海外 ヨーロッパの路線バス 2005
ヨーロッパの路線バスを一挙公開。斬新なデザインのバスが多数。欧州の路線バスは殆どZFかVOITHのミッションを搭載しており、日本のオートマのノンステップバスと同じような走行音で走る。また、連接バスが多いのも特徴。 運賃箱もなく、乗車口は広く、殆どはノンステップバスだ。 |
DAIMLER CHRYSLER "CITARO" ダイムラークライスラー シターロ
(ドイツ) 1995年からデザインが始まり、1997年4月にダイムラークライスラーはシターロを発売開始。ファーストカスタマーは1997年11月に11台を納入したHamburger
Hochbahn。
またヨーロッパでの燃料電池バスの第一号もCITARO。2002年10月7日にドイツ・シュツットガルトで発表された。
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2002年に営業運行テストをアムステルダム(オランダ)、バルセロナ(スペイン)、マドリッド(スペイン)、ハンブルク(ドイツ)、ロンドン(イギリス)、ルクセンブルク、ポルト(ポルトガル)、ストックホルム(スウェーデン)、シュツットガルト(ドイツ)、レイキャビク(アイスランド)で行うと発表され、2003年より順次運行を開始しているシターロの燃料電池バス(Fuel
Cell Bus)。これらはPROJECT CUTE "Clean Urban Transport for Europe"と呼ばれている。
欧州を超え、パース(オーストラリア)や北京(中国)でも導入が決定した。
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屋根上には巨大な、扇風機のようなものがついていた。走行中はSLのように白い煙(水蒸気)をもくもく上げながら運行。
70人の定員で200-300km走行が可能。 バスはマンハイム製。
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Citaro Gというタイプの連接バスは18m車。
ルクセンブルグの国鉄にあたるCFLのバス。 |
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こちらは標準的な仕様の12m車のCitaro(シターロ)。
ドイツのトリアーのSWT(STADTWERKE TRIER Gmbh)のバス
VRT (VERKEHRSVERBUND REGION TRIER) のロゴが正面に入っている。 |
SETRA "S315 NF" ドイツのメーカーセトラ。Evobus(GmbH)グループに属し、Evobusはダイムラークライスラーの傘下にある。 |
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ルクセンブルグのE.Frisch社のバス。
他のメーカーに比べ角ばったデザインと大きな窓が特徴。
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MAN (ドイツ) "Lion's
City" バスはLion'sシリーズの名前で発売中。MANとNEOPLANは NEOMAN
BUS Groupというグループを形成している。 |
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ManのCity BusにあたるLion's City。
こちらは連接18mのNGタイプ。
ルクセンブルグ La Fraise社のバス。 |
NEOPLAN "Centroliner"
日本でもダブルデッカーや相鉄の連接バスでお馴染み、ドイツのメーカー「ネオプラン」。 |
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日本でも同じデザインの連接バスが神奈川中央交通で導入されている。
AVL(Ville de Luxembourg
Autobus de la Ville)の車両
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Renault "Iris Bus Agora"
フランスではお馴染みルノーのバス。
ルノーのバス部門は1999年にIveco(FIATグループ)との合弁会社であるIrisbus変わった。同じような形のバスで(ヘッドライトの形状が若干異なる)"
"City Class"というバスがあるが、こちらはIvecoで生産をしており、正面のルノーマークがIVECOマークやイルカマークになっている。路線バスに関しては同じレンジで、"Agora"
"City Class"の2タイプが存在する。 |
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12mの"Agora S"
ルクセンブルグの深夜バスで使用されるナイトバスカラー。
ルノーの本場フランスではこの形の路線バスを多数見ることが出来る。
AVL(Ville de Luxembourg
Autobus de la Ville)の車両
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TGV連絡バスとしてアビニョンのバス"TCRA"が運行するAgora
S。
プロバンスの入口Avignon TGVとAvignon Centre(市内)を結ぶ。
Irisbus / Renault Agora S
2002年 Avignon Centre
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こちらは連接タイプの"Agora
L"
RATPが運行する Opera--CDG間を運行する空港バスのRoissy
Bus。
高速道路やパリ市内の細い路地にも入っていく。
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こちらは CFLのIrisbus "Ares" 縦配置のライトが斬新。
10.8m車と思われるが、AresはAgoraより上のレンジのバス(Intercity-都市間輸送)。 都市間といっても日本で言う高速バスはIntercityの上のExpressというレンジになる。 |
SCANIA "Omni City"
スウェーデンのメーカー。日本でも2002年から日野が協業を始めSCANIAのトラックが走っている。 バスは"Omni"の名称で発売中。 |
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正面の楕円形を重ねたようなデザインが特徴的のスカニア社のバス。
ドライバー側のバックミラーが下から伸びているのも面白い。
AVL(Ville de Luxembourg
Autobus de la Ville)の車両
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Vanhool ベルギーのメーカーであるVanhoolは海外の車で多い、アルファベットと数字の組み合わせでバスの形式を表す。日本でもはとバスなどでダブルデッカーが運行されている。
最大級のAGG300は3連接バスである。
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ルクセンブルグのDEMY Cars社のバス。エンジンはMANのエンジンを搭載している"A320"
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こちら "AG300T"タイプ Gは連接、Tはトロリーを意味する。 スイスのMontreuxとVeveyを結ぶVMCVのトロリーバス(Trolleybus)。さすがに走行音は静か。
シヨン城などがあるレマン湖沿いをなど走行する。
1995年から18両で運行中。
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VOLVO
スウェーデンのメーカー。自社でもボディを生産するが、ボディメーカーが別になることも多く、色々なバリエーションが存在する。 |
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Volvo/BerkhofのB10Mの連接バス。
VOLVOのボディは日本では富士重工が担当していたが、Jonckheere(ヨンケーレ)やこのBerkhof(オランダ)などが多い。
BerkhofはJonckheereやBovaとVDL Groep(Group)を形成している。
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幕張本郷〜海浜幕張〜マリンスタジアム や 幕張本郷〜幕張メッセの直行便に使用される、京成の連接バス。
1998年に導入された、ボルボB10Mにボディは富士重工7E。
上のCFLのバスとは全く違う感じ。
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フランス・ボルドーのTBC - Transports
de Bordeaux et de la CUBのボルボのバス。1系統に充当されている。
見えにくいが屋根に大きなガスタンクを載せている。面白いのは前方の屋根乗っているスポイラー。
Heuliezはフランスのバスボディメーカー。
Heuliez Volvo GX217GNV
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DAF/Jonckheere ベルギーらしくヨンケーレのボディの路線バス。 |
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日本でもお馴染みJonckheere(ヨンケーレ)のSB250型。
ベルギーのSTIB/MIVBでは#8560-8619が登録されており、一部はブリュッセル〜ブリュッセル空港(BRU)で使用されている。
エンジンはDAF。 |
Designline ニュージーランドのボディメーカー。日の丸自動車が運行をしている、丸の内シャトル、メトロリンク日本橋用に輸入された。日本で走っている海外の路線バスということでおまけで掲載。 |
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アメリカ・キャプストン社製マイクロガスタービンを搭載した、次世代電気バス(タービンEVバス)。
Olymbusという名称で呼ばれている。右ハンドルということもあり、地元オークランドを始め、ロンドンでも走っている。 |
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電気バス以外にこちらのバスも走っている。
designline/MAN |
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ニュージーランドでは同じデザインのバスが多く走っている。
パレスホテルにて |
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