岡山空港リムジンバス (岡電バス、中鉄バス、下津井電鉄バス)       2004.10
OKJ-OKAYAMA AIRPORT LIMOUSINE BUS

岡山空港のリムジンバスに2003年12月から岡電バスが参戦した。東京地区でも各所で宣伝をしている。オレンジ色に直結冷房と東京のリムジンバスにも似たカラーリングで水戸岡鋭治先生の格好いいデザイン!というわけで乗りに行ってきました。

岡山空港を降り立つと左には新規参入の岡電と下津井、右は中鉄バスが着発する。そのためか岡電バスは後方に大型のLEDを中鉄の何台かも前面にどうみても後付の大型LEDをつけ、それぞれ目立つようにしている。

岡山空港でも前後、岡山駅でも前後から発車しており、なんともすごい競合状態だ。差別化を図るには価格の低減、車両のグレードアップも考えられるが、朝の岡山空港行きや夜の岡山空港発は駅だけでなく大きな団地などベッドタウンへ直通運行するのも一案ではないだろうか。

←岡山空港を出てすぐ左を見ると岡電バスの大型LED

↑岡山200か515(A03) 

岡山空港は出発・到着とも一階から出入りをする、本数の多い中鉄バスに対して、岡電バスは東京に絞ったダイヤのため本数は少ないが効率は良い。乗車率は飛行機到着直後は双方同じ程度だが、やはり飛行機が着かない時間の中鉄は空いていた。暫し空港を回ると待機場所を発見。空港左手の第四駐車場が待機場のようだ

↓岡山200か514(A02)

さて、暫し暇を持て余し、やっとバスに乗車した。中もオレンジを中心とした内装で非常にきれいな車内であった。外見では東京空港交通と違い、リアにスポイラーがついている。 乗車券を券売機で購入し乗車。岡山駅から市内の路面電車とバスの券がセットでついている。動き出すと、当然ながら三菱車のためM86(KL-MS86MP)の音がする。東京では日産車=西工というイメージがあるからか違和感がある。

車両は空港線らしく直結冷房でトランクに3エリアを確保しているが、東京線接続ではトランクは満載にはならない。効果を発揮するのは国際線が着いたときだろうか。

岡山空港からでると第四駐車場の手前を左折、細いトンネルを通り空港を横断し、突き当りを右折、空港の真横の田舎道をひたすら走り、突き当りを左折し、県道72号に入る。ここからやっと片側2車線の道となり、ずっと下り坂になる。岡山リサーチパークの入口を超え、右折のオーバーパスで国道53号に入ると一気に交通量も増える。岡山ICを通過すると駅まで後15分との放送が入る。その先でT字路が待ち構えており左折をすると53号だが、バスは右折をした。 (岡山から広島行きに乗ったときここを左折している岡電リムジンバスもあったのでどちらが正規でどちらが迂回かは?)このT字路の交差点でかなり渋滞があり、左折方向はさらに渋滞をしていた。 そしてすぐ左折をし国道180号に入った。備前三門の駅横を通過し済生会総合病院をさらにこえる。先ほどのT字路を左折して53号に入ればここで合流をするはずだ。 そしてJRのオーバーパスを越える。その先裁判所先で右折かと思いきや、オーバーパスを越えた直後の信号のない西川沿いの細い道を左折、信号2つめを左折し、西川を渡りすぐ左折するとJRのサイドの道に出てきた。岡山ビジネスホテルを通り過ぎする目の前が岡山駅となった。 渋滞もあり40分少々での到着となった。ちなみにこの細い道は多くの高速バスが利用しておりどうやら正規ルートのようだ。

 

↓左から 車内、岡山駅を出発する岡山200か485(A01)、なんと両備バスから転属してきたエアロクィーン岡山200か544(A04)

さて、この後、広島行の高速バスに乗ったのだが、岡山駅〜岡山ICまでダイエーを越えてすぐの西川沿いの西川緑道公園筋に入り国道53号に突き当たると、向かいに先ほど空港発で53号から左折した西川沿の道の向かいであった。 こちらは180号でなく53号をひた走り岡山ICへと向かった。

 

中鉄バス の リムジンバス

岡電に対抗し一台だけダブルデッカーを導入した。だがその他はメトロ窓の日野車が殆どのようで、一般客であればダブルがいれば中鉄、それ以外なら岡電に行きそうな感じがする。 尚、中鉄も岡山駅から中鉄の市内バスに乗れるチケットになっている。

上段左:岡山22か4008 上段右:ラッピング+大型LED装備の岡山22か2714
下段左:岡山200か513 ダブルデッカー 下段右:岡山200か632の日産車でこちらも正面に大型LED装備

倉敷線

倉敷線でも中鉄バスと下津井電鉄バスが競合。下津井は児島・水島まで運行をしており夜行バス装備そのままの豪華なバスもある。3列シートにコーヒーお茶のセルフサービスもある。

左:中鉄 岡山22か3488のセレガ 右:下津井 岡山22か3060 

←岡電リムジンの乗り継ぎチケットで乗れる新型LRTのMOMO。乗ると運転台の窓位置が高く、前方の視界がいまいち良くないのでは?ヨーロッパのLRTの方が前面の視界はあるような感じを受けた。車内は木目調できれいだが、木の匂いが若干きつい。

岡山電気軌道 "MOMO"