烏帽子岳周辺の草花



「湯の丸山」から「烏帽子岳」を望む (1998.06.20)



地蔵峠に車をおいて、まず「湯の丸山」に向かいます。今回は途中まで牛のいる牧場の中のコースを行きます。
「湯の丸山」への上りは最初が少々きついので、体が慣れてくるまでゆっくりと登ります。スキー場のゲレンデの上あたりから斜度が緩くなって楽になります。
今年は季節の進行が10日以上早いようで、高度の低い地蔵峠付近では「レンゲツツジ」は、ほぼ終わりの雰囲気でした。
中腹ぐらいまでくると、「レンゲツツジ」や「ウマノアシガタ」などが奇麗に咲いています。しかし、昨年の今ごろ見頃だった「ミツバオウレン」や「イワカガミ」は、既に遅く「湯の丸山」の山頂でも咲きがらだけになっていました。


「湯の丸山」の山頂からは目の前に独特の姿をした「烏帽子岳」がせまっています。
「湯の丸山」の山頂で一休みしてから、「烏帽子岳」へ向かうため、わりと急な坂道を一気に下ります。途中には、めずらしい「ミヤマハンショウヅル」や「ハクサンチドリ」が沢山咲いています。
地蔵峠に向かう道に出会うと再び「烏帽子岳」山頂への上りとなります、さほど傾斜はきつくないありませんが、「湯の丸山」の上りで疲れた足にはこたえます。
「湯の丸山」を振り返ると、写真のように降りてきた道が一筋良く見えます、その背後には湯の丸スキー場のゲレンデが見えています。

ゴツゴツとした大きな岩が集まっている「烏帽子岳」の山頂に立つと、姿が良い「四阿山」が目の前に良く見えます。
この山頂付近で少し遅めの昼食をとりましたが、その時同行した同じテニスクラブのT氏が入れてくれたコーヒーが実に美味しかった。
下山ルートは、「湯の丸山」の山腹を巻くようにして地蔵峠へ出るコースをとりました。上りのないほぼ平坦な道です。地蔵峠へでる少し手前に小さな湿原があって、木道による散策路が整備されています。
湿原といってもかなり乾燥化が進んでいる感じで、植生も単純なようですが、機会をみてもう一度ゆっくりと見てみたいと思いました。


グンナイフウロハクサンフウロミヤマハンショウヅル
コケモモナナカマドショウジョウバカマ(咲き殻)
ハクサンチドリウラジロヨウラクヤマオダマキ
(撮影日 1998.06.20)