C11の還暦祝い(2006年12月10日)

C11325号機は1946年(昭和21年)3月28日、日本車両熱田工場で誕生した。
2006年で325号機は60回目の誕生日を迎える事になり、人間なら還暦祝いと称して赤いずきんに赤いちゃんちゃんこを着て長寿を祝うのだが、真岡鉄道では325号機の2006年最後の運転日になる12月9,10日の両日に赤いナンバープレートを付けて還暦を祝った。

C11325号機の履歴
1946年 3月 日本車両熱田工場で落成(日本車両1416号機)
1946年 4月 茅ヶ崎機関区に新製配備(相模線などで活躍)
1967年 3月 米沢機関区に転出(左沢線の貨物列車を牽引)
1972年 4月 左沢線サヨナラ運転を最後に現役を引退
1973年 5月 新潟県水原町水原中学校にて静態保存
1996年 3月 真岡鉄道真岡駅にて静態保存
1997年11月 復活に向けて大宮工場に入場
1998年 9月 全般検査(修理)が完了し、大宮工場を出場 
1998年10月 真岡鉄道で試運転
1998年11月 1日から真岡鉄道にて営業運転を開始

9日は仕事で行けなかったが、10日はすばらしい天気にめぐまれ撮影日和になった。
今回は超ワイドのAF-18〜35mm f/3.5-4.5DをSL撮影に初めて使用する。
カメラもD2X、D200だけのデジタルのみの撮影に切りかえる。

八木岡の西側の家にある紅葉がまだ色ずいていた。
ご主人にお願いして紅葉の下に三脚を立てさせてもらう。
寺内-真岡間 6001レ 70〜200mm f/2.8 D2X


R294のバイパスを抜け、三本木の交差点を右折、農道を抜けて西田井駅に先回りし踏み切りから発車を狙う。
AF-S(VR) 70〜200mm×TC-14E f/2.8 D2X



西田井小学校側の裏道を使い北山駅でR294に合流、まっすぐ県道に出て鳥居が見えたら右折、
益子高校の坂道を下りて小貝川の土手に上がると益子を出た6001レがやってきた。
信号2回待ちだとまず間に合わない、自転車がやってきたのでワンポイントが出来た、ラッキー!
益子-七井間  AF-S(VR) 70〜200mm f/2.8 D2X



七井でR123をうまく渡れたので、多田羅の前で6001レと併走になる。
多田羅駅で6001レを追い越し荒宿のY字路を右折、信号待ちの間に多田羅の発車の汽笛が聞こえた。
信号を直進し小貝川の土手に出ると御岳山の裾を降りてくる6001レが来た。
多田羅-市塙間 AF-S(VR) 70〜200mm f/2.8 D2X



すぐ左折して市貝小の前を抜け、神社の前で一時停止、市塙駅前を徐行しながら抜け最初の踏み切りを右折
お立ち台へ、市塙駅は風が舞わないので煙が真上に上がる事が多々ある、最高の発車シーンが撮れた。
AF-S(VR) 70〜200mm f/2.8 D2X



茂木駅で休むC11325号機にS機関士がお神酒を飲ませて?
一言、「60年間ご苦労様」 胸が熱くなった。
AF-18〜35mm f/3.5-4.5D  D200



 茂木の道の駅に車を停めて、裏のメタセコイアの林から午後の撮影をスタートする。
AF-18〜35mm f/3.5-4.5D  D2X



天矢場駅から左折、R123を七井へ、七井の交差線を左折しR121で益子へ向かう。
小貝川公園に車を停めて、6002レを逆光で狙うもゴーストが出てしまい失敗。
益子付近 AF-18〜35mm f/3.5-4.5D  D2X




小貝川沿いの農道を南下、県道を右折しR294真岡バイパスを左折、そのまま南下し折本の先の夕日ポイントへ直行する。
田んぼのあぜ道に三脚を立てる、18〜35mmを低くセットした。
折本を発車した6002レが爆煙でやってきた。70〜200mmを手持ちでギラリの瞬間まで引き付け連写。
折本〜下館二高前間 AF-S(VR) 70〜200mm f/2.8  D2X


ギラリを撮ってすぐ三脚にセットしておいたワイドで夕日を一枚。
またまたゴーストが出て失敗、このレンズは逆光に弱いことがわかった。
折本〜下館二高前間 AF-18〜35mm f/3.5-4.5D  D2X



回送の6103レは男体山バックでギラリを狙うも、10m手前で光ってしまった。
折本付近 AF-S(VR) 70〜200mm×TC-14E f/2.8 D2X (ISO=800)



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