![]() 変わった点は、VXO出力をシングル・バランスト・ミキサー(SBM)に注入してDSBの信号を得ていることとVXO回路がインダクターとポリバリコンで周波数の変化を大きくしていることです。 従って前のCW用のトランシーバーを少しだけ改造すれば目的は達するのですが、製作練習を兼ねて新規に製作することにしました。 ケースは前のものより一回り小型のものを使います、まずケースを加工してポリバリコン、ボリューム、スイッチなど部品を取り付けました。後はCW用の時と同じように順次各部分ごとに組みあげていこうと思います。 なお、このVXOに使う水晶をメーカーに発注しましたが納期は今月末ごろとのことで動作の確認までは未だ時間がかかりそうです。(2009.04.07) ![]() ![]() CW用のVXOと基本的には同じなので、順調に組むことができました。変更したところはFCZの50MHz用のコイルを80MHz用したことぐらいです。 あっさりと発振してくれたので、早速調整に入ります。逓倍は本当に難しいですね、周波数計でみるとまた3逓倍の54MHz台です。80MHz用のコアを回して4逓倍の72MHz台にします。 出力のピークを見るためRFプローブを発振段のコイルに当てると今まで72MHz台だったのに54MHzになってしまいましたRFプローブの干渉があるみたいで、発振段でのピークは周波数計のレベル計で見ることにしました。 2段目の144MHz台のピークはブロードでしたので適当に合わせました。水晶の基本波は18.0500MHz、本の例の定数で組み、VX3のコア調整して下を144.100MHzにすると上は144.175MHzになりました、想定より動いていません。VCとパラに入っているCが22pFなのでこれを半分ぐらいにすればもう少し動くとおもいます。144.250MHzぐらいまで伸ばしたいです。 取り敢えず今日はここまで。次はRX部です、何時になるかな。(2009.5.13) ![]() 昼間は不法FM局以外殆ど局が出ていないので、夜になったら実際の局を聞いてみたいと思います。 上手く聞こえればTX部にとりかかる意欲もでるのですが。(2009.5.20) ![]() パワー計を繋いだまま、側においたFT817で音声を受信してみると、少し音質は悪いもものなんとかなりそうです。 強力なローカル局が出てきたらレポートやらアドバイスをもらおうと思っています。ひとまずは完成としておきます。(2009.5.22) ![]() 周波数の可動範囲は144.125MHzから144.195MHzにしました。VXOのポリバリコン(20p)と並列に入れてある22pのコンデンサーを少なくすれば範囲は広がりますが同調が取りにくくなると思いそのままにしてあります。 このトランシーバは取り敢えずIC-706MK2GMの上に置いてみました、これも後ほど置き場所を考えます。 ![]() ![]() 音質のこともあるし何かケースに納めれば格好は付くのですが、そのうち考えることにします。(2010.02.27) コンデンサーマイクのエレメント部をプラスチックのケースに納めました。声が入るように3ミリの穴を空けてありますがこれが適当なのかどうかわかりませんが。 スピーカーも少し大きめのプラスチックのケースに入れました、所謂密閉型です。やはり聞こえ方がぜんぜん違います、音量も音質も改善されました。(2010.03.03) 周波数の可動範囲を広げるため20pのポリバリコンと並列に入れてあるコンデンサーを22pから12pに変えました。その結果可動範囲は144.110MHzから144.225MHzと115KHzほど動かすことができました。 交信局数も10局程度になり、強力に入感する局とは交信することが出来ました。ある程度の強さで受信できていても、取ってもらえない場合がほとんどで10ミリワットとGPの組み合わせの限界を感じます。 アンテナから入ってくるハム音というかバズ音が耳障りで弱い局の信号がマスクされてしまいます、この対策としてアンテナ入力部にVRをいれて入力の強度をコントロールしてみようと思っています。(2010.03.07) ![]() 結果は、ハム音は殆ど無くなりましたが平日の昼間ですので局が出ていないので実際の聞こえ方は現時点では不明です。(2010.03.08) ![]() 周波数の可変範囲は過去のIC706MK2GMでの交信実績を参考に144.125MHzから144.265MHzにしています。 (2010.10.22) |