TeaTime(8)
作成日:2000/09/26

Stop and Go!
(沿線事情:JR横須賀線)

横浜から品川まで、朝の通勤に使える経路は、

の4パターン。一番速いのは、東海道線ですが、ハッキリ言って混んでます。
京浜東北線は、そんなに混まないけど、かなり遅い(東海道の1.5倍)。
京急は、昼はいいけど、やっぱり朝は遅い(それに特急の本数も少ないのと,駅の ホームが遠い)。
という訳で、割と横須賀線を利用することが多い。

月曜の朝の横須賀線に乗って、ドアの傍に立っていると、ホームの階段を勢いよく 駆け上がってくる女の人が。
発車の合図は鳴っているけど、横須賀線だとそれくらいは待っていてくれる。

女の人は勢いよく最後尾のドアから飛び乗ると、そのままの勢いで空いている 車内を隣の車両まで歩いてくる。
デッキシューズのOL。かなり大柄で、170cmを優に超えている。

OLの通勤時間としては少し遅めで、買出しに出かけるオバサンの時間帯と しては少し早めのこの時間は、フレックスを使っているサラリーマンとか お客さんのところに直行している営業さん、無限の時間を持っているように ゆったりと構えたオジイサンなどが多くて、かなり異質な存在だ。

さて、その彼女。動き出した車両を大股で通り過ぎると、次の車両のドアに ドンと鈍い音をたててよりかかった。
手には少年マガジン。しかも途中まで読んでいたところに指をはさんでる。
彼女はドアに寄りかかった瞬間に、既に漫画に熱中している。かなりの迫力だ。

そして、そのまま品川まで一直線。一度も顔を上げることなく(普通、あれだけ 時間があれば最後まで読めそうなものだけど、一字一句をたどるように熱中して 読んでいたらしい)、電車は無事に到着。その間、約20分。
また、読んでいたところに指をはさむと、品川駅のホームの階段を目指して 一直線に走り出した。

まさに、ストップ・アンド・ゴー。昨夜のTV(フジのF1)が思い出される。
さしずめ、横須賀線はピットというとこか。ガソリンとタイヤ交換の代わりに 漫画を読んでリフレッシュ。また、ピットレーンから本線へと走り出したと いう訳だ。

ただ、今度は人ごみの激しい品川駅。あの調子で事故らずに、無事にゴールの 会社までたどり着けたのか?


戻る