2020-21年度のリムジンバス(東京空港交通)の経路変更(迂回)


東京マラソン2021
入国者専用バス

東京2020 オリンピック・パラリンピック輸送
ワクチン接種・大規模接種でのリムジンバスの活躍
新型コロナウィルスによるホテル通過での迂回運行
2020年4月から2021年にかけては新型コロナウィルスの影響で減便も続き、暗い話題の多い2年になった。
この期間中、ホテルの休業・休館による迂回、入国者専用バスの運行、ワクチン接種の待機バス、大規模接種の送迎シャトルバス、オリンピック・パラリンピック輸送、1年の延期を経て2022年に東京マラソン2021による迂回が行われた。
東京マラソン2021(2022年)でのリムジンバスの運行状況と経路変更(迂回) 
2年ぶりに第15回の東京マラソンが2022年3月6日に行われた。
2021年が延期になったため、2022年ではあったが東京マラソン2021という名称で開催された。

2020年度以降減便体制が続くリムジンバスは成田線都心向けはTCAT経由新宿駅のみとなり、ホテル系統は成田線・羽田線とも殆ど運休をしている状況で、かつてない最低限の迂回となった。

2020年に続き最高気温は13.9度になり暖かい気候となった。
【錦糸町・浅草地区】
浅草では駒形橋界隈が9:00-12:45まで規制となるため、浅草ビューホテル行のルートが迂回対象となる。
空港発浅草ビューホテル行はこの時間にはないが、浅草ビューホテル10:40発羽田行があるため、送り込み回送が迂回になると予想し撮影に向かった。
浅草ビューホテル行は過去、かっぱ橋、駒形橋で撮影をしており年々経路を確認しながら遠ざかり今回は四ツ目通り・春日通りの横川交番付近で撮影した。
【横川交番付近】
浅草発の時間が近づきルートが違うのではと思いかけた10:18に錦糸町方面から横川交番を左折し春日通りに入ってきたL311。
浅草ビューホテル10:40発の便。浅草発のルートを逆走し錦糸町から浅草にむかっている感じ。

311-70951M06 品川200か3186
【TCAT地区】
2021年10月20日から成田〜TCAT・東京と新宿線が統合され、新宿〜TCAT〜成田が誕生した。
新宿発TCAT経由は清洲橋出口を利用しているが、清洲橋通りが微妙に規制区間になっており、箱崎出口で待つことにした。
浜町中ノ橋の規制は9:00-14:35の間で新宿10:45/11:00,13:45/14:00発の2本が対象になる。
【箱崎出口】
バスタから早ければ20分くらいで来ると待っていたところ、予想より遅めの11:27に箱崎出口を通過。TCATで時間が余り過ぎるのでゆっくり走ってきているのだろうか。

560-81042RU 品川200か3237
【箱崎出口】
2便目は14:24に箱崎出口を通過。左折・左折で箱崎湊橋通りに入りTCATに向かうL217。
新大橋通りが通行止で各所で堰き止めらているため、この付近の細い道も通常より交通量が多かった。L217は信号で最後尾に並んでいたため、すっきりした状況で撮影ができた。
箱崎ランプはちばフラワーバス、千葉交通、京成バスなども利用していた。神田橋〜箱崎間を回送で利用していたのだろうか。(箱崎ランプ〜永代通り)

217-90742RU 成田230あ9504
【その他エリア】
・新宿
 6:00〜10:15まで規制時間となるため、
 新宿方面ならびに新宿向け回送は初台南降りを使用
 羽田発:新宿1:系統8:35、新宿2系統:9:05がそれぞれ西口止、バスタ止に変更された。
 成田発:TCAT・新宿方面7:15が初台南降りに変更

・東京駅地区
 リムジンバスは運休中だったが、呉服橋ランプが廃止されたため各社神田橋ランプを使用していた。
 東京駅が復活すれば、リムジンバスの迂回経路も変更になると思われる。
 ・東京駅八重洲口〜外堀通り〜日比谷通り〜外・神田橋上がり
 ・内・神田橋降り〜日比谷通り〜大手町左折〜呉服橋右折〜八重洲中央口前〜八重洲通りUターン路

・秋葉原地区
 新大橋通り・清洲橋通りがマラソンコースで9:00〜14:35まで規制時間となるため
 秋葉原8:40/10:10/12:10発がTCAT始発に変更 
入国者専用バス
新型コロナ感染症の拡大防止の観点から、入国後14日間公共交通機関を使用できないため、2020年12月16日より貸切扱いで入国者専用バスの運行を行った。
2020年12月16日 羽田発、成田発で運行開始
2021年7月1日 成田発をTCAT経由にし日の丸交通のハイヤーや送迎車への乗り継ぎを可能に。
2021年7月20日〜8月10日 運休
2022年2月28日 入国者の規制が緩和され運行終了

【運行状況】
■出発
NRT2(14)〜NRT1(4) 4000円 10:00/18:00/21:00(10分後に1PTB発)
HND3(1) 1500円 10:00/16:05/19:45
■到着ホテル
TCAT地区(成田線のみ)
TCAT(7/1-)

(成田空港)新空港〜福住(TCAT)箱崎〜首都高速〜霞が関 (2021.6.30までは直通)
(羽田空港)空港西〜飯倉

赤坂地区
The Okura Tokyo〜ANA〜オータニ〜プリンスギャラリー〜赤坂エクセル〜キャピトル

霞が関〜首都高速〜新宿

新宿地区
サザンタワー〜サンルートプラザ〜京王プラザ(12/21-)〜ハイアット〜ワシントン〜パークハイアット〜ヒルトン
■車両
確認した車両
大栄:216,217,116
天空橋:608,609,692,693,694
■行先表示
臨時
【羽田空港発】
羽田発は設定されていた3便とも天空橋車両で運行される場面が多かった。
L608/609の充当が多かった。

609-90851M06 品川230あ9562
【成田空港発】
成田発は3便に天空橋車両が入るケースもあった。
L216/217の充当が多かった。L216は2021.7より貸切車へ登録変更となった。

216-90742RU 成田230あ9503
天空橋車庫の充当車両には運転席サイドに微妙なサイズのパーテーションが取り付けられた。

L693
車内案内のLCDも用意されたが、停車バス停が多く全部は一気に表示できない状況。
車内放送もマスク着用や飲食禁止など通常の路線バスとは違う案内が流れていた。

貸切ツアーにて撮影
東京2020 オリンピック・パラリンピック輸送
【オリンピック・パラリンピック輸送】

東京2020オリンピック、東京2020パラリンピックが1年遅れで2021年7月23日〜8月8日、8月24日〜9月5日に開催された。選手村は7月13日〜8月11日、8月15日〜9月8日。
コロナ禍の中、規模は縮小されたものの前代未聞の輸送体制が敷かれ、無観客ながら全国からバスがかき集められて選手・メディアなどの輸送が行われた。
2020年以降バス業界は自粛により減便続きの中、久々に活躍する場面が訪れる形になった。
リムジンバスでも貸切を行っている大栄・天空橋に加え、昭和島・箱崎も加わり総力戦での輸送が繰り広げられた。
国際イベントの凄さを実感した夏だった。


【輸送サービス】
選手(TA)、メディア(TM)、IF(国際競技連盟)関係者(TF)、OBS(オリンピック放送機構)(DDS)が区別され、会場でも選手は会場内まで行くが、メディアは会場外で乗降するなど分離がはかれれていた。
TA・・・選手村〜会場・練習会場輸送/空港〜選手村
TM・・・IBC/MPC〜会場輸送/空港〜IBC/MPC・TCAT
IF/DDS・・・ホテル〜会場輸送/TF:空港〜TCAT・ホテル

IBC/MPC:ビッグサイトに設置された:International Broadcast Center(国際放送センター)/Main Press Center
MTM:IBC/MPCに設置されたバス乗り場。Media Transport Mall


【序章:開催前】
空港輸送を担うリムジンバスのオリンピック輸送はいち早く7月9日頃からスタートした。羽田・成田の両空港にはバス停が設置され羽M、成Mというメディア輸送が開始。7月15日頃から羽I、成IというIFと思われる輸送が開始された。
選手輸送は空港から選手村以外にホストタウン輸送もあり、国際線から国内線への乗継用としてHND3〜HND2/1の間だけの輸送も見られた。
飛行機の国内線では臨時便がでてる感じはなかったので、国内線は一般客と混乗だったのだろう。

●リムジンバスの活躍
■出入国輸送サービス(入国編):羽M〜IBC/MPC・TCAT(7月9日〜8月11日、8月19日〜9月7日)
IBC/MPC(ビッグサイト)向かいの防災公園に到着拠点が設置され、防災公園でタクシーに乗換え各ホテルへ向かうというスタイルがとられた。一部TCATへ変更となる便もあった。
天空橋・昭和島の車両が主に担当していた。
HND3:第1レーン先頭〜環八出口(Cゲート)〜環八〜空港中央〜晴海ランプという経路で運行。

■出入国輸送サービス(入国編):成M〜TCAT
成田発は防災公園でなくTCAT(3F)を使用。
大栄・箱崎の車両が主に担当していた。
NRT2:第3レーン〜NRT1:P1〜空港西通り4〜空港西通り3〜新空港〜晴海ランプという経路で運行

■出入国輸送サービス:羽I/成I〜TCAT・ホテル
IFはTCATもしくはホテルへの直行便も設けられた。
羽田発はP5が多く、成田発はメディアと同様。
羽田の時刻表に掲示されていた行先ホテル(一部)
品川方面:品川プリンス・新高輪・東京プリンスパークタワー
渋谷方面:三井ガーデンホテル神宮外苑、エクセル
新宿方面:サンルート、京王プラザ
辻堂方面:第一イン
飯田橋方面:メトロポリタンエドモンド
幕張地区:アパホテルリゾート
浅草地区:第一ホテル両国

■出入国輸送サービス(7月13日〜8月11日、8月17日〜9月8日)
主に貸切車両が担当していた。
TA-E001-1/3:羽田空港(オリンピック:ヴィラフォンテーヌ)〜選手村(環八〜空港中央〜晴海)
TA-E002-1/3:成田空港〜選手村(新空港〜晴海)
開催期間中も継続して往復とも運行されていた。

選手村側のTA-Eのバスの待機場所は晴海BRCターミナルが使われた。

※ -1:オリンピック、-3:パラリンピック

晴海:晴海ランプ出口すぐ左折(晴海3の2つ手前の路地)〜TPC(チームプロセシングセンター):鈴江倉庫(3号上屋)前
指示により晴海3左折のケースもあり。

■TA-H ホストタウン輸送
HND3〜HND2/1

開会を前に全国から観光バスが多数集結。予想を遥かに超える数で、開会後も続々とバスが到着し、各輸送に従事した。リムジンバスの中では関西空港交通がオリンピックのTM、近鉄バスのリムジン用リフト車がパラリンピックのTA輸送用に上京した。

【開会式・閉会式輸送】
開会式・閉会式はオリンピックスタジアムに集結するため特別な輸送体制が敷かれ、選手輸送では
選手村〜晴海ランプ〜11〜C1外〜霞が関ランプ〜国会正門前〜平河町〜青山2右折降車
というルートで運行された。
TMやOF/PFのバスはこのルートを通っていないため、別ルートで運行された模様。
OF/PFは外苑東通り北側待機。
東京空港交通は担当をしなかった。

【開催期間】
オリンピック期間は九州などからも多くのバスが来ており変化に富んでいたTMがマニア人気、パラリンピック期間はバリアフリー車両が集結したTAがマニア人気となり、オリンピックでは若洲やビッグサイト周辺が、パラリンピック期間は晴海や豊洲にカメラマンが多かった。
全国からバスが集まったことでバスマニアも各地から集結。いつもは高速車・路線車・観光車・各事業者などそれぞれのテリトリーで活躍するバスマニア同志の出合いもみられた。


●リムジンバスの活躍
大会期間中は、羽M・成M・羽I・成Iの他に伊豆、富士スピードウェイ(MTM(防災公園)-FSW)、江の島ヨットハーバー、茨城カシマスタジアム、福島あずま球場、宮城スタジアムなどへ運行された姿がインターネット上などで確認された。

●バスのNo
バスにつけられたNoや行先を表す記号(Route Code)の解析がマニアでは始まり、徐々に各所にカメラマンの姿が増えていった。
北は東北、南は九州から集まったバス用にはデポ(車庫)が用意され、
TM用としてW:若洲、K:葛西(臨海公園)、
TA/TF/DDS用としてT:築地
の3大拠点に加え、デポに入らず運行する、CとR(静岡などの会場に従事)のNoが各バスに取り付けられた。

TMはビッグサイト(IBC/MPC)ベース、TAは選手村ベースの運行であり、このあたりの解析ができると車両も狙いやすくなった。

【閉会式後】
閉会式後は帰国に向け選手輸送・メディア輸送を実施。ホテル発は未確認。
リムジンバスは開催期間中と違い、ビッグサイトのIBC/MPCのMTMや選手村内に入る姿を見ることができた。

■メディア
成田空港行はトイレ付車両が多く充当されていた。
IBC/MPC(MTM)〜HND/NRT
■TA
貸切車両が主に担当されていた。
TA-E001-1/3:選手村〜HND3(ロイパ)
TA-E002-1/3:選手村〜NRT(路線バスが第3レーンに移動)
※閉会後は選手村内から出発


上記の確認出来た以外にもオリパラ関係輸送はあったと思われる。
【羽田空港】
T3の第1レーン先端に用意されたTMのBus Load Zone。
IBC/MPCの専用表示も用意され、オリンピック輸送へ準備万端。
横の表示はは上段IBC/MPC、下段DISASTER PREVENTION PARKの表示だった。
羽M〜防災公園の車両。

609-90851M06(品川230あ9562)
T3のP5に準備された乗降エリア。羽I〜T-CATのバスが待機中。
天空橋・昭和島は羽M/羽Iへの充当が多かった。
羽I〜TCATの車両。

381-81251M06(品川230あ9533)
コロナウィルス感染拡大により開業が延期されている羽田空港のヴィラフォンテーヌから選手輸送は出発。
選手の荷物を輸送するトラックとセットで選手村まで結ぶスタイル。
貸切車にはピンクの大会関係車両ステッカーが貼られ、選手村への選手輸送は貸切車に限定していた。
TA-E001-1:羽田空港〜選手村の車両。

18-00350RU(品川230あ9590)

TA-Hのホストタウン向け輸送のため、T3〜T2の短区間輸送を終えたL31。
パラリンピック開催前のためリフト車が活躍していた。
TA-Hの短区間輸送でHND3〜HND2の輸送を終えた車両。
期間中は車椅子スペース6台を確保し、椅子は前2列、後ろ4列のみとなり、中央部の座席は取り外されていた。

31-908450RU(品川230あ9569)
【成田空港】
成田空港発の成M/成Iの2PTBは第3レーンから出発。
2PTBを出発する成I〜TCATの車両。

241-90142RU(成田200か1586)
成田空港1PTBはP1に乗り場が設置されたため、駐車場に入るシーンをとらえることができた。
2PTBから1PTBに到着した成M〜TCATの車両。

240-90142RU(成田200か1585)
成田空港1PTBのP1で出発を待つL238(成I)とL240(成M)。
TCATは3階が本輸送用にキープされ、MとIでは導線がわけられていた。
そのため、成田空港行の路線バスは1階出発になる措置がとられた。


238-70742RU(成田200か1383)
240-90142RU(成田200か1585)
【防災公園】
IBC/MPCの行先はビッグサイトの向かいにある防災公園。
かなり広い敷地が用意されていた。リムジンバスだけは閉会式後の輸送時以外はIBC/MPC側のMTMには入らず、羽田空港からのメディア輸送はここに到着していた。
ゲリラ豪雨が来た際は、このような環境の場所のため、TCAT降車に変更になっていた。
7月11日

694-60950M96(品川200か3047)
メディアは羽田空港から防災公園に到着するとテントの逆側に停車するタクシーに乗り換えホテルへ向かうというシステムになっていた。
成田空港発はTCAT行だったため、TCATで同様にタクシーへ乗り換えていたと思われる。
開会式が近づくにつれタクシーの台数も増えていった。
7月16日
526-90751M06(品川230あ9556)
開会式直前は本数も増え最大5分間隔で運転していた時間もあった。
一組づつタクシーに乗り継ぎを行うため、防災公園で降車待ちが発生するケースもあった。
7月16日
15-40851RU(品川200か2802)
21-51152M96(品川200か2944)

【選手村
空港発着のバスは、閉会式以降以外は選手村内のトランスポートモールでなくMain Entry手前のTPCで乗降をしていたため、乗降後は晴海4を右折して晴海ランプ方向へと向かう。Aというマークはセットで走行する荷物輸送用のトラックと同じアルファベットをつけていたため、セットの判別用と思われる。
前面ガラス部分に上からVAPPs、貸切ステッカーにはDestination Sticker(TA Route Code)、トラックと識別のアルファベットと関係者車両の表示。ガラスの下オレンジの部分にはCで始まるデポ番号、ピンクのVehicle Sticker、乗降扉にRoute Display Stickerと様々なマークをつけて運行していた。
21-51152M96(品川200か2944)
【IBC/MPC:MTM/ビッグサイト
TM輸送のバスが行き来をしていたMTMだが、リムジンバスがMTMに入ったのは閉会式後の出入国サービスに限られていた。
写真のバスは成11のステッカーを出しており、羽田も成田も同様の表示で1から順に運行していた模様。
成田空港行はトイレ付車両、羽田空港行はトイレ無し車両の充当が多く、貸切車は羽田空港行に入るケースが多かった。
MTM〜成田空港の車両。

608-90851M06 品川230あ9561
【行先表示】
オリパラ用にIBC/MPC、TCATの他にHND AIRPORTの行先も用意。
サイドはHND。
オリパラ用のNRT AIRPORT表示。
羽田空港も成田空港も通常は日本語表示だが、オリパラ輸送用にアルファベット標記が用意された。
 
サイドはNRT
■関西空港交通・近鉄バスのリムジンバス車両の東京2020での活躍
関西空港交通はオリンピックのTM(メディア)輸送として若洲デポに所属し活躍した。
10台で到着し、その後期間中に1台が増えた。
車両は8003/2605/7003/7004/198/194/201/601/602/197。途中から7006が加わった。
全てJBUS車だったが路線車(セレガ、ガーラ<194>、トイレ無しセレガ<601/602>)に貸切車まで投入された。
開会式(新国立)、横浜国際競技場、横浜スタジアム、朝霞射撃、さいたまスーパーアリーナなど長距離路線への充当が目立った。

近鉄バスはリムジンバス用のエレベーターバスがパラリンピックに投入。TA(選手)輸送として築地デポに所属し活躍した。
開会式前日の7月22日若洲デポに関西空港交通が10台口で到着。縦列走行で到着する圧巻の姿。
TM(メディア)輸送に従事しビッグサイトをベースに稼働した。
早速ピンクのVehicle Stickerをつけ若洲デポからMTMへ向かう関西空港交通の194号車

TM-C026でMTM〜横浜国際総合競技場の輸送を担当。
今回の中では唯一のガーラ。

和泉230あ194
ビッグサイトにあるIBC/MPCのMTMから出発をする関西空港交通Kankoの8003号車。
この日はTM-C021でMTM〜埼玉スーパーアリーナの輸送を担当。

和泉230い8003
開会一週間前の8月18日に晴海(選手村)に行くと、各地から集まったバリアフリー車両が多数集結。開村直後の時期は空港との出入国輸送サービスが主で18:00過ぎに成田空港。(TA-E002-3)に向け近鉄バス3台口で出庫をしていった近鉄バスのエレベーターバスのリムジンバス車両
晴海デポからの出庫も環2〜月島警察署前〜晴海ランプのルートを使用していた。

大阪200か4987(7002)
ワクチン接種・大規模接種でのリムジンバスの活躍
■築地ワクチン接種センター待機バス
2021年6月8日〜7月3日まで警察・消防・東京2020関係者向けに接種が行われた。
後にこの場所は東京2020期間に築地デポとして利用された。
7:30頃からぞろぞろと各社の17台のバスが入場していった。
接種は9:00-18:00となっていたが、バスが出てくる時間は遅く、かなり延長してやっていた模様。
接種後の待機用車両として使われていた模様。

■自衛隊大規模接種・送迎シャトルバス
2021年5月24日〜11月30日まで東京は大手町合同庁舎3号館で実施。6月9日から東京駅発着のバスによる会場輸送が11月27日まで行われた。最大4分間隔(繁忙期は2台運行の便もあり)という高頻度運行が行われた。
当初はとバス、都バスによる運行だったが、6月23日からは他社も参入。その第一弾としてリムジンバスも7月8日まで毎日2台が担当した。当初は空いていたものの、後半は満席になるほどの賑わいだった。
大規模接種輸送のあとはオリンピック輸送の準備に入っていった。

経路
東京駅はとバス乗り場〜鍛冶橋通り〜内堀通り〜行幸通り〜日比谷通り〜神田橋〜錦町河岸左折〜降車
会場発車〜気象庁前〜内堀通り〜行幸通り〜東京駅中央口〜東京駅南口〜東京駅はとバス乗り場後方

担当便
5号車の休憩と同時に13号車が入り、13号車の休憩のタイミングで5号車が入るという流れで組まれており、各社このパターンでダイヤが組まれていた。
5号車:駅8:09-会8:32-駅8:57-会9:20-駅9:43-会10:06/駅12:07-会12:30-駅12:55-会13:18
13号車:駅10:31-会10:54-駅11:19-会11:42/駅13:43-会14:06-駅14:31-会14:54
東京駅の発着地点になる、丸の内南口のはとバス乗り場に向け、赤レンガバックで走行するリムジンバス

31-90845RU
品川230あ9569
東京駅発、接種会場発とも走行する行幸通り。丁度新緑の時期で緑の中を快走するリムジンバスを見ることができた。

16-40851RU
品川200か2803
会場から東京駅中央口を右折し、降車場所へと向かうリムジンバス。

31-90845RU
品川230あ9569
休憩の回送は丸の内側から銀座側へ移動。銀座京橋をこえて、銀座通り口を右折する新塗装のリムジンバス。
国際フォーラム前の道路はオリンピックの準備で規制されており、その影響で銀座をまわっていたのだろうか。


18-00350RU
品川230あ9590
■代々木公園ワクチン接種センター待機バス
築地会場が東京2020の築地デポとなることから、代々木公園に会場を移して接種が7月6日〜8月12日まで行われた。
対象は築地会場と同様。
築地会場同様に接種後の待機用の場所としてバス車内が提供されていた模様。
右折で西門を入場し会場となる中央広場に向けゆっくりと通過していった。公園内を走る珍しいシーンを捉えることができた。
築地より早い7:00頃から各社の入場が始まり17台のバスが入場していった。
この頃には貸切各社にはオリパラ用のピンクのVehicle Stickeが取り付けられていた。

31-90845RU
品川230あ9569
新型コロナウィルスの影響によるホテル通過での迂回運行
TDL,TDSが2020年2月29日から、ディズニー地区のホテルが3月4日から通過となったあと、4月に入り順次ホテルの通過が、4月6日からは多くの運休便が設定された。
便単位で運休する前にホテル通過が行われていた間に迂回が行われた。
■九段・目白系統

4月13日からホテルグランドパレスが通過となり、椿山荘発のバスは直接東京ドームホテルに向かうことになった。
6日時点では椿山荘発羽田行9:45/14:00/16:00/19:00、成田行は12:10のみが運行便として残っていた。
15日時点では羽田行14:00/19:00、成田行は12:10のみに、19日からは成田行12:10のみに減便されていき、5月7日以降は全便運休になった。
グランドパレスはその後2021年6月30日で49年の歴史に幕を閉じる形となった。
【椿山荘〜東京ドームホテル】
グランドパレスが通過になったため、目白通りから、直進していた飯田橋交差点を左折し外堀通りを走行し東京ドームホテルに向う成田空港行。
飯田橋〜後楽橋の630mの区間は通常走行しない区間となる。
ガラガラの道路が当時の状況を物語っている。

559-81042RU
品川200か3236
閉鎖期間中の入路が塞がれているグランドパレス。
■芝・汐留系統(成田線)

3月28日からニューサンノー、4月1日から東京プリンスホテルが全便通過となり、4月6日から東京プリンスパークタワー発は6:45/12:45の2便のみになり5月8日から全便運休となった。
【東京プリンス通過】
東京プリンスへ向かうため左折をする芝公園3丁目交差点を直進する成田空港行。
芝公園〜御成門のわずか170mの区間が通常走行しない区間。
閑散とした日比谷通りを走りアンダーズへと向かった。

959-41238M96
品川200か2844