関西空港交通(KATE) その1  

空港交通を名乗る、東京空港交通に・大阪空港交通に続いて94年の開港と同時にできた関西空港交通。関西空港を拠点に各地に運行。大阪をはじめ兵庫・京都・奈良・和歌山に加え四国の香川・徳島や岡山へも足を伸ばす。

関西空港からは湾岸線を走行し各地へ向かうが
泉北や河内長野、和歌山方面は関西空港自動車道から阪和道へと向かう。
奈良方面は湾岸線を経由し助松JCTから近畿道へ入り、方面別に南阪奈・西名阪・第二阪奈道へ向かう。
茨木・枚方方面は近畿道を経由、くずは・京都方面は近畿道から名神へと進む。
四国方面は、湾岸線からハーバーハイウェイ・新港〜京橋・3号神戸線〜第二神明〜垂水JCT〜明石海峡大橋経由で運行している。 
姫路行は2系統あり、ハーバーハイウェイ・新港〜京橋・3号神戸線〜第二神明からそのまま加古川バイパス姫路南まで行く便と、垂水線・神戸淡路鳴門・山陽道を経由し播但道花田まで行く便がある。

岡山行も、湾岸線〜神戸淡路鳴門・山陽道経由と近畿道・中国道経由の2系統がある。

迂回は東京に比べ多くない。
 関西空港発便は阿波座渋滞回避のため、大阪空港行は波除下りの福島上がり
 という迂回もまれにある。
 大阪市内方面へは、湾岸線から15号堺線へ迂回をすることもある。
 阿波座渋滞の場合は大浜おりの堺あがり、その手前高石料金所渋滞の時は
 助松おりの葛の葉町北左折の26号経由堺あがりというのがある。

 また、神戸向けは渋滞も多く、迂回の可能性も高い。

1994年開港時の導入車両。日野セレガ。当初日野車と日産車が導入をされた。94年車は逆T字窓。

関西空港
和泉22き463(U-RU2FSAB)

1994年開港時の導入車両。日産U-RA520RBLに西工C-1(92MC)ボディの組み合わせ。国際空港ということで直結クーラーの車両が導入された。95年には西工C-1ボディ+三菱MS829Pの組み合わせの車両も導入された。

関西空港
和泉22き487(U-RA520RBL)
西工C-1(92MC)

 

こちらはKATEの貸切車。スーパーハイデッカーのセレガGDが9台存在する。 正面の行灯はKATEの表示。

この日は神戸三宮行に充当。

関西空港
和泉22き508(U-RU3FSAB)

貸切SHDセレガの車内。
貸切車ではあるがトイレも装備されている。
シートの色も路線車とは異なる。

関西空港
和泉22き508(U-RU3FSAB)

同じく、日産U-RA520RBLだが、西工でなく富士重工のマキシオンボディ。

関西空港
和泉22き573(U-RA520RBL)

1995年導入の日産スペースアロー。富士重工ボディ。
りんくうプレミアムアウトレットカラーになり、空港内で運行をしている。(導入時も空港内輸送用)
もう一台メトロ窓の日野セレガも同様の塗装になっている。

関西空港
和泉22き657(U-RA520RBL)

テレビの横の緑色のランプは渋い化粧室灯。
化粧室という文字があり、トイレの人が入ると光る。

和泉22き666(KC-RU3FSCB)

2008年。 100円で関空・りんくう周辺を結ぶSky Shuttle(スカイシャトル)塗装となった。

関西空港
和泉22き697(KC-MS829P)
1995年の増備車両。95年は多くの日野車に日産・三菱が少々導入された。
写真は三菱KC-MS-829Pと西工ボディの車両。
トータル4台が納入された。

1994年の西工は前照灯まわりが黒だったが、1995年からはボディと同色になった。
写真は行先幕LED改造後の写真。

尼崎
和泉22き698(KC-MS829P)

鳴門・徳島行に充当された、mapTOURのラッピング車。95年納入の日野セレガはKC-RU3FSCBで94年車と比べると車両後方のルーバーの形状が異なっている。また窓もRU2F時代の逆T字窓からT字窓となった。

関西空港
和泉22き701(KC-RU3FSCB)

同じくHISラッピングの95年導入のセレガ。

関西空港
和泉22き704(KC-RU3FSCB)

三菱KC-MS829Pは西工ボディに続き、三菱純正ボディでも計3台が納入された。
東京ではあまり見られない、三菱車にDENSOの直結エアコンの組み合わせ。

関西空港
和泉22き804(KC-MS829P)

りんくうシャトルで運行されているエアロミディ。
1996年の納入車両。

関西空港
和泉22え157(KC-MJ629F)

こちらは98年納入の西工C-1(92MC)ボディ。2003年時点のタイ国際航空のラッピング。

関西空港
和泉22き871(KC-RA531RBL)
西工C-1(92MC)

上と同じ車両だが、ラッピングデザインが変更になった。2006年時点。

京都駅八条口
和泉22き871(KC-RA531RBL)
西工C-1(92MC)

2008年タイ国際航空のラッピング

関西空港
和泉22き872(KC-RA531RBL)
西工C-1(92MC)
Australian Airlines塗装。(オーストラリア航空)。関西だけでなく、千歳・中部・福岡にもアクセスをしている。オレンジの機体カラーに合わせた塗装になっている。

関西空港
和泉22き873(KC-RA531RBL)
西工C-1(92MC)

2008年は、マレーシア50周年のエス・ティー・ワールドバージョン塗装。

関西空港
和泉22き873(KC-RA531RBL)
西工C-1(92MC)
(社)岐阜県観光連盟のラッピングバス。

このように関西空港交通(KATE)は、旅行関係のラッピングバスが多い。何故か東京空港交通は旅行関係のラッピングは少ない・・

関西空港
和泉22き894(KC-RA531RBL)
西工C-1(92MC)

2008年 マレーシア独立50周年記念のH.I.S.モデルラッピング。

関西空港
和泉22き895(KL-RA531RBL)
西工C-1(92MC)
2002年車までは写真のようなTVが設置されており、行先案内ではなく、様々な広告(テレビフォト広告)が流れている。

大和八木
和泉22き705(KC-MS829P)の車内

クルー輸送用に開港にあわせた1994年の導入された、日産車。

関西空港
和泉22え118(U-RM210ESN)

1999年にクルー輸送用で導入された日野レインボー。

関西空港
和泉22え246(KC-RR1JGAA)

 

2000年には三菱エアロミディも4台導入。クルー輸送の他、OCAT線など路線にも使用されている。2015年時点では64,65,67が現存しており、関西エアポートワシントンホテルのシャトルバスとして活躍。

関西空港
和泉200あ67(KK-MJ23HF)

関西空港ではKATEカラーで運行をしている共同運行会社もある。
和歌山バスもKATEカラー。正面のロゴマークで区別がつく。1994年の納入車両。空港線用の車両だが、直結ではなくサブエンジンのクーラー仕様になっている。
2005年に登場した新セレガはKATE塗装でなく、和歌山バスの高速カラーで登場した。

関西空港
和歌山22き553(U-RA520RBL)
西工C-1(92MC)

近鉄バスも関空線はKATEカラー。車両は近鉄なだけに日野車で統一をされている。上本町線は布施営業所が担当をしている。KATEカラーでメトロ窓に直結クーラーは近鉄のみ。
関西空港発便は道頓堀ランプ、上本町発便は高津ランプを使用する。

関西空港
大阪22あ7489(KC-RU3FSCB)
8654