1012 ツチアケビ

そこらをウロウロしていると こりゃ何だ?という不思議な物に遭遇することがあります。

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高さは50cm以上あり、薄暗い林で、地面からいきなり ニョキッ と生えています。 

植物? 動物? 鉱物? ですがこれだけ不思議だと図鑑をパラパラめくると、これしかないっ!
ツチアケビとすぐ分かります。

 

葉も何もありません。ナンバンギセルはススキの根から栄養を頂く寄生植物ですが、ツチアケビも栄養は自前で作らず、全て腐葉土の中から頂いて育つ腐生植物です。

 

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葉はありませんが、2cmくらいある花が咲いています。なかなかきれいで、どことなくシンビジジュ−ムの花を思い出します。ツチアケビはランです。ランは華麗で美しくというイメ−ジがありますが、生きるためなら何でもする、地球で最も栄えているタフな植物です。

ツチアケビには極小のラン、ヒナノシャクジョウに対抗した「ヤマノカミノシャクジョウ=山の神の錫杖」という別の名もあります。

 

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それから数ヶ月、秋がきて実が完成しました。置いてるだけで赤い色がお皿についた、フィリピンの田舎の食堂で食べた、ウインナソ−セ−ジを思い出しました。やはり土アケビというよりは色も大きさも完全にウインナソ−セ−ジです。毒がありそうな色ですが、この実は利尿、強壮の漢方薬になるそうです。

ウインナソ−セ−ジの木はこれからだシ−ズン。土が見える、ちょっと薄暗い森の縁などでお試し下さい。

 

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