クリスタルチェッカー


キャリブレーションのキット「クリスタルチェッカー」を作ってみました。これは水晶の発振を確認することと相対的に発振の強度を調べることができるというごく単純なものですが、同じくキャリブレーションのキット「CALカウンター」を繋ぐと周波数も測れます。
キットの基板はFCZ基板、プリント基板に比べると手間がかかり面倒です。それでも部品も少ないので簡単に組みあげることができました。
7108KHzの水晶を繋いでみると、あらメーターが振れない。受信機でこの周波数付近を聞いてみるとキャリヤが聞こえます、発振はしているようです。バッファの2SC1815付近が怪しいと思い点検すると、コレクタには電圧はかかっていますが、何とエミッターとアース間にある1KΩを結線するのを忘れてました。これを繋いで無事に作動させることができました。
手持ちの50MHz用のオーバートーン水晶や18MHz帯の水晶を発振させてみると、7MHz帯のものよりメーター振れは少ないことがわかりました。「CALカウンター」で周波数を測ってみると、水晶に刻印されている周波数より7MHzでは500Hzぐらい低く表示されました。これは取扱説明書で「水晶とアース間にコンデンサが入っていないので周波数は低めに表示される」ということなので、これで良いのでしょう。