4チャンネル・メモリPICキーヤー


CQ誌2008年6月号で紹介され基板が付録で付いてきた「4チャンネル・メモリPICキーヤー」OIKeyF88を作られた方も多いと思います。私も秋葉原の秋月電子まで行ってパーツセットを購入し早速組み立てました。簡単にできたわりに実用性が高いのに驚かされ、セカンドシャック用に今度は秋月の通販でこのパーツセットのみを入手し、昔買って使わずとってあったサンハヤトのユニバーサル基板に組んでみました。
この基板の方がやや大きいので簡単に組めるかなと思ったのが大間違いで、細かい作業で手間のかかること。また組み立て途中でステレオジャックの口が基板にかかりプラグが差し込めないことに気づき、基板を削って調整するなど間抜けなことしたりして大汗ものでした。さらには、かなり古い基板を使ったせいか半田ごての熱でランドが幾つか剥がれてしまい部品の固定が十分にできないなど苦労の連続です。特にトグルスイッチの部分は力がかかるのでホットボンドで格好は悪いですが補強しました。付録の基板を使った時は半日もかからなかったのに数日かけて組みあげる始末でした。
組上がってしまえば、デジタル回路ですからアナログの送受信機のように調整はいらないので、電源を投入したら一発で作動しました。当然ですが機能は付録のものと同様に動きます。
もしプログラムを書き込んだPIC16F88だけ入手できたら、他の部品は特殊なものなく殆ど手持ちの部品で間に合うので、もっと作りやすく使い勝手の良いものが出来そうなのですが。
私のテニスの友人でPICの書き込みができる人がいて公開されているプログラムをPICを持ってくれば書き込んでやるとのこと、この手の話は何時も手遅れで私がパーツセット買ったあとで聞きました。早く言ってよ。(2009.06.11)

さてこのキーヤーですが、今、東京のシャックで使用中です。オリジナルのキーヤーは群馬県嬬恋村のシャックで使っています。現在東京のシャックではIC706MK2GM、群馬のシャックではIC706MK2を主に使っていますがCWのメモリ機能がないので本当に便利に使っています。開発者のJA1HHFの日高さんに感謝しています。
ふと気が付いたのですが、PICに張られている丸いシールの色が最初に買った時は「緑」、次のものは「黄色」になっていますが何か意味があるのでしょうか、使い勝手としては違いはわかりませんが。
(2009.06.24)
若干の問題が発生しました。Eスポでも出てないかと50MHz帯をワッチしていていると、50.16MHz付近で強力な信号が出ています。外からではなくシャック内で出てる信号みたいです。動いているのはキーヤーだけ、ひょっとして思いキーヤーのスイッチを切ると信号が止まります。犯人はキーヤーでした。10MHz帯を受信してみるとやはり10.032MHz付近で信号が確認できました、基本波の5逓倍の信号が飛び込んできてたのです。
主に7MHz帯や144MHz帯の運用が多かったので気付きませんでした。オリジナルのキーヤーでも同じ現象が発生するか次回セカンドシャックに行ったとき確認してみます。
対策は今思案中です、今週末は6メーター・アンド・ダウンコンテストだしどうしよう。
(2009.07.01)