TeaTime(18)
作成日:2002/03/30

増発の願い
(沿線事情:東海道線上り編)

平日の9時〜9時半くらいに品川駅に到着する東海道線上りは、通勤時間帯の混雑のピークの一つになる。
もちろん、全体の乗客数は、もっと前の時間帯の方が多いのだけど、その分本数が多い(3分に1本:と書くと大したことないようだけど、1つのホームの両側のどちらかに列車が止まっているのに近い状態)ので、それなりに人は捌けるけど、この時間帯となると6〜8分に1本くらいとなり、その分、ピーク時と同じような状況になる。

ある日の出来事。
いつもはもう少し早めに出て、この時間帯を避けるのだけど、ついつい家を出るのが遅くなってしまった。
その日も、この時間帯は混んでいてすし詰め状態。川崎駅に停車するための減速は、あいにくの小雨で効きが悪く、少しだけ急停車。
ドアが開き、降りる人のもの凄い圧力で、脇に避けている人は潰されそうになる。
その波が止まないうちに、ちょっとしたイザコザが。

「おめぇワザとじゃねぇのか!」「オレが悪いんじゃないよ」まったまにある光景である。
人並みなんて、一人の力でどうにかなるものでもないし、一人一人が少しづつでも抵抗しないと波の力は弱まらない。
う〜ん、どーも改めて言うほどのことではないな。

「だから、なんでぶつかって来るんだ。おめぇ何かのインボウか!?」
「・・・」...コメント不能。インボウって、「陰謀」なの?

と、いよいよヒートアップするかに思われたところで、波の向きが変わり、逆流して乗る人の波に。
どーやら、もめている所に波が直撃したらしく、急激に声のトーンが落ちる。

あぁやっと静かになったと思いきや、今度は子供と大人の叫ぶ声が、波と一緒に運ばれてくる...そうか、春休みか...
「この電車に乗るんだから早くしなさい」と、お父さんらしい人の声。
あの、もう十分に中はキツイんですけど。
「うぇ〜ん、うぇ〜ん(イヤダ、イヤダの意)」
「次の次の駅で降りるから、それまでガマンしてネ」と、こちらはお母さん らしい声。...って、どうでもいいけど、次の次って、川崎−新橋間なの? 結構あるんだけど。

お母さんは、しばらく閉まるドアに挟まれていたんだけれど、駅員さんの手助けもあって、何とか車内に押し込まれる。で、子供が泣き出す。
そりゃそうだ。駅員さんの強力パワーで押し込まれたお母さんが、その勢いで ぶつかって来たんだもんな。
結局、その子は新橋までずっとグズッていた。お母さんは、ポツリ一言。
京浜東北線に乗ればよかったね」そだね。 でも、今度は乗る前に気がついてあげような。

でも、まっこのご家族はまだいい方で、以前、通勤時間帯の東海道線にベビーカーを持ち込んだ家族がいたなぁ。
その時は、意識して離れるようにしていたので、どういう状況で乗車したのかは 分かりませんが、ベビーカーの赤ちゃんが可哀相なのはもちろんのこと、周りの人は迷惑だっただろうなぁ。ご同情します。
だって、どう考えてもベビーカーの上に倒れこんだら、その倒れた人の責任だろうけど、例えばあの状態でベビーカーを背に前から押されたら、何かに掴まっていない限り耐えられないと思うぞ。不可抗力だ。

何にせよ、被害に合うのは子供(というか、子供は責任ないもんな)だから、せっかくのお出かけが悲惨な結果にならないように、大人が時間に気をつけてあげないとねぇ。
もっとも、最初の騒ぎの張本人たちのようなオトナには、そんなの望むべくも無いのかなぁ...

で、JRに一言。横浜発の8時半〜9時くらいの上り列車は、もっと増発しておくれぇ〜
6分間隔以上だと、かなり辛いんだぞ!


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