業が目をつけない土地なので空いています。で、「地面に栄養がないなら、もっと栄養がある虫でも食ってやろう」 の特殊技能を持った、モウセンゴケや先頃ご紹介したタヌキモのような食虫植物が登場する次第です。

 

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モウセンゴケの葉。毛(腺毛)の先に付いている水滴のようなものは虫を逃がさない粘液。腺毛も虫に絡みついて、しっかりと確保。その後、腺毛から消化液が分泌され、虫は溶けて、モウセンゴケの栄養に・・・・。モウセンゴケに溶かされて死ぬか、クモの糸にひっかって体液を吸われて死ぬか・・・どっちにするか (-.-;)y-~~~ 虫も大変です。

 

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ハッチョウトンボが飛ぶ夏の頃、10cm以上に茎がスルスル伸びて、怖い葉からは想像できない、米粒くらいの白いきれいな花が咲きます。

モウセンゴケは 「蓼食う虫も好きずき」 のタデから進化した植物だそうです。が、タデのくせに反対に虫を食っておいて、その上、花を咲かせて、虫に受粉の手伝いをして貰おうという、かなり図々しい植物。その強い精神力はちょっと見習いたいような、さすがの植物です。

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