日産/西工(R2)スペースアロー(FLENDS)

2007年に入りPKG-となり「日産 スペースアロー」が導入された。
PKG-は世界No.1クリーンディーゼルのステッカーは導入時より取り付けられていない。
今回は箱崎事業所の400番台がまず導入されたことから、従来のR2と違い初のトイレなしの車両が導入となった。
この後、2010年の西工の解散、2011年の日産ディーゼルのバス事業休止となり、2009年6月導入車が、リムジンバス最後の日産車となった。
これ以降は三菱エアロエース、JBUSセレガーラが導入され続けることになる。
またL417-419の導入により、ついにユーロツアーの廃車が始まった。

導入車両は43両
貸切(マジカル):51,52,53,54,55,56,57
箱崎(羽田トイレ無):417,418,419,401,402,403,404,405
昭和島(成田):350,351,389,390,601,602,603,604,389,390
昭和島(羽田トイレ無):451,452,453,454,455,456,457,458
平和島(トイレ付):681,682,683,684,685
平和島(羽田トイレ無):471,472,473,474,475

2020年コロナウィルスの感染拡大の影響で本線用と貸切用のR2は休車が続き、
昭和島のL-389はラッピングがされていたため運行を続けていたが12月28日でラッピング剥離となり
12月29日にスッピンで羽田線1.5往復に成田線を1往復した時点で運行されない状態となった。
天空橋所属車両はL601-604が12月に大栄送りとなり、
L681-683,685が休車状態のまま車庫に留置されていた。
トイレなし車両はL-401が12月に廃車になったもののその他の車両は現存している。

2022年に入ってもトイレ無し車両を中心に活躍を続けていたが、3月に昭和島の車両は運行を終了。
休車状態で天空橋に留置されていたL471-474は6月21日にL475は6月28日に廃車回送され天空橋からは消滅
最後まで運行を続けていた箱崎車はL405が天空橋に転属し9月18日に貸切運行を行った後、9月19日に羽田新宿往復に急遽充当されたのを最後に離脱。L417が離脱後の9月29日からはL-418、L-419の2台がラストランに向けて異例の運用公開となり、L-418が10月2日で離脱、L-419が10月4日の明け亀有6:00-HNDの後HND(2)9:20に出発するディズニー増便をもって最終運行となった。

その後、車両不足から昭和島車庫に留置されていたL456-458が2023年3月末に突如復活した。

(PKG-RA274RBN)

2007年4月に箱崎事業所に導入されたR2。
西工C-1導入後の2002年以降、2006まで全てトイレ付きであったため、C-1初のトイレなし仕様となった。
タイヤのホイールはアルコアホイールが採用となった。

また、トランクのロック装置のランプもも新たに装備された。

品川200か1703
418-70455R2

非公式側。

2006年までのADG-RA273RBNはトイレの関係上、非常扉が後輪の前に位置していたが、トイレなしのL418は後輪の後ろの定位置に移った。

品川200か1703
418-70455R2

リアの模様。
こちらもトイレがないため、行先表示のLEDが中央設置になった。
(R5では右より、ADG-R2では左よりに設置されている)

品川200か1704
419-70455R2

L386にも試験的に装着されていたSRVideoが設置。これからは全車に導入されるのだろうか?

ミラーの上に設置されている装置。

L418

400番台の車両は無線機も変更になったが、新品ではなくMCA化した貸切のお古であった。

計器スイッチの下のPanasonic製の装置が無線機

コクピット逆側のバックアイサイドにはトランクロック装置が装備された。(但し 鍵も健在)


車内中央部にも液晶らしき装置があるが、表示はされなかった。

車内中央部の液晶を降ろした状態。
設置されたにもかかわらず、リムジンバスでは殆ど使われていないが、前扉と連動はしており、前扉連動にすると扉を開けると液晶は自動的に上がる仕組みになっている。

L604
ほぼ使われたことはないと思うが、液晶モニタの裏側にも頭上注意のステッカーが貼られた。

L604
同じく、2007年4月に導入されたトイレつきの602。
トイレつきは350/351/601-604が4月に導入された。
トイレがあるので、やはり非常口は後輪より前に。
418(トイレなし)とはホイールが違う模様。

品川200か1711
(602-70450R2)
PKG-RA274RBNトイレつき車両のリア。
L-419の写真と比較するとLEDの位置が異なる。
 
ADG-RA273RBNと区別は難しく、青と緑のシールくらいだろうか。

品川200か1711
602-70450R2
昭和島から始まり大栄・箱崎と拡大した尿素車は、2007年7月に、ついに流通センター(平和島)にも新車で投入された。(L681-685)
平和島の路線車の新車は02年4月以来の5年3ヶ月ぶり。(649/650以来)
中距離路線から投入され、順次長距離路線にも充当された。

品川200か1747
683-70750R2
2005年11月より昭和島には日産/西工のR2が導入をされていたが、この389,390が導入された2008年2月から新セレガ、エアロエースが並行で導入されるようになった。
この2台はR2初で最後の42人乗り補助席なし仕様となった。
L390は2020.8バスコレのモデルとなった。行先のTCAT・ドームは経路は変われど行先表示LED採用後継続し使われている珍しい行先。但しL-390での運行実績はないと思われる。


品川200か1818
390-80242R2
故障し交換になったのかSTRADAの液晶"Panasonic TR-T110WV1"がついているL390。
補助席がない西工車両は2両しかなく貴重。

390-80242R2

#リムジンバス
2020.7.25 リムジン貸切ツアー
「リムジンバス探検隊」
長らくユーロツアーを使用していた千葉線にもついにR2が導入。昭和島ながら400番台のL451-455が08.5.17前後から導入された。
千葉線もついに正面にLEDで行先が表示されるようになったが、表示は深夜急行と同じ「千葉方面」(その後深夜急行は深夜急行・千葉に変更された)

品川200か1876
451-80555R2


先に2008年4月に納入されたエアロエースに準じ、L451以降は音声合成装置の変更と車両車内後方に小型のモニタが設置され、車内中央部に設置されていた、降下式液晶はなくなった。

小型モニタの裏側カバーは三菱・日野・日産で3社とも異なるデザイン。

品川200か1877
452-80555R2
小型液晶装備の車内。
右側は6列目の前、左側は8列目の前に取り付けられている。(トイレ無車両)
リムジンバスの西工車両はシートがハイバックのため、着席時に小型液晶があると案内が見やすい。


品川200か1877
452-80555R2