1095 タヌキモ(狸・藻)


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ジュンサイ や コウホネ が生えている、湿地の池に、時々こんな藻が浮いています。よ〜く見るとゴマ粒大の袋が付いていて、この形が狸の満腹腹に似ているような気がするので→ 狸藻 かと思っていたら、先端のふさふさした感じ(左の写真)が狸の尻尾で → 狸藻 という名前に。

 

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この、ぺちゃんこの袋は、大体半円形をしています。中に小さなゴミのような物が入っています。実は、この袋は、ミジンコのような水中にいる微生物を捕まえる捕虫嚢。そうなんです。タヌキモは食虫植物です。

 

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その袋の横顔。
口は6時半くらいの位置にあって、口の所にはヒゲが2本生えています(写真には1本しか写っていません) = 矢印

大きさは、ごま粒、くらいなので、わたしの簡単デジカメではこれくらいの画像が限界で・・・・-.-;)y-~~~

このヒゲが餌・センサ−。餌になるものが、ここに触れると袋が反応。スポイドで水を吸い込むように、ひゅ〜と水ごと、餌が吸い込まれて、食われてしまう、仕組みになっているそうです。

109512.jpg (20320 バイト) こちらは口の正面像。

分かりますか?ヒゲが2本生えているのが。

 

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いかにも優しい緑色のタヌキモ。が、実は肉食植物・・・世の中怖いことだらけ。見かけに騙されないようにしよう!のタヌキモです。

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それから暑い夏が来て、池の水面にヒシが拡がり、水もどんより暑そうな、その池のあちこちに、目にも鮮やかな黄色が点々と。これは何だっ?

 

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よく見ると、池を覆うように拡がってすっかり褐色になったタヌキ藻が、水中にある茎から、10cm以上ある細い茎を空中にスルスル伸ばし、その先に鮮やかな黄色の花を咲かせていたのでした。これがタヌキ藻の花か〜。

タヌキ藻は被子植物ですから、花が咲いても何の不思議もありませんが、やはり不思議な感動を覚えます。しかし、さすがのタヌキ藻も水中に花を咲かせる訳にもいかず、仕方なく空中で花をというわけで、当たり前と言えば当たり前ですが、意表をつかれてビックリします。

ちょっとの間だけの花ですが、その茎にはたくさんのアブラムシが。油断も隙もない生き物の世界。みんな頑張ってるなぁ〜

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表面的な、絵画的な美しさだけを追求して、それを写真に撮る人も多いようですが、それはダメだと思うのです・・・森羅万象の憲法・・・それは何?自分が見ているのものに関心をもたず、は残念な事。知れば知るほど感激が大きくなるし写真は簡単に撮れるというものです。(それは自然を撮っても、人を撮っても、寺社仏閣を撮っても、風景を撮っても、祭りを撮っても、何を撮るときも同じ事のように思えます)。
これからも?生命のオ−ラが感じられる素直な写真を撮りたいと思うのです。

と、ついつい、思ってしまうような、タヌキ藻の花の意外な美しさです。

 

『写真というのは、色のよさとか光の美しさといった、目に見えるものだけを追っていても面白くないとわたしは思います。そこに人間の感情というものが写し込まれていて、はじめて写真を見る人の心も動きます。・・・・・・・・ 。写真は、肉眼ではとても捕らえられない一瞬を切り取る「時を止める芸術」です。そして撮影の瞬間から、その映像は過去となっていきます。ところが、過去の記録であるはずの写真が、映像のその先にある物語を想像させてくれる時があります。・・・・・・・ 』                  織作峰子

そうなんですよね。「絞りがどう」「ボケがどう」とかばかり言う人がよくいます。そんな人は写真好きでなく、カメラという道具が(そしてカメラを操作する技術が)好きなんでしょう。写真は発見の心。面白いと思っものを見つけ、近寄ってパチリ。簡単です。